Everyone says I love you !

弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

斜めになったり追い風が吹いたら墜落する未亡人製造機オスプレイ配備を容認する野ダメ日本は米国の属国か

2012年06月29日 | 沖縄差別の解消と基地問題

(米軍がオスプレイ配備に向けて作成した「環境レビュー」。滑走路両端の台形部分がクリアゾーン(事故可能性区域だから本来人がいたらダメなのでクリアゾーン)。 普天間基地内での運用でも、オスプレイが落ちる可能性のある区域は滑走路の両端からから長さ900メートル、幅460メートル~700メートルの台形状になっている。ここには広く住民居住区域が含まれ、域内には学校や保育園もある。もし事故が起きれば子供を含めた多くの住民に被害がおよぶことを、米軍は認識しているということである)

 

 

  アメリカ政府は2012年6月29日、墜落事故が続く新型垂直離着陸輸送機「オスプレイ」を在日アメリカ軍に配備する計画を正式に日本側に通告します(「接受国通報」といいます)。

 オスプレイは、予定通り行くと、7月下旬に山口県岩国基地に搬入され、組み立てられ、8月中旬に沖縄県普天間基地に移されます。アメリカ国内で起きた事故の調査は、8月末までに終わる見通しだということで、結果が出れば、米軍は試験飛行などを行い、計画どおり10月には普天間基地で本格的に運用するとしています。

 森本防衛相は6月26日の記者会見で、4月にモロッコ、6月に米フロリダ州で発生したオスプレイの墜落事故に関する米政府の調査状況を以下のように明らかにしました。

未亡人製造機オスプレイまたもまたも墜落 それでやっと配備見直しという学習能力のなさは原発再稼動と同じ


 それによると、米政府がオスプレイを運用停止にしていないことから、「システム上の問題以外の原因と推測できる」と述べ、機体の欠陥が原因である可能性は低いとの見方を示しました。

 なんじゃそりゃ。だいたい、アメリカが運用停止しないから信用しましょうだなんて、そんなずさんな報告ありますか?

 

オスプレイ事故の最新情報は

6月26日 18時12分 NHK
オスプレイ事故の最新情報は
 

森本防衛大臣は、アメリカ軍の最新型輸送機「オスプレイ」の最近2件の墜落事故について、いずれもプロペラが上向きと前向きの中間の位置で飛行している最中に墜落したとする事故調査の最新の情報を明らかにしました。

「オスプレイ」は、プロペラの向きを変えることで垂直に離着陸ができ、水平飛行もできるアメリカ軍の最新型の輸送機で、モロッコやアメリカ国内で墜落事故が相次いでいます。
これについて森本防衛大臣は、26日に記者会見し、今月22日にアメリカ国防総省から提供された事故調査の最新の情報を明らかにしました。
それによりますと、今月、アメリカ・フロリダ州で墜落した事故については、「射撃訓練中、プロペラを上向きと前向きの中間の位置で飛行している最中に墜落し、炎上した」としていて、事故調査はことし8月末までに終わる見通しだとしています。
また、ことし4月にモロッコで墜落し、兵士2人が死亡した事故については、「プロペラを上向きから前向きに傾ける動作を行いながら追い風を受ける方向に旋回したことで、機体がバランスを崩した」としていて、より詳しい調査結果は、来月下旬に出る見通しだとしています。
森 本大臣は、「この情報をかばんに入れて、地元に行って説明するという考え方には立っていない。もう少し地元に納得してもらえる情報が必要だとアメリカ側に 言っている」と述べ、アメリカ側からより詳細な情報の提供を得たうえで、関係する自治体をみずから訪れて説明したいという考えを示しました。

 

 

 いずれの事故も、プロペラ部分を前方に傾けて飛行中に発生していたということです。前向きに飛行したら墜落とか、追い風が吹いたら墜落とか、なんですか、これ!

 これまでも機体に異常がないだとか言い訳してきてますが、機体の異常というよりもう設計に無理あるのと違うの?操縦難しすぎでしょ、これ?!

 下の図のように、日本列島全体で低空飛行の訓練をすることが決まっているのに、いつ落ちるかわからないじゃないですか。

米軍、相次ぐ墜落事故でもオスプレイ配備計画を見直さず 全国民の頭上を未亡人製造機が超低空飛行する

(さらに中国地方ルートも判明してます)


 

 

 森本防衛相は6月28日、リパート国防次官補と会談し、モロッコなどで起きたオスプレイの事故について「引き続き追加情報を提供してほしい」と申し入れました。これに対して、リパート氏は、「速やかに提供し、情報共有したい」と応じました。日本側もこれを容認し、森本防衛大臣が今週末、受け入れ先の山口県と沖縄県を訪れて理解を求める予定です。

  まだ詳しい事故調査報告も受けていないのに、どうしてアメリカの通告を容認してしまい、自治体への説明をできるのでしょうか。とにかくアメリカを信用しましょうというだけではないですか。

 藤村修官房長官は6月27日の記者会見で、垂直離着陸輸送機オスプレイの米軍普天間飛行場配備について、「基本的に米軍の機材変更ととらえており、配備計画に疑義はない」と述べ、8月の配備方針を変更させるのは難しいとの認識を示しました。

 配備計画に疑義はないって意味が分からないんですが。変更する機材が危なかったら止めなきゃダメでしょうが。

 また、防衛省幹部は「配備は日本側の動きと関係なく進む」といっているそうですが、国民の安全が脅かされるならこれに抗議するのが国の務めでしょう。相手国が徹底して抗議するなら配備なんてできませんよ。全然抵抗する気ないんだもん。日本の政府というより、アメリカの出先機関ですよ、これじゃ。

 日米両政府は、予定どおり7月下旬に岩国基地に搬入するものの、墜落事故の詳細な調査結果が出るまでは試験飛行を自粛し、そのまま留め置くなどと言っていますが、搬入は先にしてしまって既成事実化し、ずさんな調査でなし崩し的に配備を完了、訓練開始をするに決まっています。

 沖縄だけでなく、日本全体のために。

 こんな危険な代物、配備や訓練はおろか、搬入させることも許されません。

森本防衛相「普天間移設 米との約束重い」 国民の命は軽く事故原因不明のまま未亡人製造機オスプレイ配備

 

 

野ダメ首相が選ぶだけあって、森本防衛相がまた最悪ですね。

よろしかったら上下ともクリックして頂けると大変嬉しいです!

人気ブログランキングへ人気ブログランキング

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

 

 

毎日新聞 2012年06月26日 20時50分

 防衛省は26日、モロッコと米フロリダ州で起きた米軍垂直離着陸輸送機オスプレイの墜落事故について、 米国防総省から受けた説明内容を公表した。両事故とも、プロペラをヘリモードから固定翼モードに転換する途中に発生しており、オスプレイ特有の事故だった ことが判明した。フロリダでは低空飛行中に、モロッコでは追い風を受けた際にそれぞれ墜落したという。

 調査は継続中で、森本敏防衛相は26日の記者会見で「もう少し地元が納得できる情報が必要だ」と述べ、 米側に引き続き情報提供を求める姿勢を強調した。しかし、米側は機体の安全性に問題はないとして、海兵隊のMV22オスプレイを計画通り7月下旬に米軍岩 国基地(山口県岩国市)で試験飛行し、8月中旬までに米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備する方針だ。

 米側の説明では、今月13日にフロリダで墜落したCV22オスプレイのパイロットは、2572時間以上の飛行経験があるベテランだった。また、CV22の事故率(10万時間当たりの件数)は13.47で、MV22の1.93などと比べて高かった。

 4月にモロッコで起きたMV22の墜落事故は、追い風の中での操縦ミスだったとの見方が示された。

 防衛省の担当者は26日、米側からの情報を関係自治体に説明した。沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事 は記者団に、「十分な説明にほど遠い。機体に欠陥がなかったと言われても、どうであれ落ちている。説明は納得いかない」と改めて配備中止を求めた。岩国市 の福田良彦市長も「安全性への不安を払拭(ふっしょく)するには程遠い。陸揚げなどを了解できる状況ではない」と語った。【朝日弘行、吉永康朗、大山典 男】

 

毎日新聞 2012年06月28日 22時04分(最終更新 06月28日 23時09分)

森本敏防衛相
森本敏防衛相

 森本敏防衛相は、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備計画に理解を求めるため、30日 から7月1日にかけて沖縄、山口両県を訪問する。29日に米政府から配備計画が正式通告されることを受け、日本政府として受け入れ準備を本格化させる。両 県知事らは相次ぐ墜落事故で態度を硬化させており、改めて配備に反対するとみられる。

 森本氏は28日、防衛省でリッパート米国防次官補(アジア・太平洋担当)と約30分間会談した。森本氏 は4月のモロッコ、今月の米フロリダ州と続いたオスプレイの墜落事故について「追加的な情報を速やかにいただきたい」と強く要請。リッパート氏は「情報が 入れば速やかに提供したい」と応じた。

 日米両政府はオスプレイ12機を7月下旬に米軍岩国基地(山口県岩国市)で試験飛行させ、8月中旬までに米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備する計画。米側は29日、配備計画を正式通告する「接受国通報」を日本側に行い、米西海岸から海上輸送する手続きに入る。

森本氏は30日に沖縄県の佐喜真淳宜野湾市長、7月1日に仲井真弘多(ひろかず)知事、山口県の二井関成知事、福田良彦岩国市長と相次いで会談する。仲井 真氏らは墜落事故に関する情報に強い不満を表明し、配備計画に理解を得られる見通しは立っていない。だが、オスプレイの配備について日米両政府は日米間の 事前協議事項ではないとの立場。「配備は日本側の動きと関係なく進む」(防衛省幹部)としている。【朝日弘行】


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 厚労省の「原爆症認定制度の... | トップ | 歴史に残る首相官邸前デモ ... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
野ダメ アカンタービビり (浪速姫)
2012-06-29 17:55:16
 これでもかこれでもかとオスプレイの危険性が明確になってきているのに、むしろそれに反比例して配備を急ぎ範囲も広げていくとは!

 アメリカの大統領選が近付いて、アメリカ現政権からの圧力が増しているのでしょう。

 森本防衛相はアメリカ軍事産業の番頭さんですね。

 
 
  
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

沖縄差別の解消と基地問題」カテゴリの最新記事