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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

安倍首相に大阪都構想を誉められてはしゃぐ橋下市長 お礼に憲法「改正」手伝います!

2015年01月20日 | 橋下維新の会とハシズム

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橋下・慰安婦・侵略・安倍―誰が日本の評価を下げているのか
野崎 ほし (著)
第三書館

 


ツイッターに「リスト」という機能があり、私が独自にリストアップした人を集めてそのツイートを一気に観察することが出来ます。

で、私が作ったリストはただ一つ、「ハシズム」。橋下徹と維新の党をこよなく愛する人々が何を考え、どんな意見を発信しているかを時々垣間見てます。

そこで気付いたのは、橋下ファンなのにアンチ安倍晋三の多いこと!

我々から見たら、橋下維新は安倍自民党の補完勢力ですから、どっちもどっちであまり区別がつかないのですが、彼らの中ではなんだか歴然とした違いがあるようです。



こんなに仲良しなのに。



しかし、そんな彼らが頭を抱える事態が立て続けに起きて、首尾一貫ハシズムラーの彼らも
「橋下さん、どうして?」
とさすがに混乱しています。


憲法改正・都構想巡り、首相と橋下氏エール交換


2015年01月18日 09時13分 読売新聞

 安倍首相と維新の党最高顧問の橋下徹大阪市長が、憲法改正などを巡って互いにエールを送り、改めて「接近」する動きを見せている。

 首相は14日に出演した関西テレビの番組で、橋下氏が進める「大阪都構想」について「二重行政をなくし、住民自治を拡大する意義はある」と持ち上げた。また、衆参両院の3分の2以上の賛成が必要な憲法改正の発議について、「与党だけではできない。維新の党の賛成で多数を構成できればいい」と述べ、連携への期待感を示した。

 これを受け、橋下氏は15日の記者会見で、「(大阪都構想に一定の理解を示した首相の言葉は)非常に重い言葉だ。本当にうれしくてしょうがなかった」と喜びをあらわにした。自民党大阪府連は都構想に反対しているため、首相の発言は橋下氏への援護射撃になったようだ。憲法改正については「出来ることは何でもする。ぜひ実現してほしい」と語り、首相に全面的に協力する姿勢を示した。

 一方、維新の党の江田代表は与党との対決姿勢をとっており、橋下氏と首相がさらに連携を深めた場合、維新の党内の波乱要因になるとの見方がある。

2015年01月18日 09時13分 読売新聞





びっくりするのは、安倍首相が大阪都構想を持ち上げたら、橋下市長が

「本当にうれしくてしょうがなかった!」

とはしゃぎ、安倍さんへのお返しに憲法「改正」について

「出来ることは何でもする。ぜひ実現してほしい!!」

と尻尾を振るくだりです。

「橋下徹の憲法改正」、軽(かる)!



とにかくなんでも9条のせいってどゆこと?、意味わからん、と話題になった橋下失笑ツイート。





自分イチオシの大阪都構想に協力してくれるんなら、日本国民の運命を左右する日本国憲法なんかドンドン変えて!、という橋下市長の政治姿勢って一体。

やっぱ、大阪都で歴史に名を残そうとしてるんだろな。

さすがの読売新聞もこのやり取りは記事になる!と思ったから「首相と橋下氏エール交換」と表題をつけたのでしょう。



ま、こんな人生観・政治理念の人に期待するハシズミストが悪い



ところで、安倍首相と橋下市長の改憲志向と思考なんて有名じゃん?!と思われる読者の方々が多いと思われるのですが、最近の首相の発言は知ってか知らずか非常に危険な内容を含んでいます。

「憲法自らの手で書くべきだ」=安倍首相

 安倍晋三首相は14日午後、関西テレビの番組に出演し、現行憲法について「憲法ができた経緯は、占領下にあって日本人自らの手でつくったとは言いがたい。私たちは21世紀の日本の理想の姿を込めた新しい憲法を自らの手で書いていくべきだ」と述べ、憲法改正に改めて意欲を示した。
 首相は改憲の理由について「憲法ができて70年たっている中で、新しい権利も生まれてきた。プライバシー(の権利)もそうだ」と指摘。「どの条文ということはこれから議論していくが、維新の党あるいは他の党も賛成していただけるものがあればいい」と述べ、改憲に向けた他党の協力に期待感を示した。 
  (後略)
(時事通信社 2015/01/14-19:59)





私がどこが危険だと感じたのか、おわかりいただけるでしようか。

プライバシーなどの新しい権利を憲法改悪のエサにぶら下げるのは彼らの常套手段です。

プライバシー権や名誉権などの新しい権利なんて、憲法13条に規定されている幸福追求権の解釈でとっくに保障されると確定していて、今の日本国憲法下でも裁判や生活に定着してもう半世紀も経つのにね。

皆さんも日常会話でしょっちゅうプライバシーや名誉って使ってるでしょ?

新しい権利を保障するための憲法改正なんて全く必要ありません。

ちなみに今の憲法では違憲になるとして一部改憲論者が持ち出す私学助成も、解釈で解決してからもう半世紀経ちます。

そういうのって、憲法改悪するためのただの口実なんですね~。



とにかく憲法改悪するためにはどんなゴマカシも辞さない





では、安倍発言のどこが危険か。

それは、ただの憲法「改正」じゃなくて、

「新しい憲法を自らの手で書いていくべきだ」

と述べた個所です。

これは、石原慎太郎元維新の会代表がしょっちゅう口走っている日本国憲法廃止論なんです。

今の日本国憲法を一部改定するのではなくて、まさしく「新しい憲法」を書いちゃうんです。

さすがにそれは単なる言い回しの問題で、安倍首相が日本国憲法廃止論に立っている証拠にはならないと思われる方が多いでしょう。

けれども、この表現に「安倍晋三の憲法改正」の本質が図らずも表れていると思います。



いや、国民の命を危うくするばかり





なぜなら、第1次安倍政権で策定された「自民党憲法改正草案」は、憲法改定ではなく、まさに日本国憲法廃止と新憲法制定と評価すべき中身を持っていたからです。

まず、この憲法草案を読んで驚くのは、大日本帝国憲法に規定されていた戒厳令が緊急事態宣言として復活していることです。

戒厳令=緊急事態宣言が出されると、それまで保障されていた国民の基本的人権は停止!になります。

この緊急事態宣言下では表現の自由や知る権利が停止になり、国民にとって大事な情報を国家権力が独占して国民に知らされなくなります。

例えば、大規模原発事故が起こって緊急事態が宣言されると、原発事故の原因や現状の情報が全く隠蔽されてしまって、我々には全くわからなくなり、自分や家族の安全確保のために何をしたら良いかもまるで判断できなくなります。

さらに、国民の行動の自由はなくなり、こっちが安全だから移動せよという国の言うがままに、あちらに行ったりこちらに動いたりしなければなりません。

その上、財産権を停止された国民の土地建物物品は国が自由に使えるようになります。国民が不在にしている間に自宅や会社のものが、政府や国防軍に勝手に使われても文句が言えないのです。

安倍自民党の「日本国憲法改正草案」の恐怖1 緊急事態条項=戒厳令の明記






それどころか、自民党が今の憲法をなくし新しい憲法を制定すると、日本国民の基本的人権は普段から制約・侵害が当たり前になります。

まず、日本国憲法での最高価値とされ基本的人権の源泉とされる「個人の尊厳」が、自民党の新憲法ではカット=削除されてしまっています。

しかも、国民の基本的人権は「公益」「公の秩序」の範囲内での保障になります。

大日本帝国憲法下では、憲法が保障しているはずの権利が帝國議会の制定する法律の範囲内でだけ保障されるという「法律の留保」がかけられていました。

これって憲法で保障されるはずの人権が憲法より下位の規範である法律で制限できるわけで、基本的人権の中身は議会次第ということになりますから、実質的には人権保障なんてないも同然でした。






ところが、安倍自民党が作る新憲法では、法律どころかまるで内容がはっきりしない公益や公の秩序に反すると人権が制限=保障されないのです。

そもそも自民党政権下で、「公」、が強調されるようになって久しいのですが、「おおやけ」って他の国民に迷惑をかけないようにしましょうというより、ぶっちゃけた話、時の権力に都合がいいようにさせてもらいますよという意図を言い直しただけのものです。

だいたい、我々が人権の行使だと思ってやったことが、後になっていきなり公益を害するだとか公の秩序に反すると言われるかも知れないとなったら、誰も怖くて権利行使なんてできなくなります。

これが、「新憲法の世界」、なのです。

安倍自民党の「日本国憲法改正草案」の恐怖2 基本的人権規定の内容を削減して極小化し法律で好きに制約







さらに、草案では国防軍内部に軍法会議を設けるとしています。

これは大日本帝国憲法下では設置されていたけれども、日本国憲法制定で廃止された特別裁判所で、軍の裁判を一手に独占します。

ですから、軍内部の人権侵害には通常の裁判所による救済は全くなくなり、すべてが非公開の軍法会議で国民に公開されることなく秘密裡に処理されてしまうのです。

安倍自民党の「日本国憲法改正草案」の恐怖3 軍法会議の設置 








安倍首相は第1次政権でこんな新憲法を作ると宣言しているのです。

安倍首相が思わず漏らした

「新しい憲法を自らの手で書いていく」

ことが如何に危険な意味で言っているか、おわかりいただけたでしょうか。

こんな「新憲法」は戦前の大日本帝国憲法並みかそれ以上の復古主義的な中身を持っています。

そもそも、近代・現代憲法は、立憲主義に基づいて国民の基本的人権を守るために国家権力を抑制するものです。

ですから、安倍政権で作られた憲法草案は、およそ普通の意味での憲法ではない、と評価されています。

安倍自民党の「新憲法」は憲法でさえないんです。

美辞麗句を駆使してこんな危険な「憲法」を作るという安倍政権の危険性は、安倍内閣を批判している人々の認識さえはるかに超える凄まじいものです。

そして、そんな国民の幸せを踏みにじる行為に、私利私欲で喜んで協力するという橋下徹と維新の党の悪質さには、気が遠くなりそうです。
(驚きの追伸あり)

 

安倍晋三と橋下徹のやることなすこと話すことを真面目にウォッチしてたら失神、いや失禁しそうです。

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憲法改正、教育改革、TPPへの参加、原発輸出…。アベノミクスの成果が喧伝されるなかで、第2次安倍政権が進めようとしているのはどのような国家体制づくりか。ジャーナリストとして、国家による「内心」への介入や貧困・格差問題、消費増税の問題などを取材してきた著者による渾身の安倍政権論。


安倍改憲の野望 増補版 (シリーズ 希望)
樋口陽一、奥平康弘、小森陽一
かもがわ出版
 
自民党憲法草案は孤立と亡国の道だ。96条と立憲主義、集団的自衛権の閣議決定…96条の会代表と9条の会よびかけ人が徹底討論。
 
 
 
内田樹、香山リカ、山口二郎教授などによる元祖ハシズム研究本。

 


追伸

関西にはフジテレビ系列の関西テレビというテレビ局があって、そこの「FNNスーパーニュースアンカー」というニュース番組に、毎週特別コーナーを持つ青山繁晴という名物トンデモ解説者がいます。

まあ、一人「たかじんのそこまで言って委員会」と言いますか。
これでもまだ東京の人には放送がなくてわからないでしょうから、劇団ひとりTVタックルかな。

ネトウヨには、この陰謀論系タカ派「識者」のファンが多くて、毎週この人の話したことを一言一句書き起こしてる「ぼやきくっくり」という大変な右翼ブログもあります(うちより「にほんブログ村」ランキングで上位なの。なんとかしてん!)

たかじんのにしょっちゅう出ている安倍首相は当然このトンデモコーナーと解説者もお気に入りのようで、2015年1月14日にアンカーに生出演して青山のインタビューに答えました。

ぼやきくっくりより
■12/19放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
生出演!安倍晋三総裁に聞く!課題山積…新政権船出 青山繁晴が本音に迫る

ここで、安倍首相、かなり凄いことを言ってます。





「ええ。私はあの、憲法を、変えて、この、国防軍にすると。ま、つまりただの名称変更、あの、ま、防衛庁を防衛省にした、まあこれもやっぱり、それはまあ、措置としての、ステータスが大きく変わったっていうこともありますが、ま、それ以上に、防衛、ま、自衛隊は防衛軍にするというのは、憲法を変えてですね、それは他の国々と同じような、ステータスにしていくということですが、これはかなり変わっていくということに、なると思います。ま、その際ですね、いわば、打撃力を、ま、全て今の場合は米国に負っているということ、なんですが、えー、その時にもですね、えー、そういう議論についても、ま、しっかりと、するべきだろうと、思いますね」


なんだこりゃ?
この、ま、あの、ま、ってブログに使えない!
言ってる中身もわけわからん!!

憲法改悪について凄いことを書いてるという意味で引用したかったですが、むしろ、首相の喋り方がエライことになってるんです!

これ、ていねいな書き起こしだからかな、とも思ったのですが、ぼやきくっくりさんがご贔屓でより丁寧に再現しているはずの青山氏の発言は普通の書き起こしになっているので、これが安倍首相の普段の喋り方なんでしょう。

青山氏にもリラックスしてますねと言われてるし。

じゃあ、安倍首相が立て板に水で空疎な言辞を弄しまくるのは、あれは暗記?
もしくは、普段が重いビョーキ?

と、ブログ記事本体で使うに使えなかった「情報」になってしまったのでした。

いろんな意味で大丈夫か、うちの総理大臣!

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「憲法自らの手で書くべきだ」=安倍首相

 安倍晋三首相は14日午後、関西テレビの番組に出演し、現行憲法について「憲法ができた経緯は、占領下にあって日本人自らの手でつくったとは言いがたい。私たちは21世紀の日本の理想の姿を込めた新しい憲法を自らの手で書いていくべきだ」と述べ、憲法改正に改めて意欲を示した。
 首相は改憲の理由について「憲法ができて70年たっている中で、新しい権利も生まれてきた。プライバシー(の権利)もそうだ」と指摘。「どの条文ということはこれから議論していくが、維新の党あるいは他の党も賛成していただけるものがあればいい」と述べ、改憲に向けた他党の協力に期待感を示した。 
 首相は今年取り組む課題について、安全保障法制整備や農協改革などを挙げた。5月に行われる見通しとなった大阪都構想の是非を問う住民投票に関しては「賛成多数となれば、必要な手続きは粛々と行っていきたい」と語った。(時事通信社 2015/01/14-19:59)


維新の党:橋下市長「憲法改正必要…住民投票で予行練習」

 維新の党最高顧問の橋下徹・大阪市長は15日の定例会見で、安倍晋三首相が前日のテレビ番組で憲法改正に維新の協力を求めたことについて「憲法改正は絶対必要。できることがあれば何でもしたい」と述べ、応じる意向を示した。5月に住民投票で実現の是非を問う見通しがついた大阪都構想について「(憲法改正の)予行練習ですよ」と述べた。

 橋下市長は改憲で必要になる国民投票を引き合いに「大阪は同じような形でこれから住民投票をやる」などと話した。

 安倍首相は14日の関西テレビの番組で、憲法改正について「与党だけではできるものではない」などと維新に協力を呼びかけた。都構想についても「一般論的には二重行政をなくす意義はある。論評は差し控えた方がいいが、住民投票で賛成多数となれば必要な手続きは粛々と行っていきたい」と述べた。

【重石岳史】

2015年01月15日 20時46分 毎日新聞



憲法改正・都構想巡り、首相と橋下氏エール交換

2015年01月18日 09時13分
 安倍首相と維新の党最高顧問の橋下徹大阪市長が、憲法改正などを巡って互いにエールを送り、改めて「接近」する動きを見せている。

 首相は14日に出演した関西テレビの番組で、橋下氏が進める「大阪都構想」について「二重行政をなくし、住民自治を拡大する意義はある」と持ち上げた。また、衆参両院の3分の2以上の賛成が必要な憲法改正の発議について、「与党だけではできない。維新の党の賛成で多数を構成できればいい」と述べ、連携への期待感を示した。

 これを受け、橋下氏は15日の記者会見で、「(大阪都構想に一定の理解を示した首相の言葉は)非常に重い言葉だ。本当にうれしくてしょうがなかった」と喜びをあらわにした。自民党大阪府連は都構想に反対しているため、首相の発言は橋下氏への援護射撃になったようだ。憲法改正については「出来ることは何でもする。ぜひ実現してほしい」と語り、首相に全面的に協力する姿勢を示した。

 一方、維新の党の江田代表は与党との対決姿勢をとっており、橋下氏と首相がさらに連携を深めた場合、維新の党内の波乱要因になるとの見方がある。

2015年01月18日 09時13分
Copyright © The Yomiuri Shimbun



菅氏、大阪都構想「意義ある」 松井府知事と面会

2015.1.19 12:46 産経新聞

 菅義偉官房長官は19日午前、首相官邸で維新の党顧問の松井一郎大阪府知事と面会し、維新が実現を目指す大阪都構想について「日本のため(東京都と)2極をつくることは意義がある。あとは住民が決定することなので、しっかり説明をしてほしい」と述べた。面会後、松井氏が記者団に答えた。

 大阪都構想に関しては安倍晋三首相も14日のテレビ番組で「意義はある」と発言している。菅氏の“お墨付き”も得た形の松井氏は、都構想に後ろ向きな自民党大阪府連に対して「あれは『自分党』なので、議員バッジを守りたいがために反対している」と、ばっさり批判した。 

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7 コメント

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実のところ安倍首相は (H.KAWAI)
2015-01-21 10:56:59
○「大阪都構想」に興味なんか無いんじゃないでしょうか。いや、ひょっとすると何の意義も無いって事を知っているかも知れませんよ。自分で気付かなくったってきっと誰かが教えてくれますよ。例えば飯島勲とか。

○その「大阪都」ですが、橋下のオリジナルじゃなくて、既に1953年の大阪府議会で「大阪都」の実現が議決されてんですってね。

○でも、1953年ってまだ大阪市内のあちこちに戦災の焼け跡とか、そこを不法占拠して建てられたバラックとかが残っていた時代じゃありませんか。

○そんな頃なら知事に権限を集中させて速やかな復興をってのも分からなくはないんですが、でも実際はそれが逆になって1956年には大阪市が政令指定市になって府の権限が市に移管されたんですよね。

○そんな訳で「大阪都」には何の意義もないんですが、橋下がこの「大阪都」実現に執念を燃やしているのは、これを無くすと自分が丸裸同然になるからなんですよね。

○そんな何の意義もない「大阪都構想」を安倍首相が評価して見せるのは、唯一、橋下が改憲を後押ししてくれるからなんですよね。

○これで、「大阪都」が実現して、民主党が分裂して、細野一派が「維新」と合流して、橋下が細野と組んで江田を粛清して、公明党を組み伏せて、改憲を実現して、大日本合衆国へとまっしぐらなんですよね。後世大阪府民は日本中から恨みを買う事になりそうですね。
返信する
自民党あるいは保守の変貌 (洲蛇亜林)
2015-01-21 23:59:09
お互いに自分のコダワリを持つものについて協力しあうことで一致したということでしょう。

しかし、なんで安倍さんそこまで改憲というものにこだわるのか。
今までの自民党の総理、いや実力者の中でそこまでこだわった人がいたのだろうか。
良くも悪くも現実主義時代の自民党は一部を除いて憲法を変えるなどという話よりは、どうすれば経済が
良くなるかとか予算を引っ張ってこれるかとかいった類の泥臭い話が好きだったような印象ですけどね。
思いっきりの独断印象論ですけど、主義主張イデオロギーとは無縁で現実に密着した、まあ今流のマイルドヤンキー(内容曖昧な言葉ですが)的なメンタリティがかつて(10数年前まで)の自民党の主流を占めていたような。

まあ、今はこれまた極端に言えばネトウヨ的なメンタリティが自民党を引き摺っている風情です。
なにしろトップがそういうメンタリティだからそうなるのは当然ですが。

ネトウヨのメンタリティってどこか虚ろな現実から遊離したものと感じてしまうんですけどね。これ、かつての元祖ヤンキーやら今風マイルドヤンキーとは正反対のような気がします。

憲法がどうのと言う前に、政治家の皆さんやるべきこと取り組むべきこと山ほどあるのではないかと思います。
返信する
市民・国民は観客ではない (愛読者)
2015-01-22 10:23:31
橋下にせよ、安倍にせよ、どうしてこう性急で乱暴な政治をするのかと思います。
また市民や国民の側も、政治家を選んでしまったあとは、行政は政治家まかせにし、自分は観客席に座って、彼らのパフォーマンスにやんやと喝采を送るだけになってしまう姿勢も問題です。
(だからこれに答えようと、政治家もタレントよろしく政治パフォーマンスばかりするのでしょう)。

しかし、(とりわけ)地方行政の場合、常に地元住民のニーズに対応した課題を、ひとつひとつていねいに解決していく手腕が求められます。
橋下にはそれがまったくなかった。このブログでも指摘されているように、おかしなことばかり。
一番怖かったのは、昨夏の台風のときに、自宅で愚かなtwitterざんまいをしていた危機意識ゼロの姿だった。
公務日程ゼロで検索すれば毎回トップに出るような市長ははっきりいって失格、まったく信頼できません。リコールの対象になるべき存在でしょう。
大阪市のまま、いわゆる二重行政とされる問題も解決できるのに、このような劇場政治のあり方から市民や国民の側も目覚めなければいけません。
選挙が終わってからこそ、市民は目覚めて行政や政治家の動向をしっかり監視し、言うべき意見はどんどん声を上げていくべきです。
そうしてこそ、真の成熟した民主主義だと思います。
返信する
Unknown (Y.Kotani)
2015-01-22 18:17:01
トラックバック送信しました。

世の中には、トンデモ宗教の信者のような、他人の人権を抑圧したくてたまらない、歪んだ人間達が一定割合で存在します。

彼らは例外なく、罪悪感をカモフラージュするために、人のため、社会のため、国のため、と言ってシッカリ猫を被っています。
そして、何世代にもわたって、取り憑いたら離さないという、悪しき執念を燃やしています。

ただ普通に日常を生きたいだけ、という慎ましい日本人の多くは、自分の身の回りのことだけやっていれば大丈夫だと信じて疑わないみたいです。
しかし、ささやかな幸福を維持するためには政治に無関心ではいられない、という状況に置かれているんでしょう。
返信する
魑魅魍魎たち (ray)
2015-01-22 21:15:15
橋下、安倍、双方とも独自の不気味さがありますなあ。

カワイさん、かなりコワイ予測ありがとうございます。
新自由主義マンマンの江田がまだマシな方で出でくるのが悲しいところですね。

最近、良くコメント下さるあなたはスターリンさん?!
ヤンキーやマイルドヤンキーやまだ保守だった自民党の共通点は田舎ちゃんだということでしょうか。
安倍ちゃんやネトウヨさん達は都会化したのかなとちょっと思いました。
これからもよろしくお願いします。

愛読者さま、ご愛読ありがとうございます。
どうでしょう、この際、もうちょい個性的なハンドルネームに移行するというのは?
あの、大雨の時、橋下はツイート三昧で、松井は
「いいお酒を頂いています」
ってツイートしませんでしたっけ?!
こいつらが地方自治体の首長では関西の未来は限りなく暗いと思いました。

コタニさん、ピンポン解説!のお話、拝読してまいりました。
安倍ちゃん自体が札付きの悪徳新興宗教と関係があるなどと噂されていますね。
おじいちゃんとはまた別の妖怪に成長していくのでしょうか。




返信する
噂のご説明よろしく (ケンミン)
2015-01-23 09:55:46
rayさん

>橋下、安倍、双方とも独自の不気味さがありますなあ。

そうでしょうか?賛否は別にして、どちらも分かりやすい言動をしていると思いますよ。

>安倍ちゃん自体が札付きの悪徳新興宗教と関係があるなどと噂されていますね。

その悪徳新興宗教についてもっと詳しくご説明ください。それとも弁護士さんでも噂に左右されるってことですか?

>おじいちゃんとはまた別の妖怪に成長していくのでしょうか。

それはそれでいいんじゃないですか?いろいろな妖怪が出現することは水木しげるさんも喜ぶでしょう。そしてその妖怪は日本国民に支持されなければ自然消滅するでしょうから。
返信する
右翼と左翼の架け橋になりたい! (自衛隊ってかっこいい!)
2015-01-29 02:02:52
ブログを読ませていただき、大変勉強になりました。ありがとうございました。

いやー、安倍さんね・・・。私は「平成の妖怪」なんて呼んでおりますけれども・・・ね。ここまで権力に「執着」した首相を、あるお方を除いて私は知りませんね・・・。やはり、彼の政策(政治)等を見る限り、そのお方と血は争えないのだなと感心しております。(それに、顔の頬の部位も似ている・・・ような。)

どちらにせよ、現在の安倍政権は、国益(国のために必要なこと)を重視して、国民益(国民のために必要なこと)を犠牲にしているという傾向があるようにも思えます。戦後の各政権と根本的に異なるところは、それ(「国」と「国民」の捉え方)なのではないかなと考えております。
まあ、感情論含め、立場の違いによって「安倍政権の捉え方(見方)」も違ってくるでしょうけどね、ハイ・・・。(当然、私の意見についても、賛否両論あるかと思います、ハイ・・・。)

それは、そうと・・・。
右翼側・左翼側の人間はもう少し仲良くしてほしいですよ。お互い「国」をよくしようと必死なわけですからね。それは「立場の違い」によるもので・・・。そして「手段の1つ」なわけですから・・・。
それを全て踏まえて、お互いが納得できる提案(=「真ん中」)をするのが「政治家」であって、それが行われる「政治」こそ理想であると考えます。というか、それこそが「正しい政治」だと考えています。
そうすると・・・現在の安倍政権は「どうなのか」という話ですよ・・・。

つまり、自分は何が言いたいのだろう(笑)

イヤハヤ、私の稚拙な意見・文章をここまでお読みくださり、本当にありがとうございました。
また、タイトルと本文が全く関係がないことをここに深くお詫び申し上げます・・・。

最後になりますが、ブログ主様のことを陰ながら応援させていただきます。
返信する

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