山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

第1回仮称「日本アガスケ大賞」にホリエモン氏!?

2006-01-24 00:30:19 | 街づくり

 ↓ 山形職人のアガスケ魂(プラス面)の結晶、旧済生館本館(三層楼)

 ライブドアの堀江貴文社長が証券取引法違反容疑で逮捕された。
 むろん堀江社長と山形とは大きな点では何一つ関係がない。しかし、山形弁単語の横綱格である「アガスケ」の意味を良くも悪くも最もよく体現する人物が彼であるという点で、山形とホリエモンは大いに関連づけられる。
「アガスケ」を一口で標準語に置き換えることはなかなか難しいが、まあ「目立ちたがり屋」ということであろうか。つまり大いに揶揄の意味が込められており、決してプラス評価の言葉ではなく、マイナス評価と悪意の意味を持つ。
 本人は善意で世の為人のため積極的に行動しているつもりでも、多くの山形人は単なる目障りな出しゃばり行為くらいにしか見てない、それどころか足を引っ張られたり、釘を打たれたりもする。むろん、ド派手な外観のスポーツカーの助手席に超美人を坐らせてけたたましくクラクションを鳴らして目抜き通りを走り抜けるような行為もアガスケと呼ばれる。アガスケ呼ばわりされることが怖いこともあり、概して山形人は社会的に消極的となり、県外人からは自己アピール力が弱く、物言わぬ民だとかとも言われ、それゆえ山形の風土は保守的、閉鎖的だとまで言われることが多い。
 一方、全国区に目を転じると、ホリエモン氏は派手な企業吸収を繰り返し、プロ野球球団買収申し出、東北地方での新球団設立計画持ち上げ、ニッポン放送株取得、総選挙立候補、著書出版、テレビ出演、有人宇宙飛行参入計画、CD歌手デビュー、若手女優兼歌手との交友など突出した行動には枚挙に暇がない。やれやれ。
 だから、とても山形人の中からアガスケ大賞該当者を見つけ出すことは困難であり、やはりホリエモン氏が最有力候補者なのだろうか。だが、積極性と行動力は評価できるが、性急さ、強引さ、そして何よりも公益的意図が感じられないのが気にかかる。やはり善意と地道さが多くの人々に感じられるようなアガスケでなければならない。
 もっとも、最近山形でもようやく「アガスケ」をプラスの意味で評価しようとする気運が高まっており、「アガスケ魂」を売り物にして地域興しに役立てようとしているグループもある。 ※ 8月5日の記事参照
 
 
コメント
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