桜に降る白雪

今年の桜は　早く咲き始めるなぁと　通勤　外出の折りに木々を見上げていた
満開の桜よりも　ポツリポツリと三分咲きくらいの桜が　淑やかでいいなぁと思っていた
そろそろ満開かと思っていたら　今朝の雪
桜に降る白雪なんて　思いがけない景色に　たちまち嬉しい
温かい部屋のなかから　うっとり雪の舞い降る様子を眺めている
もうすぐ小さい用事を作って　外へ雪のなかを歩きに行こうっと

クジラアタマの王様 伊坂幸太郎 著

図書館に予約していた本の順番がやっと回ってきて　昨日から読みはじめた
なんという不思議なタイトル　
あらすじも知らずに読みはじめ　ところどころコミックパートが挟まれていて　
いよいよ　わけのわからない小説だなぁと読みはじめた
黒澤の登場しないお話
こういう小説も書くのだなぁと読み進めるうち　チョーびっくり
2019年７月の書き下ろし作品なのに　たった今の新型コロナウイルスのことを書いてるのかと驚いた
感染症の広がり方　世間の反応　人々のパニック　デマ　排除　パンデミックが起きるという言葉さえも書かれている
伊坂幸太郎って予言者かしらンと思ってしまった
作家の想像力と創造力　比喩って　偉大だなと思う
ご本人は　たった今のこの新型コロナウイルスの状況を　どう見ておられるのかなぁ

差し出されたものを受け取る

人から何かを提案されたとき　まずは自分のなかでよく考えることが良きことと思ってきた
ぼんやり流されないように　浅慮じゃないように　からかいに乗らないように　とまで思ったら　裏を読むエゲツナイ者になってしまうけど…
自分の意思で　自分の責任で　自分で立っていることが良きことと思っていたけど
今日のこの小寒い雨降りに　ふっと人の差し出してくれたものを素直にハイと受け入れてみるのも一考かなと思う
相手の好意なのだろうから　わたしの損でも得でもないのだと思ってみる
先のことなど煩うことなく　エイヤッと身軽に乗ってみるのも一興かな

提案されているのは　LINEをしましょう　ということ
人付き合いの苦手なわたしに　さらりと提案してくれることこそが　わたしを理解してないなぁと思ってしまうけど
ハイとお返事をしようと思う
気持ちが合わなくなって疎遠になって　さりげな～くLINEを削除するようになったら　みっともないなぁ　とか
離れたいと悶々とするようになったら　どうしようとか　考えないことにする
たかがLINE　　されどLINEなのである

競らないこと 比べないこと

身の丈の範囲内で　日々をつましく過ごしていければいいと思ってるけど
取り立てて勝ち気な性分でもないつもりだけど　めげる
仕事でも遊びでも優れてる人に出会うと　自分の低さに　へこむ
人と競らない　比べないことをモットーにしてるはずなのになぁ
眠り足りて目覚めてるのか　眠りが浅くて目覚めたのか　　どっちだ？
目を閉じてると　窓の外に雨が降ってる音がする
篠つく雨　　　
就寝前　外にはまるく大きな月が低く見えていたから　たぶん　ありえない
起きて窓の外を確かめる気にもなれず　自分が映る鏡のことを考える
つまりは未熟なんだなぁ
人の素敵を見つけたなら　盗め　真似よ　学べ
ン～　　眠れない　

春の陽射しの日は

昨日は一日中　雨が降っていた
夜になっても窓の外は　雨
温かいお布団にくるまって雨音を聴きながら眠るのは　嬉しい

今朝は一転して春の陽気の快晴
すこーんと突き抜けるように真っ青な空のきれいなこと
見上げて眺めても眺めても　届かない
何を望み　どう頑張ってるのか
とっても内省的になって　自分の小ささに消えてしまいたくなる
あの清潔な青い空に溶けたら　また新生できるかなぁ

あったことは無くならない
折に触れて思い出し　見つめ直して　ず～っと抱えて生きていくしかないのだろうな
これがわたしらしい生き方なのかもしれない　

暖かい初節句

お天気の寒暖が落ち着かないこの頃　３月の初めの暖かい今日は
お友だちのおうちの初節句のお祝いにお招ばれ
可愛いお洋服とお菓子を持って　訪問
美味しいお料理と楽しいお喋りと　人見知りして元気よく泣く赤ちゃんを抱っこしたりして過ごさせてもらった
幼い子の居るおうちは　忙しそうだけど　ほのぼのしていて　心地良い
3歳のお兄ちゃんは　お目目がキラキラしていて　素直で　真っ直ぐな気持ちで甘えてくれるので　可愛い

人は素直が一番
こうやって偉そうに納得してる者がよくないンだけど　人のきれいに触れられて　良き日だったなぁと思う