昨日に続いて昔の山形美人に山形弁で会話してもらう。
とし子「オラサムクテ、ハヤク、アベハァ」 武子「マッテロマヅ、オレダッテ、サムイノハ、オンナヅダナヤ、戦地ノアンツァンノコト、オモッテ、ミンダ、コダナコト、ナンデモナエベナ」 とし子「ンダナ、オレダッテ、銃後ヲ護ル日本女性ダケナ」 武子「ンダヅ、ンダハゲ、ガンバテスロヅ」
とし子「わたし 寒いわ 早く行きませう」 武子「お待ちなさい、わたしだって寒いのは同じよ、戦地のお兄さんの事を思えばこんな事何でもない事よ」 とし子「そうね、妾(わたし)も銃後護る日本女性だったわね」 武子「そうよ、だから元気を出してやりませう」
※戦前の方言写真絵葉書より。戦時下であり、軍国調であることがわかる。
かな遣い及び訳文は原文のまま。
※現在の山形では若者や子供たちの間からはほとんど方言が聞かれなくなった。女の子はもちろん男の子も口調はほとんど首都圏風になった。それが中心市街ばかりでなく、山村部でも同じで、老壮年層とは民族の違いほどだ。東北弁はもはや“絶滅危惧種”のようだ。だが、平成直前までは天女と見紛うほどのセレブ美女でさえ「オラア、ホッダナゴドヤンダベシタ」(わたしはそんなこと嫌ですわ)などと喋り出し、安堵と親近感を覚えたものであった。まさに平成の御世は若い世代から方言を奪い去る時代のようである。
※2月に入ったら昨日は小雪が舞い、積雪まではならなかったが、今朝起きたら約2ケ月ぶりで本格的な雪景色となっていた。でもあす以降は再び温暖になりそう。
とし子「オラサムクテ、ハヤク、アベハァ」 武子「マッテロマヅ、オレダッテ、サムイノハ、オンナヅダナヤ、戦地ノアンツァンノコト、オモッテ、ミンダ、コダナコト、ナンデモナエベナ」 とし子「ンダナ、オレダッテ、銃後ヲ護ル日本女性ダケナ」 武子「ンダヅ、ンダハゲ、ガンバテスロヅ」
とし子「わたし 寒いわ 早く行きませう」 武子「お待ちなさい、わたしだって寒いのは同じよ、戦地のお兄さんの事を思えばこんな事何でもない事よ」 とし子「そうね、妾(わたし)も銃後護る日本女性だったわね」 武子「そうよ、だから元気を出してやりませう」
※戦前の方言写真絵葉書より。戦時下であり、軍国調であることがわかる。
かな遣い及び訳文は原文のまま。
※現在の山形では若者や子供たちの間からはほとんど方言が聞かれなくなった。女の子はもちろん男の子も口調はほとんど首都圏風になった。それが中心市街ばかりでなく、山村部でも同じで、老壮年層とは民族の違いほどだ。東北弁はもはや“絶滅危惧種”のようだ。だが、平成直前までは天女と見紛うほどのセレブ美女でさえ「オラア、ホッダナゴドヤンダベシタ」(わたしはそんなこと嫌ですわ)などと喋り出し、安堵と親近感を覚えたものであった。まさに平成の御世は若い世代から方言を奪い去る時代のようである。
※2月に入ったら昨日は小雪が舞い、積雪まではならなかったが、今朝起きたら約2ケ月ぶりで本格的な雪景色となっていた。でもあす以降は再び温暖になりそう。