橋下大阪市長と下の「体制維新」という共著もあり、昨年の大阪W選挙のときに、公明党との橋渡しをして公明党の自主投票を引き出した、大阪府市統合本部特別顧問の堺屋太一氏が、2012年1月25日、大阪府市統合本部の席上、末尾掲載の意見書で冒頭の
「大阪10大名物創り」
を提案しました。堺屋氏によると
以上の10大名物は、技術的には解決済みであり、経済性も十分にある。総合計画の下にそれぞれ専門チームを設けて府市各部局の協力体制を整え、採算性と経済効果を検討、「儲かるプロジェクト」として統合する。
のだそうです。
橋下徹氏・大阪維新の会と公明党が裏取引 なにが維新の会と既成政党の戦いだ
体制維新――大阪都 (文春新書) [新書]
その第1の名物は
2015年道頓堀400周年に合わせて道頓堀浮函幕式2kmプールを造り「2km世界遊泳大会」を開催すると共に、有料遊泳場に供して收入を得る
というものです。
ちなみに、道頓堀川の大腸菌数は高い時で基準の約700倍もありますが、気にしない世界的スイマーも市民もいるはずだ!!
専門家の話では、この計画は、川をプールに作り変えるのではなく、川の上に巨大な家庭用ビニールプールを置くようなイメージになるかも?!ということです。
ギネスブックに載るぞ!全長2キロのビニールプールだ!!そこで競泳だぜ!!!
余ったなにわの名物水道水「ほんまか」を入れちゃえばいいかも!!
橋下大阪市長の大英断 嘘の天然水「ほんまや」生産中止!
FNNがプールの設計や施工を手がける東京・中央区の高橋カーテンウォール工業株式会社に話を聞いてみたところ、プール設計担当の阿部 仁さんは
「(1からプールを造る場合)100メートルで6億円ですから、120億円の設置運用費です」
と語ったそうです。
さらに
「やっぱり責任の所在があるので、(プールの)営業中は監視員をつけなきゃいけない。長い2kmという構想ですから、10メートルに左右1人ずつつけなきゃいけないので、400人の人間が監視をしなきゃいけない」
とのことです。
すげえよ、すげえ体制維新だ!公務員削減の一方で雇用促進!!
今後は、統合本部の担当部会が中心となり、2012年年3月までにたたき台をつくり、6月までに全体の方向性をまとめる予定だそうですが、 大阪府市統合本部の関係者は、
「困っている。アイデアはいいかもしれないが、どうすればいいかわからない。似て非なる案をこちらで考えないといけない」
と語るなど、困惑の声も上がっているということですが、何を言ってるんだバカヤロ、似て非なる案とはなにごとか!
今年、タイガースが優勝したときに、数万人が飛び込めるではないか!
4番目の大阪名物は
大阪府下(大阪市内または堺市)に10,000㎥の映像(ヘクタール・ビジョン)を造る
だって!
100メートル×100メートルの大画面だぜ!(汗)
予算に大なたを振るい得たお金をつぎ込む他の名物は、大歩道橋(名物2)だの、驚愕展望台(名物5)だの、高層マンション(名物7)だの、関空と舞洲を一体開発(名物10)だの、ほとんど公共事業と箱物行政!
公共事業にばんばんお金をつぎ込んで、大阪経済の活性化まで考えている深謀遠慮!!
橋下市長は、この意見書が提案された翌1月26日、この件について
「ああいうことを、目標を掲げてやらないと。ああいうのは、行政の発想では出て きませんから。ヒト、モノ、カネを呼び込むには、やはり、堺屋さんのような発想じゃないと駄目なんでしょうね。ああいうことを、1つでも2つでもやっていこうという1つの目標」
と語ったそうです。
はい?1つか2つはやるの!??
いやあ、橋下氏と橋下維新の会のブレインは実に優秀だ!素晴らしい!!
大阪府市統合本部に結集した橋下市長・松井府知事と特別顧問の無能と無謀
ちなみに、9番目の名物は
咲洲または南港にエレクトロ・ゲーム・センターを造る
やっぱり、カジノだったよ!これか、これをやるのか!?
誰が「儲かるプロジェクト」なんだか。
これまでの大阪の歴史や文化などには目もくれないこの創造性!
いやあ、行政の発想では出てこないどころか、カジノ構想同様、常人には思いも及ばない、橋下大阪都構想の前途は洋々だ!
大阪市を解体する維新の会の大阪都構想は、大阪市の財源を奪ってカジノや土木事業につぎ込むための口実だ
堺屋太一氏の意見書は次の通り。強調部分は筆者。
大阪府市統合本部会議
(1)大阪の都市造りは、過去20年余、総じて成功したとはいい難い。その原因は、
① 選択性が甘くて分散総花的になっていること
② 国際的全国的な知名度の高い名物名所を作らなかったこと
③ 経済性を軽視したため、自律的拡大力を持たなかったこと
の3点にある。いわば、常識的通例に堕し、国際的大都市にふさわしい驚愕性が、乏しかったのである。
(2)大阪都は、880万人の居住する「私の大阪、ふるさと大阪」であると同時に、国際競争に勝ち抜く「世界の大阪」でもある。
従って、「住みたい大阪」=安全、便利、心地よい、と同時に「行きたい大阪」=楽しい、儲かる、やったろう(大阪でやれば全国、全世界に知られる)「情報発信型の大阪」にする必要がある。
前者については府市各局の改善努力の改革と積み上げで達成されるべき事項が多いが、グランド・デザインとして特に重要なのは後者、世界都市大阪にふさわしい世界的全国的名物創りの具体的発想である。
(3)10大名物創り
大阪は定期観光バスも走らなければ「日本の顔」として国際カレンダーに載る名所もなくなった。4年以内に世界的名物となる10大名物を創る。それに入れないものは府市民サービスの水準に留めるべきである。
1)2015年道頓堀400周年に合わせて道頓堀浮函幕式2kmプールを造り「2km世界遊泳大会」を開催すると共に、有料遊泳場に供して收入を得る
2)2015年頃に「大阪都発都記念大博覧会」を開催、そのシンボルに大阪城公園と天満公園を結ぶ大歩道橋を造る
3)御堂筋デザインストリート化。御堂筋全体を美術デザインストリートとし、路面店舗の価値を高める
4)大阪府下(大阪市内または堺市)に10,000㎥の映像(ヘクタール・ビジョン)を造る(CMなどの上映と入場料で維持費を図る)
5)近鉄阿倍野タワーに「驚愕展望台」の設置をお願いする(例えば、メルボルン・タワー)
6)JR大阪駅大屋根の下に「空中カフェ」を再開する
7)北ヤード第2期工事に高層マンションと空中緑地(屋上の桜の山)を実現する(経済性と名物緑地を併用)
8)北ヤード第1期の「ノリッジ・キャピトル」を世界的名物になるように改善する(ビル全体に付加価値がつくような「儲かるアイデア」が必要である)
9)咲洲または南港にエレクトロ・ゲーム・センターを造る
10)関空と舞洲を一体開発、「国際特区」にする
(4)以上の10大名物は、技術的には解決済みであり、経済性も十分にある。総合計画の下にそれぞれ専門チームを設けて府市各部局の協力体制を整え、採算性と経済効果を検討、「儲かるプロジェクト」として統合する。
とにかくとことんアホやろ?と思われた方は
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大阪市改革の1つに「道頓堀川プール化計画」 橋下市長「目標を掲げてやらないと」
橋下市長による大胆な大阪市改革の1つとして、道頓堀川プール化計画が浮上した。
道頓堀川は、阪神タイガースが優勝するたびに人々が飛び込み、カーネルサンダース人形が24年ぶりに引き揚げられたことも話題となった。
これをプールにするというもの。
これは25日、大阪府市統合本部の席上で、堺屋太一特別顧問が発案した、「大阪10大名物創り」構想の1つ。
道頓堀川のおよそ2kmの区間をプールにして、水泳大会などを行うほか、一般客に有料で開放し、収益を得ようというもの。
堺屋特別顧問は25日、「道頓堀川をプールにするのだったら、実現可能な技術ができている。2,000円の入場料を取ったら、だいぶもうかると思うんですけどね」と語った。
確かに道頓堀川がプールになれば、現在、禁止されている飛び込みも、心置きなくできるかもしれない。
しかし、本当に川をプールに作り変えることが可能なのか、プールの設計や施工を手がける東京・中央区の高橋カーテンウォール工業株式会社に話を聞いてみた。
プール設計担当の阿部 仁さんは「(1からプールを造る場合)100メートルで6億円ですから、120億円(の設置運用費)です」と語った。
専門家によるとこの計画は、川をプールに作り変えるのではなく、川の上に巨大な家庭用ビニールプールを置くようなイメージになるという。
しかし、この工法でプールができたとしても、さらに大きな問題があるという。
阿部さんは「やっぱり責任の所在があるので、(プールの)営業中は監視員をつけなきゃいけない。長い2kmという構想ですから、10メートルに左右1人ずつつけなきゃいけないので、400人の人間が監視をしなきゃいけない」と語った。
こうした人件費のほか、水質の管理などにも大きな費用がかかりそうだという。
阿部さんは「コストありきで事業として成り立つなら、いろいろプールのノウハウは持っているので、参画はしたいと思う」と語った。
さ らに、ソウルオリンピック金メダリストで、現在、日本水泳連盟の常務理事である鈴木大地さんは、「ここまで言われたのであれば、実現して、何とか形にし て、われわれも、水泳の普及につながるので、非常に歓迎したいなと。街中で大会が行われるようになれば、非常に注目も浴びますので、選手であれば、出てみ たいと思うじゃないですか。わたしも、選手だったら出たいなと思います」と語った。
橋下市長は26日、この件について「ああいうことを、目標を掲 げてやらないと。ああいうのは、行政の発想では出てきませんから。ヒト、モノ、カネを呼び込むには、やはり、堺屋さんのような発想じゃないと駄目なんで しょうね。ああいうことを、1つでも2つでもやっていこうという1つの目標」と語った。
しかし大阪府市統合本部の関係者は、「困っている。アイデアはいいかもしれないが、どうすればいいかわからない。似て非なる案をこちらで考えないといけない」と語るなど、困惑の声も上がっているという。
(01/26 18:04 関西テレビ)
24億円で道頓堀川をプール化!…堺屋太一氏、ぶっ飛びプラン
大阪の行政一本化を目指して大阪府と大阪市でつくる「府市統合本部」の堺屋太一特別顧問(76)は25日、大阪市内で開かれた同本部の会合で、2015年をめどに、ミナミを流れる道頓堀川を全長2キロのプールに造り替えるという壮大なプランをぶち上げた。実現すれば「水都・大阪」を印象づける一大事業になるが、膨大な建設費用など問題点は山積みだ。
3年後、大阪の繁華街・ミナミは水着ギャルであふれるかもしれない。昨年末に発足した府市統合本部の3度目の会合。元経済企画庁長官・堺屋氏は、橋下徹大阪市長(42)が目指す「大阪都」の象徴となる文化・観光事業「10大名物づくり」のひとつとして、「関西空港の国際特区」などに加えて、驚きの“道頓堀川プール化計画”を提言した。
道頓堀川は掘削して1615年に完成した、東西を流れる全長2・5キロ、川幅12・5メートルの運河。2015年の400周年に向け、堺屋氏は「道頓堀に2キロプールを造り、『2キロ世界遠泳大会』を開催するとともに、有料遊泳場に供して収入を得る」と説明した。
道頓堀川は1985年以降、阪神タイガースがリーグ優勝するたびにファンが戎橋から飛び込むことで全国的にも知られている“ダイビング・スポッ ト”。2003年に死者が出たことから、市は柵を設置し、併せて川底のヘドロの除去作業に乗り出し、水質は年を追うごとに良化した。橋下氏は大阪府知事時 代の2009年、「道頓堀で泳ごう」と提案したが、実現には至っていない。
ならばプールにしてしまおう、という発想か。プールメーカー「高橋カーテンウォール工業(株)」(東京都中央区)によると、日本水泳連盟公認の規 格で25メートルプールを建設した場合、一般的にかかる費用は約3000万円。何メートルで仕切るかなどで変わるが、2キロなら単純計算で約24億円もか かる。
日水連事務局はこのプランを耳にし、「2キロのプールを作るんですか? 川をせき止めるんですか? 何をおっしゃっているのか分かりません」と絶 句。世界遠泳大会についても「1500メートルは昔からの五輪種目ですが、2キロの種目はありません。分からないです」と首をひねった。
ほかの名物実現も含め、今年3月までにたたき台をつくり、6月までに全体の方向性をまとめる予定。堺屋氏は「技術的には解決済み」としているが、プールの安全・衛生対策、冬場の活用など不明点は多い。また、大阪市は赤字財政解消へ人件費にメスを入れるなど、大幅なコストカットを推進している状況とあって、市民、府民から「無駄遣いだ」と批判が殺到するのは必至だ。
◆道頓堀川 大阪市中央区、浪速区などを流れる全長約2・5キロの川。大坂城外堀を作った安井道頓らが私財を 投入して掘削し、1615年に完成した。同60年代から川沿いに、のちの道頓堀五座と呼ばれる劇場が次々と誕生した。2008年に閉店した大阪名物くいだ おれ、グリコの大看板など、大阪屈指の観光スポットが集結。作家・宮本輝が一帯を舞台に「道頓堀川」を執筆し、松坂慶子主演で82年に映画化された。
(2012年1月26日06時03分 スポーツ報知)
橋下維新の会のブレインは実に優秀だ!特別顧問堺屋太一氏が世界に誇れる大阪10大名物を提案!
と中身は同じです。
2回同じ物を読ませてすみません!
表題のひねりをなくしたらNPJとブロゴスに転載されるか、実験中なんです。
1月29日に転載されているかどうか、ご注目ください!
ブロゴス
http://blogos.com/
NPJ
http://www.news-pj.net/
その時になって、初めて目が覚めるが、遅すぎの出し汁になって、全国から「阿呆を見たよ!」、と言われるだけか?
今の世界不況は、1929年の世界大恐慌以上、その内、日本も消費税の増税で大不況の底を、のた打ち回るから、大坂十大プロジェク堺屋太一構想は、太閤秀吉のように「夢のまた夢に終わる!」
「10大名物創り」は、やはりどう考えてもあまりに愚劣で、ひどすぎる構想です。
一昔前のバブル(泡)の発想から一歩も出ていません。
この緊縮財税の時代に、大バブル(大泡)を公の側が吹き出して、どうするのか。
いや、もしかしたら橋下・堺屋コンビは単なる話題づくりのために出しただけではないか、という疑惑が浮かんできました。
それは、上でcafe様の言われるように、橋下氏の本当のねらいは国政にあり、しょせん大阪は単なる踏み台にすぎないのではないか、ということなのです。
おそらくその可能性はかなり高いでしょう。
だとしたら、大阪の人々はいい面の皮です。
橋下氏は、「大阪人」を廃刊にするついでに、大阪の人々も弊履のように捨てるかもしれない。
そんなときに、一番みじめなのは大阪の有権者だと思います。
いずれにせよ、橋下政治は大阪人にとって最低の選択肢です。
http://blogos.com/article/30556/?axis=b:449
「橋下大阪市長の大英断 嘘の天然水「ほんまや」生産中止!」は転載してくれません。
やはり私は橋下さんを批判してこそ存在価値があると思われているようですw
万博を企画してはった堺屋さんも、キレがなくなりました(遠い目)
結局、公務員人件費の衝撃的な削減をしても、こういうことに財源を使われちゃうとは…
レイ先生、橋下維新の会が政権とったら、憲法改正されちゃうて本気で心配しています。
9条なんで、改正しちゃうんじゃないでしょうか!?
今現実的に一番心配なことはこのことです。
ダメだね、橋下は。
冬は、市長と市長に心から賛同する方の禊専用にしましょう。
(堺屋さん)自民党(時代)よりなお悪いわ。
ちなみに橋下君は、胸のすくような行動力は買いますが、中にトンデモナイ思い付き、思い込みも多いので注意が必要です。誰も止める人間がいないのが恐怖です。
ちなみにシーガイアに融資して焦げ付かせた第一勧銀の宮崎頭取って後で自殺する羽目になりましたが、ケツ拭かされる人が出ないといいですね。