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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

米軍、相次ぐ墜落事故でもオスプレイ配備計画を見直さず 全国民の頭上を未亡人製造機が超低空飛行する

2012年06月24日 | 沖縄差別の解消と基地問題

 

沖縄のアメリカ軍海兵隊の普天間基地に2012年7月に配備することが計画されている「オスプレイ」は、4月にモロッコ、6月13日にアメリカのフロリダで墜落事故が起き、沖縄などでは配備に反対する声が強まっています。

もともと、このオスプレイは開発中も配備後も墜落死亡事故が相次ぎ、乗員が何十人もなくなっていることから「未亡人製造機」と呼ばれている魔の機体です。

防衛省では、アメリカに担当者を派遣し、国防総省から、日本時間の6月22日夜、事故調査の最新の情報について説明を受けました。アメリカ側は「事故についての調査でオスプレイの機体に異常は見つかっておらず、安全性に問題はない」と強調しました。

あのね、4月の事故の分析もできていなかったのに、なぜ6月13日の事故の分析まで10日も経っていないのに急にできるわけ!?

そして、米軍は「従来の計画どおり配備したい」として、7月下旬にも山口県の岩国基地で試験飛行などを行ったうえで、予定通り8月に普天間基地に配備したいという意向を伝えたということです。

これを受けて日本政府は、提供された事故についての情報を詳しく分析したうえで、沖縄など関係する自治体に伝えることにしています。そして、森本防衛大臣や玄葉外務大臣ら関係閣僚が協議し、配備に向けた手続きを再開するかどうか検討することにしています。

これは手続き再開決定ですね。今の日本の政府がこそっとでもアメリカに抵抗できるわけがないですから。

森本防衛相「普天間移設 米との約束重い」 国民の命は軽く事故原因不明のまま未亡人製造機オスプレイ配備


 

君らね、万一、機体に異常がないとしたら、こんなにしょっちゅう訓練や実戦で墜落するのは、ものすごく運転しづらいということでしょうが。結局、事故は防げないわけだから、下に住んでる住民が危ないことに変わりないじゃないの!

アメリカでは事故の責任の押し付けが始まっています。CNN「オスプレイ機墜落事故、飛行大隊司令官を解任 米空軍」によると、フロリダ州で起きた米空軍の新型垂直離着陸輸送機「オスプレイCV22型機」の墜落事故で米空軍当局者は6月22日、同機が所属していた第8特別作戦飛行大隊の司令官を解任したと発表したということです。

この人は、オスプレイの開発などに長年携わっていたということで、完全にトカゲのしっぽ切りですね。しかし、このCNNの報道で一番驚いたのは、当然ながら、「墜落原因の調査が依然続いている」とはっきり書いていることです。それなのに、なぜ「安全性に問題はない」といえるのか。

福島原発事故が起きても、原発は安全だからと大飯原発を再稼働しようとしている野田政権と全く同じです。

政府は国民を守らない。

未亡人製造機オスプレイまたもまたも墜落 それでやっと配備見直しという学習能力のなさは原発再稼動と同じ

 

 

ところで、全国の皆様。

米軍が沖縄の普天間飛行場に配備する新型輸送機MV22オスプレイで、東北や四国、九州など各地で低空飛行訓練を計画していることがわかりました。

防衛省が6月13日に公表した普天間配備にあたっての米海兵隊の環境審査報告書で明らかにされ、低空飛行ルートの存在を米軍が公式に認めました。これは、初めてのことです。

報告書によると、冒頭の図のように、東北―信越の山間部を中心にした3ルートと四国―紀伊半島、九州、奄美諸島に各1ルートの計6ルートを明示しており、それぞれ「オレンジ」「ブルー」「ピンク」などの色の名がつけられています。


 

欠陥ヘリ 「オスプレイ」が空から降ってくる

日刊ゲンダイ 2012年6月20日号

軍事ジャーナリストの神浦元彰氏がこう言う。

「日本の航空法では、安全上の基準として、ヘリには『オートローテーション』という機能が不可欠です。この機能は大ざっぱに言うと、上空でエンジントラブルなどが起きて緊急着陸する場合、回転中のプロペラの角度を変えて浮力をつくり出し、安全に着陸させる機能です。しかし、オスプレイにはこの機能がありません。開発した米国でも、『軍用機』ということで特別に飛行を許可された異例のヘリなのです。オスプレイは4月にモロッコ、6月に米フロリダ州で墜落するなど事故が多発していますが、原因として、この『オートローテーション』機能の不備が挙げられています」

 そんな“欠陥ヘリ”がなぜ、大手を振って日本の上空を飛べるのかといえば、「日米地位協定」があるからだ。

 自衛隊の戦車が公道を走る場合、道交法で方向指示器を取り付ける必要があるのに対し、在日米軍の戦車は不要なのと同じ理屈である。米軍に日本の法律は無力なのだ。

 

 

これでは、まだ日本は米軍に占領されているのと変わりませんね。

村野瀬玲奈の秘書課広報室沖縄をオスプレイの脅威のもとに置き続ける非人道的な日米両政府

「事故が起こってからでは遅いのです。日米両政府が沖縄をオスプレイの脅威のもとに置き続けることを私は絶対に認めることはできません。それぞれの政府の傲慢さや詐欺師ぶりを見ればなおさらです。」

とおっしゃっています。まさに正論。

秋原葉月さんは直球で、「これで本土も少しは沖縄の気持ちがわかるかもしれないとおっしゃっています。

『「オスプレイが未亡人製造機と呼ばれたのは過去の話」と嘲笑してる人も 「日本の安全保障のためには沖縄にオスプレイ配備は必要」とか言ってる人も、もう他人事じゃなくなってきました。今度は自分の住んでる街の上をオスプレイが飛ぶかもしれないわけです。それでも当然反対しませんよね? 』、と。

きっつうう~~~!

皆様、これを機会に是非、沖縄の基地問題に関心をむけられ、オスプレイの配備反対、ひいては普天間基地の廃絶にご理解とご協力をお願い申し上げます。

沖縄返還40年 沖縄差別解消の象徴として50周年までに普天間基地は廃絶して本当の「復帰」を目指そう


 

情けは人のためならず。

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2012.06.23 Sat posted at: 16:12 JST

 米フロリダ州で6月中旬に起きた米空軍の新型垂直離着陸輸送機「オスプレイCV22型機」の墜落事故で米空軍当局者は22日、同機が所属していた第8特別作戦飛行大隊の司令官を解任したと発表した。

同飛行大隊を統括する第1特別作戦飛行隊の司令官は声明で、統率力への信頼が失われたための措置と指摘。大隊が任務遂行で求められる最高水準の正確性を維持するため新たな指導力が必要になっていると述べた。第1特別作戦飛行隊には計9大隊が所属している。

事故が起きた訓練場のウェブサイトによると、大隊の司令官は中佐で昨年5月に就任していた。オスプレイの開発などに長年携わっていたという。

事故は現地時間の6月13日午後6時45分ごろに発生した。墜落原因の調査が依然続いている。

オスプレイ開発計画は米陸軍が1982年に開始したもので、89年には当時のチェイニー国防長官が開発費激増を理由に反対し、計画中止寸前ともなっていた。また、2件の墜落がその後起き、安全性への懸念も強まっていた。

米海兵隊は2000年後半、新たな墜落が2件発生して乗員らが多数死亡したことを受け、オスプレイの飛行を中止していた。機体設計などが見直され、飛行は02年に再開されていた。07年にはイラク軍事作戦に投入もしていた。

米空軍は06年にオスプレイの試験を始め、08年から使用を開始した。

同機の開発費は200億ドルとされる。 

 

毎日新聞 2012年06月23日 10時11分(最終更新 06月23日 10時37分)

米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=古本陽荘撮影
米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=古本陽荘撮影

 【ワシントン古本陽荘】米国防総省は22日、日本の外務・防衛当局者を同省に招き、北アフリカ・モロッ コと南部フロリダ州の空軍基地で相次いだ米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイの墜落事故について説明した。協議後、同省は「日本政府の問い合わせを深刻に受 け止め、現在可能な範囲で関連情報を提供した」との声明を発表。ただ、具体的な説明内容については明らかにしなかった。

 これまで米側は、アフガニスタン戦争などで日常的に使用されている実績から「オスプレイの安全性は高い」と繰り返し主張。日米当局者の協議でも、米側は「事故はオスプレイの機体の欠陥によるものではない」と説明した模様だ。

 また、同省のリトル報道官は同日、記者団に海兵隊のオスプレイの米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)への配備計画について「進めていく」と語り、計画に変更がないことを改めて強調。協議でも同様の方針が示されたものとみられる。

 

 

オスプレイ、本土でも低空飛行訓練計画 東北から九州

図:米軍が明らかにした低空飛行訓練ルート拡大米軍が明らかにした低空飛行訓練ルート

写真:米軍の新型輸送機MV22オスプレイ。沖縄に計24機の配備が予定されている拡大米軍の新型輸送機MV22オスプレイ。沖縄に計24機の配備が予定されている

 

 米軍が沖縄の普天間飛行場に配備する新型輸送機MV22オスプレイで、東北や四国、九州など各地で低空飛行訓練を計画していることがわかった。同機は米国内などで墜落事故が相次ぎ、沖縄では反発が強まっている。ルートに設定された本土の各地にも反対が広がっている。

 防衛省が13日に公表した普天間配備にあたっての米海兵隊の環境審査報告書で明らかにされた。低空飛行ルートの存在を、米軍が公式に認めるのは初めてとみられる。

 報告書は、東北―信越の山間部を中心にした3ルートと四国―紀伊半島、九州、奄美諸島に各1ルートの計6ルートを明示。それぞれ「オレンジ」「ブルー」「ピンク」などの色の名がつけられている。

朝日新聞 2012年6月19日14時45分

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オスプレイ 本州などでも飛行計画

6月24日 11時27分 NHK
オスプレイ 本州などでも飛行計画
 

沖縄への配備が計画されているアメリカ軍の新型輸送機「オスプレイ」について、海兵隊が、沖縄だけでなく、本州、四国、九州の6つのルートでも飛行訓練を計画していることが分かりました。

「MV22オスプレイ」は、垂直に離着陸し、水平飛行もできるアメリカ軍の新型輸送機で、海兵隊が沖縄の普天間基地への配備を計画しています。
これに伴って、今月、海兵隊が作成した環境への影響についての報告書が公表され、この中で、海兵隊が、沖縄だけでなく、本州、四国、九州の6つのルートでも、オスプレイの飛行訓練を計画していることが分かりました。
ルートには、東北の「グリーン」、四国の「オレンジ」、九州の「イエロー」など色の名前が付けられ、海兵隊は、6つのルートでの飛行訓練が、合わせて年間330回になると予測しています。
飛行高度は、日本の航空法が定める最低安全高度のおよそ150メートル以上だとしたうえで、低空飛行や夜間飛行も行う計画だとしています。
また、訓練に伴う騒音などの影響は大きくないとしています。
オスプレイを巡っては、今月アメリカで、ことし4月にはモロッコで墜落事故が起き、沖縄などで配備に反対する声が強まっています。
軍事評論家の前田哲男さんは「沖縄だけでなく本土の空域も使うことが明らかになったわけで、オスプレイの配備については、本土の人も無縁ではないということを示したものだと思います」と話しています。

6つの飛行ルートとは

飛行ルートについて、海兵隊の報告書では、関係する自治体の名前は記されていませんが、地図に示されたルートによると、▽東北の山間部 を飛行する「グリーン」と「ピンク」、▽北アルプスや越後山脈の周辺を飛行する「ブルー」、▽四国山地周辺を飛行する「オレンジ」、▽九州山地周辺を飛行 する「イエロー」、▽奄美諸島に沿って飛行する「パープル」の6つです。
報告書は、これらのルートで、山口県の岩国基地所属の海兵隊機、ハリアー 攻撃機や、FA18戦闘攻撃機が、以前から飛行訓練を行ってきたとしていますが、軍事評論家の前田哲男さんは「ルートの存在は以前から指摘されていたが、 アメリカ側が公式に公表したのは初めてではないか」と話しています。
また、オスプレイが、6つのルートで飛行訓練を行う目的について、前田さんは「海兵隊は、敵のレーダーに捉えられないよう、パイロットに、低空飛行の技術を身につけさせていて、これらのルートで山間部を飛ぶ訓練などを行うと考えられる」と指摘しています。


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2 コメント

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「盗人たけだけしい」とはこのことです。 (浪速姫)
2012-06-25 14:13:54
事故を起こしたすぐ後に、沖縄への配備を遠慮するどころかその飛行範囲を広げるとは……。
 
 日本を、欠陥機改良のための試験場・実験場にするつもりか。
 問題はそれを承諾しようという日本政府の姿勢です。
 たぶんアメリカはその後押しのため、また北朝鮮に何かさせるでしょう。
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闇の中国ルート発覚 (ray)
2012-06-28 09:25:22
中国と言っても、国ではなくて中国地方です。

関西と首都圏と北海道さえ安心ならいいや。。。。と考える人はまさかいませんよね?!

今は最常連の浪速姫様、いつもご投稿ありがとうございます!
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