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雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

インターナショナルトレーディング ムラシマ

2007-08-15 05:55:22 | カワサキ単車の昔話
90年ごろ国内のジェットスキーの販売網を新しく設定していた。

日本ではじめての商品で、今までに専門に売る販売網はなかったのだが、
白紙に絵を書くように一つ一つ造り上げていった。
従来のボート屋さんとは完全に差別化した、遊びやレースもこなせる専門店網を目指したのである。

既にあった二輪の専門店の併売は認めず、あくまでもジェットスキー専門に拘ったのである。

こんなコンセプトで造り上げたジェットスキーの販売網の経営者は、若くて非常にユニークな人たちが多かった。
そんな経営者のなかのひとりが村島さんである。
91,92年ジェットスキーが無茶苦茶売れた時代が一段落した93年6月の話である。

二輪関係で当時機能別の販売網の設定を目指していたのだが、部品供給専門でやりたいと、突如村島さんから話があり7月にOKしている。
それ以来のお付き合いである。


つい先日、メールで暑中見舞いが届いた。
昨年も、突然ブログ見ていますと連絡があった。
神戸に墓参りに帰るので出来たらお会いしたいとあったが、そのままになっている。

今年も近況が書いてあった。

東京で全国を視野に部品専門店を開き、特にカワサキの逆輸入車関係の部品や旧型車の部品などを在庫して供給することで実績を上げ、私の現役時代で既に億単位の商売をしていたと思う。

りんごの木を買って委託栽培し、カワサキの「Kマーク入りのりんご」をお歳暮で送ってくれるなど仕事以外でもユニークであった。

本業の部品関係のホームページは、何故か二つあって、
一つはカワサキが主体のようで、
もう一つは、ヤマハ、スズキもある。



メールには次の二つが近況報告で、

一つは、国内で販売終了した部品を海外8カ国からかき集めて里帰り輸入をして販売しているというのである。
カワサキの旧い車は国内で特に人気が高いようで、こんなユーザーの方には大いに耳寄りな話である。
このブログの読者の方にも、そんなにクラブに所属されている方もいらっしゃるようなので、ニュースとしてご紹介しておきたい。

もう一つは、ラジコンの話である。
村島さんは、知らなかったが、子どもの頃からラジコンお宅であったとか。
いまはそれを商売にして5年ほど前から、世界のハイテク潜水艦や戦車などを揃え、国立大学や、企業の研究室などから注文も入っているようである。

毎月ラジコン雑誌に執筆もしているとか。
勿論一般のラジコンユーザーにも販売するのだろうが、ハイテクと言うだけあって値段も私などはビックリしてしまう水準である。

そんな中に、カワサキZ1の精密ダイキャストというのがあった。
8月8日大量入荷、即納とある。
値段は他のものに比べると格段安く、15750円とあった。


そんな具合で、面白い人である。経営者としても有能である。
さらに、ラジコンお宅とは。趣味で商売が出来るのは羨ましい限りである。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (kj.)
2007-08-15 18:45:40
アフターサービスにせよ部品のストックにせよ、今でこそ「付加価値」とか「差別化の機会」とみなす時代になりましたが、一昔前では財務諸表上の「コスト」としか見られていなかった時代があったと聞いています。
きっと、今考えるよりもずっと、高いハードルを越えられたのでしょうね。
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Unknown (rfuruya1)
2007-08-15 20:04:59
意外に思われるか解りませんが、二輪業界のマーケッテングやノウハウは一般の業界の数歩先を行っていたと自負しています。

国内の二輪業界全体はあのバブル時代ですら減少傾向でした。ゼファーに時代ですらトータルは減少でした。

差別化は基本でしたし、競争は四輪の比ではなかったと思います。

川重が、単車の連中が中枢になってよくなったのは、必然のような気がします。

ホンダ、スズキ、ヤマハ面白い競争相手でした。
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