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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

橋下市長 生涯2度目の文楽観劇で、近松門左衛門の曽根崎心中に対して「演出不足」とは何様のつもりか

2012年07月27日 | 橋下維新の会とハシズム

国立文楽劇場のホームページより、現在上演中の演目のポスター)

 

 

 何様?俺様?まさか王様のつもり?

 2012年6月29日、橋下市長は人間国宝竹本住大夫さん(87)との面会を拒まれたとして

「特権意識にまみれた今の文楽界を守る必要はない」「恐ろしい集団だ」

と言い放ち、補助金の全面凍結を表明しました。

 その住大夫さんが心労が原因と見られる脳梗塞で倒れ、7月13日入院されました。

 完全に悪役になるのを恐れたのであろう政治の天才橋下市長は、

「心からお見舞い申し上げます。文楽協会の一件で、心身ともに多大なご負担をおかけしたことも要因になったのではないかと案じております」

とコメントを出すとともに(どうして自分の口から語れないのだろう)、大阪府知事時代に生まれて初めて観て理解できず、「2度と観に行かない」と言い放った2度目の文楽観劇に出かけました。そして。。。。

 (写真はすべて、近松門左衛門作 曽根崎心中より)



橋下市長 文楽“演出不足だ”

7月26日 23時28分 NHK

(前略)

こうしたなかで、26日夜、橋下市長は大阪・中央区の国立文楽劇場を訪れ、文楽の演目の中で最も人気が高い作品の1つ、「曾根崎心中」を観劇し、その後、文楽の演じ手である技芸員の楽屋を訪ねて意見を交わしました。
そのあと橋下市長は記者団に対し、「大阪発祥の古典の芸能文化として守るべきものだということは十分、分かった。ただ、全体を見ると演出やプロデュース不足につきる。観客を増やすための努力が必要だ」と述べ、文楽を批判しました。
また橋下市長は、協会への補助金を巡る意見交換は、あくまで公開で行いたいという考えを示しました。

(後略)

(確かに、この人情の機微、心の襞、切ない世界は、橋下さんには理解できまい)

 


 ちなみに、今日の国立文楽劇場はほぼ満席だったそうです。観客を増やすためって、これ以上いったいどうしろというのか。

 だいたい、橋下市長は、文楽の演出だのプロデュースだの皆目わからないでしょう?彼を批判する学者たちには、現場を知らないものが口を出すなと口を極めて罵倒するくせに、ど素人の人間が偉そうなことを言うのは100年早いでしょう。

 彼は、近松門左衛門の作品に対して「ラストシーンでぐっとくるものがない」とも言ったのですがラストでスッチーの制服でも着たらぐっと来ましたか。自分好みに台本変えろというのがもう独裁者の言葉でしょう。ものすごく傲慢で、とてつもなく恥ずかしいことを言っているのがわからないのかな。

 それとも、まさか、自分はテレビ芸人だったから、文楽の芸のこともわかるとでも?自分がわからないことは、わからないでいいではないですか。どうして上から目線で古典芸能の演出や台本にまで口を出すのか。そんなのは政治家の仕事ではありません。自分の「分」を知り、謙虚になることも時には必要ですよ。

 文楽を素材にした作品もある瀬戸内寂聴さんは、今回の問題に関して、こうおっしゃっています。

 「いろいろな文化があり、全てに通じるのは難しい。ですから、評価されているものは、まずはそう考えることです。橋下さんは一度だけ文楽を見てつまらないと言ったそうですが、何度も見たらいい。それでも分からない時は、口をつぐんでいるもの。自分にセンスがないと知られるのは恥ずかしいことですから」

(毎日新聞 特集ワイド:「文楽」の補助金全面凍結 人間国宝・竹本住大夫さん病に 条件付きで協会に要求、公開討論が多大な負担に より)

 


 ところで、橋下維新の会と特別顧問が考えたトンデモ企画、道頓堀巨大プールは100億円以上かかるそうです(民間資金でとは言っていますが)。

大阪府市統合本部の無能がまた露呈 特別顧問堺屋太一氏提案の大阪10大名物のトンデモぶり!

 かたや凍結されている文楽への補助金なんて年間5200万円ですよ(それを25%カットして3900万円にしようとしている)。プールのお金で文楽に対する200年分の補助金が出ます。同様に、橋下氏は大阪フィルハーモニー交響楽団(大フィル)への年1億1000万円の補助金の25%(約2700万円)カット案を打ち出していますが、これも同じことです。

 つまり、橋下市長肝いりのカジノ構想だの、大阪城モトクロス場構想だの、彼らが儲かると思って「プロデュース」しようとしているろくでもない計画のほんの数十分の1、数百分の1で、世界的指揮者の朝比奈隆氏が守り育てた大阪のクラシックも、世界無形文化遺産の文楽も守ることができるのです。

 寂聴さんは

「文楽でぜいたくをしている人など見たことがありません」

ともおっしゃっています。現在も若手の給料は芸歴10年で基本給は10万円に満たないのです。文楽は歌舞伎と違って世襲制ではないので、指導するのに必要な経費も多額です。

 それでも、文楽や交響楽団より、プールやモトクロスやカジノにお金を使うことを選びますか?

世界無形遺産の文楽を滅ぼそうとする橋下大阪市長を、浪速の姫が成敗!

世界無形文化遺産の文楽を滅ぼそうとする橋下大阪市長は浪速のタリバンなのか

 

 

まさか「不倫は文化」だから文化のことがわかっているとでも?!(冗談です)

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追伸1

橋下市長の要望にお応えして!




私も考えました!!




これが客を呼べる橋下創作文楽、決定版!

 

 

 



ドジでのろまなカメと呼ばれた新米スチュワーデスと、





子だくさんの教官が、道ならぬコスプレ不倫に悲観して、














巨大プールにダイビングする「道頓堀心中」。

 

 

 

追伸2

ドジで(以下省略)の新米スチュワーデスと、






子だくさんの元機長の教官が、






不倫逃避行に選んだ機体は。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



「コスプレイ心中」



 悪乗りの段、平にご容赦をm(__)m

 

 

 

 

追伸3 さらに悪乗り

橋下市長、近松門左衛門作 曽根崎心中を観て曰く
「台本が古い」(いや、あの、江戸時代。。。)
「ラストシーンにグッとくるものがなかった」(あ然)

そこで、市長でもグッとくるグッとアイデア!


橋下さんでもグッとくるスーパー文楽1 
心中まで考えたお初と徳兵衛だが、最後はお初のところに徳兵衛が迎えに来て、お姫様抱っこをして大歓声の中、旅立っていく。

「愛と青春の曽根崎心中」。



橋下さんでもグッとくるスーパー文楽2 
お初が仮死状態になっただけなのに死んでしまったと思い込んだ徳兵衛が死に、お初も世をはかなんで死ぬ。東西古典の集大成!

「お初はジュリエット」



橋下さんでもグッとくるスーパー文楽3
死を覚悟した二人が乗った豪華客船は氷山に衝突して沈んだ。徳兵衛は凍死したが、お初は骨太で皮下脂肪が厚かったので生き残った!

「タイタ・・・」



橋下さんでもグッとくるスーパー文楽4
お初と徳兵衛が今風の場所で!

「六本木心中」

 

 

こういうのだったらなんぼでも思いつきまっせ。まかしといてくんなはれ。

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橋下大阪市長、止まらぬ批判 「勉強不足では」文楽関係者も不信感

2012.7.27 23:16 (1/3ページ)west政治] 産経関西
文楽を観劇後、記者の質問に答える橋下徹大阪市長=26日夜、大阪市中央区の国立文楽劇場

文楽を観劇後、記者の質問に答える橋下徹大阪市長=26日夜、大阪市中央区の国立文楽劇場

 大阪市の橋下徹市長の文楽批判が止まらない。27日には「人形劇なのに(人形遣いの)顔が 見えるのは腑に落ちない」、前日には人気作「曾根崎心中」を批判するなど、わずか観劇2回で、文楽の様式や作品内容にまで発言がエスカレート。文楽には、 人形遣い個人の魅力を楽しむため江戸時代から顔をみせるようになった歴史がある。観客動員の努力不足などを指摘する橋下市長の発言に一定の理解を示す文楽 関係者らも「勉強不足では」と不信感を募らせている。(亀岡典子)

 橋下市長が国立文楽劇場(大阪市)で文楽を鑑賞したのは26日夜。その 後、竹本源大夫さん(80)ら人間国宝の楽屋を表敬訪問した後の記者会見で、「『曾根崎心中』の脚本は昭和30年に作られたそうだが、ラストシーンがあっ さりしすぎ。ファン獲得のために演出を考え直すべきだ」と批判。記者の「文楽のほとんどが江戸時代に作られた。それでも見直しが必要ですか」との質問に、 橋下市長は「へえー、そうなんですか」と答えた。

 「曾根崎心中」は江戸時代に近松門左衛門が人形浄瑠璃のために書いて大当たりをとった。その後、心中が流行したため、幕府は心中物の上演を中止。ようやく昭和30年に江戸時代の脚本をもとに復活された。

三味線の鶴澤藤蔵さん(47)も「『曾根崎心中』が作られた時代、経緯もご存じなかったようですし、ただ面白いものを作ればいいという考え方にはうなずけない」と戸惑う。

 橋下市長は、文楽の演出についても批判したが、そもそも文楽をはじめ古典芸能には「演出」は存在しない。長い年月の中でさまざまな人たちの手で磨かれた「型」があるからだ。

  さらに橋下市長は27日には、前夜見た舞台について「人形劇なのに人形遣いの顔が見えると、作品世界に入っていけない」と発言。これに対して国立文楽劇場 の制作担当は「江戸時代から人形遣い個人の魅力が楽しめるよう、半透明の幕から人形遣いが見えるやり方をしていた。それが顔を出す原点」と説明する。

 人形遣いの桐竹勘十郎さん(59)は「文楽は、人形を遣う3人、そして人形という、全部の影かたちで一つの役。そこが他の人形劇とは異なるところ。根幹の部分でわかってもらえていない」と困惑する。

長年文楽を見続けてきた作家の有栖川有栖さん(53)は橋下市長について「文化行政に一石を投じた」と評価しながらも、「最近の相次ぐ発言は高い芸を磨い ている文楽の人々を侮辱するもの。どんな芸術でも、一、二回見ただけでわかる人はほとんどいない。知識を深めたり何度も見たりしながら好きになっていく。 もし、橋下市長のように『僕の感覚』で文化を取捨選択するなら、大阪ではその基準の文化しか残らない」としている。

 


橋下市長 文楽“演出不足だ”

7月26日 23時28分 NHK

大阪市の橋下市長は運営団体に対する市の補助金の見直しを進めているなか、26日夜、大阪の伝統芸能・文楽を観劇し、「古典の芸能文化として、守るべきものだということは分かったが、演出不足だ」と述べて批判しました。
これに対し運営団体側は、「橋下市長にも、われわれの考えを理解してもらいたい」と述べました。

文楽の運営団体「文楽協会」に対する大阪市の補助金について橋下市長は、削減するとともに、その理由を公開の場で協会側に説明したい考えですが、協会側は意見交換を非公開で行うよう申し入れるなど、対立が続いています。
こうしたなかで、26日夜、橋下市長は大阪・中央区の国立文楽劇場を訪れ、文楽の演目の中で最も人気が高い作品の1つ、「曾根崎心中」を観劇し、その後、文楽の演じ手である技芸員の楽屋を訪ねて意見を交わしました。
そのあと橋下市長は記者団に対し、「大阪発祥の古典の芸能文化として守るべきものだということは十分、分かった。ただ、全体を見ると演出やプロデュース不足につきる。観客を増やすための努力が必要だ」と述べ、文楽を批判しました。
また橋下市長は、協会への補助金を巡る意見交換は、あくまで公開で行いたいという考えを示しました。
一 方、三味線の鶴澤藤蔵さんは、橋下市長との意見交換は非公開で行うことが望ましいとしたうえで、「新しい客を獲得するための取り組みは必要だが、その一方 で古典作品も大切にしていくべきだ。橋下市長にも、われわれの考えを理解してもらい、お互いに歩み寄れるのがベストだ」と述べました。

 

 

グッとくるものない…橋下市長、文楽辛口批評

文楽鑑賞を終えた橋下市長(26日午後、大阪市中央区の国立文楽劇場で)

 橋下徹大阪市長は26日、4年ぶりに同市中央区の国立文楽劇場に足を運んだ。集客に努める文楽協会の姿勢を評価し、初鑑賞後に「二度と見ない」としていた態度を一転、人間国宝の竹本源大夫さんらが出演する「曽根崎心中」を鑑賞した。しかし、「守るべき古典芸能だとはよく分かったが、ラストシーンでグッと来るものがなかった」と相変わらずの辛口批評。鑑賞後は技芸員(演者)とあいさつを交わしたものの、協会への補助金支給につながる進展は見られなかった。

 鑑賞後は竹本さんら人間国宝の3人の楽屋を訪ね、あいさつ。市からの補助金支給の条件とする公開での意見交換を再度求めたが、いずれの演者からも明解な回答は得られず、逆に「文楽は大阪でしかできない、大阪でやっていく芸能だ」と文楽保護の必要性を強調されたという。

 終了後、橋下市長は「同じ脚本を変えずに守るのは疑問」と指摘。「文楽の振興を考えれば、演出などに問題点もあり、ぜひ話し合いたいのだが」と意見交換の必要性を訴えた。

(2012年7月27日  読売新聞)
 
 
 

毎日新聞 2012年07月26日 22時17分(最終更新 07月27日 08時34分)

文楽鑑賞を終え、感想を述べる橋下徹・大阪市長=大阪市中央区の国立文楽劇場で2012年7月26日午後8時53分、幾島健太郎撮影
文楽鑑賞を終え、感想を述べる橋下徹・大阪市長=大阪市中央区の国立文楽劇場で2012年7月26日午後8時53分、幾島健太郎撮影

 文楽協会への補助金凍結を表明している大阪市の橋下徹市長は26日夜、国立文楽劇場(大阪市中央区)で文楽の古典「曽根崎心中」(近松門左衛門作)を鑑賞した。橋下市長は鑑賞後、記者団に「古典として守るべき芸だということは分かったが、新規のファンを広げるためには台本が古すぎる」と苦言を呈し、演出方法を現代風にアレンジするなどの工夫を求めた。

 橋下市長は大阪府知事だった09年に初めて鑑賞した際、「二度と見にいかない」と酷評した。この日は、「もう一度古典を見たい」と鑑賞した。

 市は今年度の補正予算案で、文楽協会への補助金を昨年度比25%減の3900万円計上。橋下市長は技芸員(演者)が公開での面談に応じなければ補助金を支出しないとの考えを表明し、非公開での面談を求める協会側とのすれ違いが続いていた。この日は、鑑賞後に技芸員の楽屋も訪れ、非公開で懇談。公開での面談を改めて要望したという。【津久井達】

 

 

「人間は見えなくていい」 橋下市長、文楽に疑問提起

2012.7.27 14:23
文楽を観劇した後、報道陣の質問に答える橋下徹・大阪市長=26日午後、大阪市中央区(彦野公太朗撮影)

文楽を観劇した後、報道陣の質問に答える橋下徹・大阪市長=26日午後、大阪市中央区(彦野公太朗撮影)

 大阪市の橋下徹市長は27日、補助金の削減を打ち出している文楽について、「ふに落ちないのは人形劇なのに人間の顔が見える。見えなくていい」と疑問を投げ掛けた。市役所で記者団に述べた。

 文楽は、三味線奏者と人形遣い、物語を読み上げる太夫で構成。主役級の人形は3人で操られ、顔と右手の動きを担う「主遣い」は顔を出し、ほかの2人は顔や姿が目立たないように黒子の衣装を着るのが一般的だ。文楽協会によると、もともと人形遣いは全員が黒子だったが、太夫や三味線奏者の姿が見えていることに合わせ、ある時期から主遣いだけの顔を見せるようになった。ただ詳しい由来は分かっていないという。

 市長は「重鎮の言うことに若手が何も言えない(文楽の)構造を変えないといけない。顔が見えると(作品の世界に)どうも入っていけない」と述べた。

 

 

毎日新聞 2012年07月24日 東京夕刊

1949年、大阪文楽座の一行を招いて行われた新宿区民大会の公演。文楽が、戦災に苦しんだ市民を励ました=東京都新宿区鶴巻町の戦災者住宅鶴巻アパート屋上で
1949年、大阪文楽座の一行を招いて行われた新宿区民大会の公演。文楽が、戦災に苦しんだ市民を励ました=東京都新宿区鶴巻町の戦災者住宅鶴巻アパート屋上で

 文楽の人間国宝、竹本住大夫さん(87)が脳梗塞(こうそく)で倒れた。橋下徹・大阪市長=似顔絵=から補助金凍結の圧力をかけられ、文楽界が対応に苦慮するなかでの出来事。一体何が起きているのか。【戸田栄】

 「人あっての芸です。住大夫師匠の急病は、文楽の本当の危機でした。幸い病状は軽く、今は一刻も早い回復と舞台復帰を望むばかりです」(国立文楽劇場の関係者)

 住大夫さんが倒れたのは今月12日。周囲は心労が原因とみている。

 流れを振り返る。昨年12月の大阪市長就任以来、橋下市長は文楽への市の補助金を問題にし、昨年度比25%減の3900万円とする方針を推し進めてきた。さらに、補助金を巡るヒアリングとして、文楽の技芸員(太夫、三味線、人形遣いら演者)との公開討論を要求した。

 6月29日、橋下市長は怒りを爆発させた。人間国宝との面会を拒まれたとして「特権意識にまみれた今の文楽界を守る必要はない」「恐ろしい集団だ」と言い、補助金の全面凍結を表明したのだ。

 凍結見直しの条件として、橋下市長は、技芸員との公開討論を重ねて要求。住大夫さんは倒れる前の7月10日も、文楽協会の対応協議に参加して「非公開で会いたい」と従来通りの方針を確認し、記者会見に臨んでいた。

国立文楽劇場の関係者は振り返る。「責任感の強い方なので問題が起きてから、一人でもお客さんを増やさなければと気張っておられました。終演後、お客さんを一人一人見送ったりされて……。高齢ですからこたえたんですね」

今年5月、毎日新聞のインタビューに答える竹本住大夫さん=東京都千代田区の国立劇場で、竹内幹撮影
今年5月、毎日新聞のインタビューに答える竹本住大夫さん=東京都千代田区の国立劇場で、竹内幹撮影

 5月に住大夫さんのインタビューをした時を思い出す。世界無形文化遺産とされながら補助金で揺さぶられる現状を無念とし、「文楽の先輩方に面目ない。もっとお客さんを呼べるように努力します」と語った。無理をして、あの時の言葉を守っていたのだ。

      ■

 一見、文楽界側は堂々と公開討論に臨めばよさそうに思える。だが、公開討論の申し入れは、実は▽技芸員の収入格差の是正▽協会がマネジメント会社のように公演のマージンを取る仕組みに変える、という2条件とセットだった。すぐには無理だと断ると、橋下市長は激怒した。

 込み入った話になるが、協会と技芸員の関係を説明しよう。技芸員は「個人事業主」として協会に所属する が、基本的に協会からは収入を得ていない。協会から国立文楽劇場などに派遣され、劇場から支払われる出演料が収入となる。出演料は、同劇場や国立劇場を運 営する独立行政法人「日本芸術文化振興会」と協会などで決めた技芸員に対する5段階の評価に基づく。つまり、収入格差の問題は、まず振興会や協会が検討 し、その後、個人事業主・技芸員と個別交渉が必要になる。このため協会は大阪市に「時間が必要」と回答した。

協会が公演のマージンを取るのも、協会だけでは決められない。協会は、松竹が1963年に文楽の興行から退き、公演のマネジメントなどを肩代わりす るため設立された。国と大阪府・市、NHKが出資しており、「協会の役割変更は国などとの協議が必要」だ。いずれも協会の言い分は妥当で、橋下市長が言う 「特権意識」「恐ろしい集団」とは何を意味するのか? 協会も「市長の真意が分からない」と困惑する。

 2条件は、問題提起としては意味がある。後継者育成の観点から若手の賃上げは望ましいし、マネジメント 会社的な仕組みにすれば、協会は独自収入を得られて補助金への依存が減る。半面、文楽全体の収益が限られる現状では▽若手の賃上げはベテランの賃下げを招 く▽マージンを取ると、その分技芸員の出演料が減少する。橋下市長は冷静に提言し、検討を待つべきだった、との声もある。

 演劇評論家の権藤芳一さん(81)には、8日に住大夫さんから「(公開討論は)どうしたもんやろか」と 電話で相談があったという。権藤さんは「無理はしない方がいい」と助言した。芸一筋に生きてきた住大夫さんらが、弁舌巧みな市長から持論を押しつけられる ことを懸念したからだ。

権藤さんは文楽の価値を説く。「日本には古くから多くの芸能がありましたが、大半は滅び、時 代を越えて残ったものの一つが人形浄瑠璃(文楽)です。大変なことですよ。それを我々も次代へ伝えていこうとしている。協会の改善など課題があるのは事実 ですが、価値を分かろうともしない人と、何をどう話したらいいのでしょうか」

 権藤さんの助言を受けていながら、住大夫さんは10日の記者会見で「文楽代表ではなく一技芸員としてぜひ会いたい」と語った。橋下市長に少しでも文楽への理解を求めたいと考えたとみられる。

      ■

瀬戸内寂聴さん
瀬戸内寂聴さん

 文楽を題材にした小説「恋川」がある作家の瀬戸内寂聴さんは「文楽でぜいたくをしている人など見たことがありません」ときっぱり言い、補助金に関する方針を批判する。

 「昔は多くが食うや食わずで、文楽を受け継いできました。大きな魅力があるからですが、戦後、それではいけない、せめて生活が成り立つようにして、日本文化のためにも文楽を守ってもらおうと公的支援が始まったのです」

文楽を守る意味について聞くと、「世界の見るべき人が見て素晴らしいと言うのだから、それで十分でしょう」としながら、少女時代に徳島に回ってきた 人形浄瑠璃の思い出話をした。「子どもには難しいところもありますが、人形に見ほれているうちに幼心にも自然と、この世には大人も泣くほどのつらいことが あり、男と女は好きあうものだなどと知るのです。文化とはそういうものですよ」

 さらに橋下市長の文化に向き合う姿勢が問題だという。

 「いろいろな文化があり、全てに通じるのは難しい。ですから、評価されているものは、まずはそう考える ことです。橋下さんは一度だけ文楽を見てつまらないと言ったそうですが、何度も見たらいい。それでも分からない時は、口をつぐんでいるもの。自分にセンス がないと知られるのは恥ずかしいことですから」

 橋下市長は13日、住大夫さんの急病を受けて「心身ともに多大なご負担をおかけしたことも要因になった のではないかと案じております。舞台に復帰される日を、待ち望んでおります」とコメントした。率直に病状を気にかける姿勢は評価したい。だが、心労を招い た「多大な負担」をかけ続けるのか、改めて問いたい。



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53 コメント

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面白すぎる (前田純一)
2012-07-27 12:16:59
暑さをふっとばしてくれるくらい面白い、いやおもろい。
返信する
感性もお粗末な市長 (mikicha)
2012-07-27 15:41:45
「恥」を失くした、
いえ、
持ち合わせていない人間というのは最強だなぁと思う今日この頃。

最強であると同時に醜悪。
どうしようもない怪物になりましたね、「Hした市長」。
返信する
Unknown (いつも拝見させていただいてます☆)
2012-07-27 16:03:31
ほんま、橋下はオスプレイに乗っけて中国へでも送りたいですね。そして願わくば誰もいない中国の山地で墜落して頂きたいです。
それはそうと、記事の最後にあった瀬戸内寂聴さんの言葉!深い言葉だな~って感激しました!
あまりに良い言葉だったので、mixi日記でこの記事のURLと一緒に紹介させて頂きましたが、お許しいただけますでしょうか?
まずかったらすぐ削除します。順番が逆で大変申し訳ありませんm(_ _)m
返信する
ご愛読ありがとうございます (ray)
2012-07-27 16:07:49
もちろん、ご紹介、ありがたく受けさせていただきます。感謝いたします。

それにしても、Hした市長。。。。あかん、負けそう!
返信する
文化は保存するものです (おーちゃん)
2012-07-27 16:45:06
文楽とはまた違うのですが、僕が住む兵庫県には「宝塚」があります。

年間100万人以上観劇するらしいこの劇団ですが、平日の宝塚大劇場はスカスカにガラガラにすいています

で、

ぷー太郎している僕に(爆)、「あんた時間だけはあるんだから」と、よくヅカふぁんの知り合いのおばちゃん達から

代わって観劇してきてと言われたり、チケット購入してと頼まれたり(お金がないので、みなさん遠慮して最近は言われません~笑)、

ジェンヌさんのファンの集い(規模はさまざま)に参加したり、人数集めでお呼ばれしたり

宝塚でさえ、ボランティアぽくなってるときもあります。

つまり、文化はみんなで保存しなければならないものなのです。

なーんもしないで、お客が入るのはタイガースぐらいです。

ハシモト、わかってないですネ!!!!
返信する
これこれこれ! (ray)
2012-07-27 17:06:46
広島から4番の金本や新井を引き抜くなど(ごめんなさい!)、わがタイガースがどれだけアコギな経営努力をしておるか!
返信する
Unknown (いつも拝見させていただいてます☆)
2012-07-27 17:17:17
rayさん
ありがとうございます。
いつもこのBlogの記事と視点が、良いなーと思っているので、少しでも多くの人に見て頂きたいです。
返信する
そりゃ古いよ。古典なんだから。 (通りすがりの民主主義者)
2012-07-28 13:01:04
「新規のファンを広げるためには台本が古すぎる」って、古典なんだから古いに決まってるだろうが。
ショートケーキを食べて、「このケーキは甘いですね」って言っているようなものでしょう。この人の感覚は一般人のそれには決して理解できないレベルのものなんでしょうね。それとも、文楽に何か恨みでもあるのでしょうか。
橋下さんが無教養なことを責めるつもりはありませんが(かく言う私も無教養ですが)、無教養さを誇ってどうするねん。
返信する
お下劣だったら、掲載見送りを (時々拝見)
2012-07-28 13:37:01
橋下(屍政・腐政)関係だと、つい、下品になるもので。
1.演出不足?そりゃ、演出過剰なギョウチュウの出る法律事務所を標準とするからです。
2.胸に趣味で刺青のある職員より茶髪の方が不快です。刺青が…「愛国心の発露から国旗を身に刻んだ職員を配置換え」産経新聞。刺青調査につづき、茶髪調査も。「社会に出てから茶髪にした事がある…配置換え」
3.刺青調査につづき、不倫調査は絶対。不倫は我が日本の家長制度が何とか(よく知りません)の伝統を何たらですから、当然、刺青より重い処分でしょう。橋下氏にとっては、オスプレイより、コスプレイ。かぶりました、お粗末。
返信する
ray先生の追伸の創作文楽案 どれも素晴らしい! (浪速姫)
2012-07-29 05:43:57
 橋下氏はむしろ第一部の「ぶんらくってなあに」の解説付きの親子劇場にお子さん連れで行くとよかったですね。

 それを無理して本格的な浄瑠璃の名作で多くの人が触れ人気のある「曽根崎心中」にし、如何にも自分は舞台のことは分かってるんだという発言をしたものですから、満天下に無知蒙昧さをあますことなく曝すことになってしまいました。あいた口が塞がらないとは彼の今回の発言です。

 むしろ黙って少し難しい顔をして帰った方があれこれの揣摩憶測を誘えるし、賢明に見えたでしょう。それくらいのスタンドプレイ(オスプレイ=オスのプレイはするのにーあっ、品格を欠きました。)も思いつけないのはタレントとしても失格ですねえ。

 なにか分かった風なことを言わずにはいられなかったのでしょうが、よりによって「演出不足」と「脚本が古い」ですって?ギリシアの古典劇やシェークスピアの芝居を見てもそういうんでしょう。

 それと文楽ー人形浄瑠璃の本について「脚本」という人に初めて遭った。「脚本」ということばを知っているということを吹聴したかったのかな。

 第一彼は舞台芸術ー能であれ新劇であれ、あるいはミュージカルであれ、諸演劇の舞台に触れたことがあるのかしら? 別になくてもいいのです。個人の文化環境と嗜好は様々ですから。 ただ自分の感覚・許容範囲に入らず触れたこともないものについて、わからない・興が湧かないといって、それを対象のせいにすることは常人の理解の範囲を超えています。

 サッカーの試合を1、2度見て、「手をどうして使わないの? 足と頭だけでボールを扱うなんて面白くないわ。」などという客がいたら、失笑・憫笑どころか、嘲笑の嵐が起きるでしょうね。

 「鑑賞後、記者団に『古典として守るべき芸だということは分かったが、新規のファンを広げるためには台本が古すぎる』と苦言を呈し、演出方法を現代風にアレンジするなどの工夫を求めた。」は本当に噴飯物。

「古典として守るべき芸だということは分かったが」の前半と「新規のファンを広げるためには台本が古すぎる」はまさしく矛盾。通りすがりの民主主義者さんのおっしゃる通り「『新規のファンを広げるためには台本が古すぎる』って、古典なんだから古いに決まってるだろうが。」

 「古い」って言葉遣いのこと?やはり内容不明。 現代の口語にしろってこと。
 
 7月28日付朝日新聞「声」欄に「曽根崎心中」を見た高校生の投稿として「橋下様、文楽面白いでしょ?」という文章が所載、「文楽の面白さは何と言っても視覚、聴覚をフルに使って楽しめることである。人形の動きだけでなく、三味線の音でも心情や場面を表現する。セリフもまた面白い。そこには多くの掛け詞が使われている。たとえば……」と述べられていました。

 実にすぐれた見解です。人形の動きはもちろん糸に乗った詞章の流れは客の心を舞台に同化させてゆく。高校生の指摘している「掛け詞」は音節数が少なく同音語が多いという日本語の最大の特徴から生まれたものです。
 

「プロポーズと掛けて、チューリップと解く。」
「その心は?」
「どちらも『キュウコン』(求婚・球根)です。」
 
「国会と掛けて、病院での検査と解く。」
「その心は?」
「どちらも『サイケツ』(採決・採血)が大事。」

 現在ももてはやされている「謎掛け」、落語の大切りでも定番です。日本語の特徴の一つである「音節数の少なさ」がこうした言語遊戯の基盤になっています。すなわち、音節は五〇しかないのに、表すべき事物は浜の真砂以上にあります。必然的に「同音異義語」、「同訓異語」が多くなるという現象を生じました。冒頭の事例では、漢語の同音異義語を挙げたわけだが、和語の場合は、「菊」と「聞く」、「松」と「待つ」、「北」と「来た」など「同訓異語」が挙げられます。
 同訓異語が多いという日本語の特徴を表現の可能性に気付き、しっかり意識して、「掛詞(懸詞)」という表現技法として活かしたのが、「古今和歌集」(九〇五年成立)の時代の、紀貫之を初めとする文人たちでした。その発見―気付きに彼らがどれほど歓喜したかは「古今和歌集」をみれば一目瞭善です。 
 表現技巧とは言語の表現の可能性を広げるものなのです。

 「古今和歌集」所載で、「百人一首」にも採られている、「掛詞」を用いた代表的な和歌の一つが、次に挙げる在原行平(弘仁九~寛平五・八一八~八九三)の歌です。

 「立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む」 
 前後の文脈によって「いなば」が「因幡(いなば)」、「稲羽」と「去(い)なば」、「まつ」が「松(まつ)」と「待つ」の掛詞となる。歌意は、「ここで別れて、因幡(いなば)の国へ去なば(行ってしまう)が、そこにある稲羽(いなば)山の峰に生えている松(まつ)ではないが、待つ(まつ)と聞いたなら、すぐ帰ってきますよ。」 謡曲「松風」でもその重要なテーマを構成するこの歌は、いなくなった猫が戻ってくるようにと唱えるまじないのことばにもなっています。
 
 そして、何よりこの歌は単に言語遊戯の興趣を楽しむだけではなく、風景と心情を二重映しにし、多様なイメージを一瞬にして喚起する。こうした「掛詞」を用いての表現は、韻文である和歌、謡曲、浄瑠璃、さらには、歌謡曲においても重要な、というより不可欠な要素である。それは、耳から入るゆえに、思考を介さず、直接イメージを呼び起こし、それを次々に推移させてゆく。この二重写しは、さらに自然、とりわけ季節の移り行き・その景物と心情を重ね合わせることをも可能にしたといえるのです。
 
 古今和歌集において意識された「掛詞」「序詞」はそれが先述のように口で唱えられ、歌われる韻文において大きな効果を上げる技法であるゆえに、庶人の享受する芸能、歌謡においても頻繁に用いられました。平安末期の「梁塵秘抄」の「思ひは陸奥(みちのく)に、恋は駿河(するが)にかよふなり」の詩句、また「平家物語」潅頂の巻の「大原御幸の事」の「まさきの葛(かずら)青(あお)葛(かずら)、くる人まれなる所なり」など枚挙にいとまがありません。
 

 「古今和歌集」期の歌人・文人は日本語の特徴を意識し、「掛詞」として最大限活かすことで、美しく豊かな表現が生まれみならず、自然と結びついた豊穣な心性を形成する基盤を置いたのです。そして、そこで磨かれた日本語の表現技巧は、何よりも同じ風土に暮らす人間に、その心性の根底において共通の在り方をもたらし、時を隔てても、桜を愛で、その散るのを惜しみ、さらに愛別離苦の人生の諸事にかかわる心情を共有させたのです。
 
 それは平家物語などの語り物、謡曲、さらに浄瑠璃に受け継がれ、そしてその享受を通じて日本人の共通の心性が醸成されていったのではないでしょうか。 

 でもそんなことを意識しなくても糸に乗って語られる浄瑠璃の詞章にこれまで人々は心をとらわれてきたのです。そうした事実をまったく見ずに橋下氏はよくも恥ずかしげもなく語れたものです。
 だれも教えてやらなかったのですね。「賢い」特別顧問・特別参与方は。

 ただ「僕らでも面白いものに」の発言はまったくもって許し難いものです。

 まず「僕ら」とはどういうことです?
 よくいわゆる「オバチャン」が「わたいらに言わせたら政治家なんてアホばっかりやんか」の「わたいら」と同様の、自分のいうことはほかの人も同じだという責任逃れ・誤魔化しの弁です。「僕」とはっきり言え!
「僕」が「面白い」かどうかが客の入り不入りの鍵だという天をも恐れざる発言です。「苦言」だの「辛口批評」なんてもんじゃない、「たわ言」「駄弁」「阿呆口」……まだまだありますが。
 
 橋下氏、多くの観客に舞台はどうだったか尋ねたのですか?また来たいと思うかどうかも。

 それと「曽根崎心中」は今では歌舞伎でも人気狂言の一つですが、実は1953年に先代の中村鴈次郎丈によって復活された狂言です。上演形態も詞章も工夫されていて、近松の時代の上演形態そのままの復元ではありません。それは演者と同時に観客そのものの状況・傾向を受けての原作を損ねぬ、必要な改編であり、子どもの機嫌取りのためではありません。


いつでしたかローレンス・オリビエ製作・監督・主演の映画「ハムレット」(1948)をテレビで吹き替え・放映したところ、多くのクレームがテレビ局に寄せられたとか。名優オリヴィエの語る“To be or not to be"でなければ味わえないものがあるからです。

 一般の享受者は「分かりやすさ」を求めない、味わい感じ楽しめるものを求めるのです。 
 そんな楽しみを知らぬ橋下氏に憐憫を禁じ得ませんが、そのような貧困な感受性を文化行政施策の根拠として、文楽を1つの代表とする浪華の伝統文化・世界の守り継ぐべきものを破壊しようとする、すなわち大阪を廃墟にしようとする恥知らずな蛮行・非行は絶対に許せません。

 そして、彼が問題にしていたのは「文楽界の構造的な欠陥」ではなかったか?
 
 今回、それに一切触れず「脚本だ」「演出だ」と嘯いている。

 一度、ray先生の案で氏に本を書いてもらっては如何。

 外題「伊丹恋宿忍仮衣」(いたみのこいやどしのぶコスプレ)

 外題「八百八橋下世話」(はっぴゃくやばししものよばなし)

 外題「大坂市長解下帯」(おおさかのいちながきゆるふん」
 







 

 
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