雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

NMCAで思うこと

2009-08-29 04:16:24 | NPO The Good Times
「NMCA」 といっても、ほとんどの方がお解かりにならないのではと思う。
日本二輪車協会のことである。

1996年後半、自動車工業会の『通称ニ特』で、後自動車工業会の会長を務めれたホンダの宗国さんや水島さんと、真剣な討議を続けたものである。
1997年1月に設立されたのだが、私の二輪関係の最後の仕事であった。
4月末の二輪車協会の会議で最後のご挨拶をしている。


この二輪車協会の設立は、二輪車のユーザーだけでなく、二輪に関心のあるファン層も含めて、タテ型ではない、それこそヨコ展開の横断的な組織活動を夢見ていたのだが、果たして現実にどんな活動になっているのか?
ホームページにはユーザーに関する項目から並んでいるが、ユーザーとのバイクの話にNMCAも話題が登場したりすることはない。



NMCAのホームページにある 『理念』にはこんな風に書かれているのだが

『人々の暮しが、豊かになるにつれ、時間的ゆとりや、心の解放、自然への関心が急速に高まっています。

二輪は本来、便利な生活の道具としてばかりではなく、“人に近く、また地球にやさしい”遊び、文化としての楽しさも兼ね備えています。

こんな時代だからこそ、人と社会に、二輪の「夢」と「素晴らしさ」をもっと伝えたい。「夢」と「素晴らしさ」をもっと分かちあいたい。

私たちはそう考え、国内二輪車4メーカーが発起人となって、
1997年1月、NMCA日本二輪車協会を設立しました。

すべての二輪ユーザーと二輪ファン、
そして販売店、卸、メーカーがひとつとなる団体、
それがNMCA日本二輪車協会です。

私たちは、二輪の遊びや使い方の可能性を追求し、二輪車の利用環境整備や、社会的なイメージアップ、そして省資源や環境保護など社会的課題への対応、といった二輪を取り巻くさまざまなテーマに取り組み、広く社会のお役に立ちたいと考えています。』



この理念に書かれてあるようなことを、アレから20年以上も経った今、
形は変わっているが、
NPO 法人 The Good Times でやろうとしているのである。

今度のNPOは、二輪に限ったものでは、勿論ないのだが、精神はこんなNMCAの理念に非常に近いのである。
基本的な人間の発想は、いつまで経っても変わらないものである。

上にご紹介した文章は、20年経った今の時代でも十分通用するように思う。
でも、なかなか、『理念』は日本では通用しない。
どこでも、行政でも企業でも『理念』は存在し文章に書かれてはいるが、現実にはそれとは別の普通の活動が行われることが多いものである。



明日は、選挙だが、
『タテ型利権社会』 から 『ヨコ型絆社会』 へ
鳩山さんは、 そう明言したが、本当にそうなるだろうか?

NMCAのスタートは、20年早過ぎたようにも思うのだが、
今でも、こんな考え方は、早すぎるのだろうか?

それとも、本当に『ヨコ展開の絆社会』の時代が始まるのだろうか?

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