よく見ると維新の党の代表が入っていなくすみません。
それだけ維新が安保法案反対の運動に入ってきていなかったということ。これから頑張ってください。
民主党と維新の党が合併するにあたり、維新の党が民主党に対して改名を要求しており、民主党の内部では民主という言葉を残す案と残さない案とで検討をするのだとか。
この両党に「立憲民主主義」の看板はいかにも重い気がしますが、な~~に、自民党だって自由民主党ですからね。荷が重いどころか自由民主主義だなんて羊頭狗肉も甚だしい現状ですから、民主と維新も恥ずかしがらずに立憲民主党を名乗るがよいでしょう。
社民と生活が合流するなら、なおさら立憲民主党という看板は良いと思います。
立憲民主主義とは、多数決・多数者支配民主主義に対置する概念で、少数者の人権をも保障する民主主義という意味です。これは「討論と妥協」の過程を大切にする民主主義と言われています。
こういうのが独裁に近い多数決絶対至上主義的民主主義。
議会内で多数を占めているからと言ってろくろく審議もせずに「強行採決」するような政治ではなく、十分な討論の中で少数意見に目配りをし、少数者の人権にも十分な配慮をした妥協を厭わず、最終的な判断に至ります。
「民主主義は時間がかかる」
という格言そのものです。
この意味で、立憲民主党と名乗るということは、安倍政権や橋下維新が唱え、野田民主党も付和雷同した「決められる民主主義」からの決別を意味します。
立憲主義とは権力を抑制することで国民の人権が侵害されないようにする憲法の根本原理ですが、例えば三権分立も二院制も立憲主義の現れです。
行政権を担う内閣が独断専行しようとしても、立法権を担う国会の作る法律に従わないといけなかったり、裁判所の違憲審査権に服さないといけなかったり、憲法はわざとめんどくさくできているわけです。
また、法律ができるには原則として衆議院と参議院両方での賛成多数が必要で、衆参で多数を占める勢力が違う「ねじれ現象」もまた当然起こりうることとして織り込み済みなのが日本国憲法です。一院制は立憲民主主義にはなじみません。
この意味で、二大政党制を志向すると言いながら、たった一人の当選者を支持しない有権者の票が全部死票になってしまう小選挙区制も、立憲民主主義に反するものと言えるでしょう。
もちろん、緊急事態条項なんている権力に「便利」な規定など言語道断。
なんでもどんどん多数決で「決められる」民主主義は危ういというのが立憲主義の結論です。
最初は名前負けするでしょうが、いつか名は体を表すと言ってもらえるような政党になってほしいものです。
評判が悪かったみたいですが、良いと思いますけどね。私の気分にぴったり。
やる気を出せば応援してくれる市民はたくさんいます。市民連合の発足記者会見。
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いま日本では、首相自らが憲法を無効化すべく暴走している。デモクラシーの危機を前に、憲法学の愛敬浩二氏、青井未帆氏、中国政治の毛里和子氏、政治学の山口二郎氏、杉田敦氏、思想史の西谷修氏と大竹弘二氏がその深層を平易に読み解き、私たちのいのちやくらしを守るためのデモクラシーをどう取り戻すかを論じる。
憲法に違反する集団的自衛権の行使容認を閣議で決めてしまうのは立憲主義違反だ、というところから安保法制の廃棄を目指すんだから、立憲の名前を入れることには大義があります。
そして、民主党の名前を残すのではなく、立憲民主主義の立場に立つのだと堂々と言えばいい。
(それにしても、かつて小選挙区二大政党制をニュースステーションなどで強力に主張した山口二郎北大教授が、今や「立憲デモクラシーの会」を立ち上げて安倍独裁に反対されているわけですが、反省なさったのでしょうか)
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民主 党名変更して合流 執行部方針を了承
これを受けて、民主党は24日、国会内で臨時の常任幹事会を開き、岡田代表は、合流にあたっては解党せずに党名や綱領を変更することなどを説明しました。また、岡田氏は、来月中に新党を結成し、新しい党名については「民主」の文言を残す案と残さない案の2つに絞り、世論調査を行うことも念頭に客観的に検討して、決めていきたいという考えを示しました。
さらに、岡田氏は合流したあとの体制に関連して、「参議院選挙に勝つことが、私に与えられた役割だと思っている」と述べ、引き続き、代表として党運営にあたり、代表選挙は参議院選挙後に行いたいという考えを示しました。
これに対し、出席者からは「参議院選挙で自民・公明両党に対抗するためには、両党の結集を図る必要がある」という意見が出される一方、「党名を軽々に変えるべきではない」、「維新の党と合流するならば新たに代表選挙を行うべきだ」といった指摘が出されました。
そして、多数決の結果、執行部の方針が賛成多数で了承され、岡田氏に対応を一任することになりました。
これを受けて、岡田氏は、今週中にも維新の党の松野代表と党首会談を行って、正式に合意したい考えです。
岡田代表「3月いっぱいには新党を」
また、岡田氏は、合流後の党名について、「どういう党名にするかはこれから議論していくが、民主党のままということは考えていない」と述べました。
枝野幹事長「大同団結は当然」
赤松最高顧問「党名変える必要あるのか」
民主 篠原氏「党名変更は全面賛成」
維新 今井幹事長「幅広い野党結集を」
おおさか維新 片山共同代表「新鮮味なし」
政党合流には「新設合併」と「存続合併」
このうち、「新設合併」では、平成10年の「民政党」の例があります。この時は、「太陽党」、「国民の声」、「フロムファイブ」の3党が解党して、新たに、「民政党」を発足させました。
「存続合併」では、鳩山・菅両氏らが立ち上げた旧「民主党」に、「民政党」、「新党友愛」、「民主改革連合」の3党が平成10年に合流して、今の民主党を結成した例があります。合流にあたっては、旧「民主党」の所属議員の大半がいったん離党したうえで、ほかの3党の議員と一緒に、改めて入党する形をとりました。解党する3党に配慮するとともに、新党結成のイメージを打ち出すねらいがありました。
また、平成15年の民主党と自由党の合流も、「存続合併」です。小沢党首率いる自由党を解党したうえで、所属議員が民主党に加わる形を取りました。
今回、民主党と維新の党が検討しているのは、この「存続合併」の手法です。民主党は解党せず、1人を残して党所属議員全員がいったん離党します。そして維新の党の議員とともに、党名を変更した新たな民主党に再び入党する案が検討されています。また、今回は党名だけでなく綱領なども変更する方針で、「新党結成」のイメージをより強く打ち出すねらいがあります。
ただ、「存続合併」の場合、比例代表で選出された議員が選挙で戦ったほかの党に移ることを禁じた国会法の規定により、旧みんなの党で比例代表で当選した維新の党の5人の参議院議員は新たな党に参加できません。
このため、この5人については無所属の立場で参議院の会派に加わる案などが検討されています。
野党共闘は国民がリード 民維新党の名称「公募すべき」の声
2016年2月26日 日刊ゲンダイ
民主党と維新の党の合流は26日の党首会談で正式合意したが、早くも大モメなのが「新党」の名前だ。
民主党内では略称「民主」へのこだわりが強く、「立憲民主党」「民主党立憲同盟」「日本民主党」「新民主党」などが候補に挙がる。維新の多くはまったく新しい名前を主張し、「国民党」「憲政党」などが出ているという。
党名に「民主」を残すと清新イメージにならないが、「民主」をなくすと参院選で「民主」と書かれた票が他党や無効票になってしまうという議論もある。党名をめぐってこの先、せめぎ合いはますますエスカレートしそうで、ゴタゴタが続けば国民は呆れ、与党の「野合」批判を利するだけだ。
「党名は国民から広く公募すべきです」
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言って続ける。
「今回の新党は70年安保以来、初めて国民が『安保法制反対』で大きなうねりを起こし、国会の外側で野党を動かした結果といっていい。国民がリードして野党共闘が進んだのだから、新党の名前を国民が付けることに大義がある。民主・維新両党の解党ではないので、与党は『吸収合併で新党ではない』などと攻撃し続けるでしょうし、『民主』を残すかどうかはマスコミの格好の餌食です。それを避けるためにも、党名を国民に付けてもらったらいい」
過去に党名を公募したケースはある。「日本新党」だ。1992年の発足時、全国から寄せられた約600の候補名を参考に党名を決定した。その日本新党は、結党直後に大ブームを巻き起こし、政権を奪取している。
樋口陽一氏と小林節氏の憲法学者2人が中心になって立ち上げた「立憲政治を取り戻す国民運動委員会」は25日、2度目の会合を開いたが、民維新党や野党5党の選挙協力について、「これまでのさまざまな市民運動が後押しした」と歓迎する声が上がっていた。
ただし、「数合わせだけではワクワク感がない」とも。党名を公募すれば、国民を巻き込んだムーブメントになるんじゃないか。
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政治アナリスト・伊藤惇夫「全く新しい党名になると、今夏の参院選で不利。キラキラネームは避けて。」
政治ジャーナリスト・角谷浩一「ネットの企画では『維民党』や『民維党』ぐらいしか寄せられず、中止した。」
中野晃一・上智大教授「もとのままでいい。」
経済ジャーナリスト・萩原博子「『ありが党』。どうせ選挙対策。」
戯作者・松崎菊也「国会での追及力が弱い。「この大臣のこの発言はいかがなものか」というぬるま湯的なものばかり。なので『新党いかがなものか』『新党ため息』。」
放送プロデューサー・デーブ・スペクター「『非自民党』『民主党ネオ』『民主党プラス』」
「現代用語の基礎知識」編集長・清水均「『憲法を守る党』」
お笑い芸人集団「大川興業」総裁・大川豊「『デモクラティック スプリング党』」
いろいろ聞いてみたが、どうもパッとした案が出てこない。やはり「党名変更・合流」は前途多難か。 //
誰も真面目に答えていないかんじ。
これが、国民の民主党に対する期待度の実際 www
「立憲野合党」はいかが?
キャッチ
『憲法を 守るためには 野合でいいじゃん w 』
ええと、本当に立憲、護憲なのですか?
だとしたら、改憲を推し進める「日本会議」に所属する議員がいるのは、おかしいんじゃありませんか。
立憲主義と民主主義を守ることが非常に大切であり、
この党名は、ふさわしいと思います。
頑張ってもらいたいです。
しかし新しい党名にしないと松野氏らの維新系にとっては格好がつかないということでしょう。
その意味でいえば「立憲民主党」という党名は妥協の産物ともいえますが、立憲主義と民主主義を掲げるというようにバージョンアップしたのだと言えないこともありません。
いずれにせよ、合流が決まった以上は小異を乗り越え速やかに新党名を決定して選挙対策に一丸となるべきだと思います。
国民の目にゴタついているような印象与えてはならないと思うところです。ま
政権奪取なんて軽々しく言うな!
じ・み・ん・と・う・・・
自民党だってば。
たまたまミンスが政権についていた時、地震が来て原発が爆発したんだってば!!!
私は、最初から反原発ではありません。
ですので、自民党にも民主党にも嫌悪はありませんでした。
事故時、もし自民党政権だったとして官邸が民主党と同じ対応をしたとしても、
同じ様に、怒り、意見していたでしょう。
「民主党だったから」という事で怒っているのではないという事を御理解頂きたい。
>主様へ
先のバードさんのコメントのタイトル。
このブログの「コメントに対する注意書き」に反すると思っています。
名誉毀損・プライバシー侵害・わいせつなど違法なもの、
人を不愉快にする・品が悪いもの、感情的なもののみ承認しません
「幻の息子」と思っていただいても一向にかまいません。
ここでそれを証明する事も意味がないと思っています。
たとえ幻だと思っていても、そのコメントに対する「ご意見」がもらえる、
反論してもらい、「こういう考えがあるんだ」と思わせてくれる
勉強になるブログと思い、訪れていました。
ただ、先のタイトルの様にコメントに対する反論や議論ではなく
「個人攻撃」によって異論者を排除したいかの様なスタイルを「是」とし、
異論者は出て行って欲しいという風潮なのであれば、
今後コメントは控えようと考えてしまいます。
私が間違っているのなら謝罪いたします。
もし、ご意見が貰えるのであれば幸いです。
配慮が足らず申し訳ありませんでした。