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うちのブログにコメントをくださる方々の多くが、橋下市長はいずれ、それも近いうちに政治家に復活すると予想されています。
それも、橋下市長は政治家を引退すると大阪「都」構想住民投票のあとの敗北記者会見で発表したけれども、あれは政治の世界にいずれ復帰するつもりであるという本音を隠しているんだと分析しての予想です。
しかし、私は橋下市長は本当に100%政治家を辞めるつもりであり、二度と政治家をやるつもりはないのだと思っています。
つまり、あの記者会見に嘘は全くないと思うのです。
これまで7年半橋下市長のハシズムを批判し続けてきて、彼の嘘やクルクル王子→コロコロ大王ぶりを嫌と言うほど見せつけられてきましたが、今回の引退宣言は心からのものであると思います。彼は本当に弁護士をやるつもりだと感じています。
タレントはやるかもしれません。タレントにならないという理由は誘いがないからなれないという理由でしたから。
しかし、どのテレビ局も橋下氏という絶大な潜在視聴率を持っているタレントには垂涎状態でしょうし、比較的対立することがなかったフジテレビ・関西テレビ系列やむしろ橋下テレビともいうべき存在だった日本テレビ・読売テレビなら彼もやる気になるのではないでしょうか。
その時、ニュース番組のキャスターとかやられたら、それはそれで最悪ですね(笑)。視聴者もテレビ局も彼が無茶なことを言う人だということ込みで待ち受けているわけですから、というか酷いことを言うのを待っているわけですから、かなりの暴言も許されてしまうでしょうから。
橋下氏の暴言・暴挙を挙げだしたらきりがないのですが、君が代・日の丸斉唱問題にしても、思い付きではなく、実はタレント時代から首尾一貫しているのは間違いない。
とにかく、彼の今の心境はオリンピックで力の限り闘ってマラソンかなんかで銀メダルを獲ってきたアスリートのような気持ちだと思いますよ。やるだけやりつくしたという完全燃焼感が彼を満たしていると思います。
彼が政治家を続けてくれることを大阪維新の会や維新の党関係者のみならず、支持者やファンが切望していますが、彼にとっては他人がどう思おうが知ったこっちゃないと思います。他人のために何かしようという気持ちは全くない人ですから。
記者会見の最後の方でも自分は奴隷じゃないって言ってましたよね。彼にとっては誰かのために何かするのは奴隷と同じなのです。現役時代も自分は特別職であって一般職ではないと再三言っていました。だから好き勝手なことをしていいのだと。彼は他の市の職員は公僕だが自分は全く違うと思っていたのです。
だから、誰が何と言おうと、彼は政治をやるつもりはなくて弁護士をやるつもりです。
今は。
飛田というのは橋下氏が顧問弁護士をやっていた有名な物凄い風俗街です。
しかし、橋下市長に弁護士が務まりますかね。
弁護士の仕事なんてしょせん「待ち」の仕事です。今、橋下総合法律事務所には事件依頼が殺到しているそうですが、彼にとっては極めて退屈だと思いますよ。そもそも、彼には他人のために働こうとか、他人を幸せにしようという気が極めて薄いわけですし。
なにより、大阪府知事になり、それを辞めてダブル選挙で大阪市長になり、その大阪市もぶっ潰して大阪都を作り、いずれは日本全体を。。。という興奮を味わった人がですね、弁護士だのタレントだのと言う枠に収まりきらないでしょう。
それにしても、さすがの橋下氏でも7年半の政治家生活で疲れたのは間違いないですね。老けました。
スポーツの世界でもトップまで行った人で早すぎる引退をした人が、また復活するということはよくありますよね。
頂点を極めた彼らにとっては、引退後何をやってももうあの競技の世界の興奮はないらしいですよ。だから残りの人生を満たされない気持ちで暮らすのがたまらなくなってまた闘いの日々に戻るのだと思います。
つまり、退屈な日々に耐えられない。
しかも、政治の世界には年齢的、肉体的限界というのがないじゃないですか。橋下市長は政治家をやるのがもう無理だから辞めたのではなく、敗北したから辞めるんですよね。まだまだ政治家は続けられるわけです。
そして、彼は銀メダルは獲ったけれども金メダルは獲っていないんですよね。有森裕子さんみたいなものです。
しかし、有森さんもバルセロナオリンピックで銀メダルを獲った後、さまざまな怪我もあって一度は引退を考えたけれどもやっぱり止められなくて、もう一度アトランタ五輪に出て銅メダルを獲りました。
そして
初めて自分で自分をほめてあげたいと思います。
と言ったほど完全燃焼したのに、またシドニーにも出ようとしたんですよね。
有森さんを例に出すと、ちょっとたとえが良すぎたかなw
今、ウィキペディアを見たら、有森さんは 日本陸上競技連盟の理事、スペシャルオリンピックス日本の理事長、日体大客員教授、国際陸上競技連盟女性委員会委員、国連人口基金親善大使。株式会社RIGHTS.取締役、という肩書を持っておられて、凄まじい活躍です。
それは一つや二つの仕事じゃあ、とてもオリンピックの檜舞台で金メダルを目指して闘うほどの興奮が得られないからじゃあないでしょうか。
逆に、橋下市長が維新を率いて大阪都を目指すほどの興奮が他で得られれば、政治家に復活するのを阻止できると思ってずっと考えているのですが、ちょっと思いつかないんですよね、今のところ。
なにか自分が頂点に立って人を見降ろして支配するようなものが他にあるといいんですが。
あるとしたら世界を股にかけての実業家かなと思いますが、彼は経営のセンスゼロですし(笑)。
彼が大阪府庁を災害に弱くて欠陥だらけのWTCビルに持っていこうとしたのも、石原都知事がいる東京都庁よりデカいビルから人々を見下ろしたかっただけだと思います。
となると、権力者しかなくないですか?
これなら、東京都庁にも負けなくてカッコいいと思ったのでしょう。
大阪 WTCへの府庁移転断念で大損!橋下府知事の大失政 なにやってんねん!
府庁移転断念問題で大阪府民に大損させた橋下徹府知事・松井維新の会幹事長は大阪ダブル選挙に出る資格なし
橋下府知事の買った湾岸庁舎で1200億円の損害 維新の会、当然府知事候補に断られる
橋下大阪市長に府庁舎購入の損害96億円返還請求を求める住民訴訟提起 大阪都構想で追及を逃れられるか?
こんなところに大阪府庁→大阪都庁だのカジノだのを作ろうとしていたんですが、そこの判断がもう狂ってますよね。
このWTCビル購入問題ほか、橋下市長は数あまたの住民訴訟を起こされているんですが、橋下市長は自分が弁護士やるより自分が被告や補助参加人をやっている訴訟に弁護士を頼むので精いっぱいじゃないですかネ。
不倫するときも機長の格好をして相手にスチュワーデスのコスプレさせたという人ですからね。とことん、人を支配するのが好きなんですw
しかも、いつも政治家として賞味期限切れにならないことに細心の注意を払っていた橋下市長のことですから、市長をやめてしまうと注目を全く浴びないことをひしひしと感じて焦ると思うんですよね。
だから、今は心底政治家を辞めるつもりなんだけれども、かなり早いうちに我慢できなくなると思うんです。
その時、彼を止めるものがあるとすれば、それは彼の外側にあるものではなく、内側にある
カッコ悪いことはしたくない
という気持ちだけだと思いますね。
だって、あれだけ辞める辞めると言っておいて、またやりますと言いだしたらカッコ悪いでしょう?
だから、今、橋下市長辞めないでという署名活動までしている方々の努力は無駄だと思うけれども(彼はみなさんのことなんて虫けらのようにしか思っていないから)、橋下市長にもう一度政治家になってほしいなら、彼が弁護士という名の隠居生活に飽き飽きし始めたころに、なにか彼が復活してもカッコ悪くないような「お膳立て」をしてあげることですね。
ええと、それなら私は思いついているんですが、彼が政治家として復活することは大阪だけでなく日本にとって災厄だと思っているので、あえて書きません。
こういうのを本音の政治家だ、痛快だと持ち上げる人が後を絶たなかった。
それにしても、橋下市長を熱狂的に支持して彼の大阪「都」構想を支持して走り回った人々を見ていると、人はいかに指導者に指揮されたい、いや支配されたがっているかがわかって暗然としますね。
独裁者は大衆が作るのだということが良くわかりました。独裁者の方は彼を支持する人々の気持ちなんて無視していて、彼らを捨てたり裏切ったりすることに露ほどの罪悪感も持っていないことが今回の引退でも明らかなのに。
そうでなかったら、もう少し支持者の皆さんに申し訳ないって言うでしょう。しかし、引退記者会見では、自分にとって幸せな7年半だったという話ばかりでしたよね。
また、彼を惜しむようなことを言っている外野の人たちは退屈しのぎと言うか、面白がっているだけですしね。マスコミは視聴率やネタが欲しいだけだし。
というわけで、彼が弁護士に飽きて、他に興奮することが見つからなくて、政治家に戻るのがカッコ悪くないという3条件さえそろえば、彼は政治の世界に復帰すると思います。
まあ、とっかかりは安倍政権で民間からの地方創生大臣などがお似合いかと思いますが、そんなもので彼の野望は終わらないでしょう。また以前の維新のメンバーを核として新党を作り、今度は安倍政権後の天下を狙うんじゃないですか。
ですから、自由と民主主義を第一に考える我々は、安倍政権の暴虐と闘いながら、橋下復活の日にも備えないといけないのだと思います。
できたら、彼が政治以外のことでそれ以上に興奮することが見つけれてあげられたらいいのですが、なにかないですか?
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追伸
大阪「都」構想で橋下市長が勝つ方法なんていくらでもありました。
たとえば、2011年12月のダブル選挙で敬老パスを廃止せず、むしろ拡張すると言ったんだからそうすればよかったんですよ。
それを「改革を断行」してみせないと「カッコ悪い」から、公約違反をして縮小したじゃないですか。
彼に、大阪「都」構想を通すなら高齢者を敵に回したらダメだという先を見通す洞察力、我慢する賢ささえあれば勝てたのにね。
しかし、第二次政権で見違えるようにしたたかになって帰ってきた安倍首相のようなことが、New橋下では起こるかもしれません。
それが恐ろしい。
橋下氏が被告になっている各裁判で立ち上がれないくらいのダメージを彼に与えるのが一番いい方法かもしれません。平松前市長からの刑事告訴もあるし。
各訴訟団、頑張って!
橋下市長「平松氏は言論で戦え」の大ブーメラン 思想調査アンケートでまた敗訴 問答無用の違法行為が弾劾
平松前大阪市長が橋下市長を名誉毀損で告訴。完全にアウトで今度は刑事責任が問われる。
橋下市長が後援会会長の息子を特別秘書にして大阪市が給与を払っている情実採用住民訴訟で文書提出命令!
橋下徹と言う人個人を探求した本の数々。
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「最も危険な政治家」橋下徹研究 孤独なポピュリストの原点―新潮45eBooklet |
上原善広 | |
新潮社 |
「改革」と称して次々と奇策を繰り出し、それを疑問視するものは徹底的にやりこめる。チャパツの弁護士から政治家に転進し、自身の政党まで作り上げたこの人物は、いったい何に突き動かされているのか。そして彼の思想、行動力はどんな環境が育んできたのか。新潮45掲載時に大反響を呼び、いくつもの後追い記事を生んだ「橋下徹研究」の嚆矢。
橋下徹―。彼は一体何者なのか。何を予期し、何を遂行し、何を具現化しようとしているのか。いかなる未来の到来を告げるものなのか。戦後政治を独自の炯眼で読み解いてきた著者が、その正体に切り込む。
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橋下徹 改革者か壊し屋か―大阪都構想のゆくえ (中公新書ラクレ) |
吉富有治 | |
中央公論新社 |
大谷昭宏事務所所属の気鋭のジャーナリストによる橋下ウォッチング最新刊。
「仮面の騎士」橋下徹 独裁支配の野望と罠 大阪の地方自治を考える会 講談社
大阪、そして日本を破滅に導く恐怖専制の実態を決意の実名告発。「閉塞ニッポンを救う男」の実像は、「傲慢」「気紛れ」「無責任」―。連戦連勝の選挙戦の陰で露になる暴君の素顔を、部下たちがついに明かす。
橋下徹のカネと黒い人脈 (宝島NonfictionBooks) 宝島社
サラ金業界などの財界アウトサイダー、食肉王ハンナンの浅田満をはじめとした関西アンダーグランドの面々……橋下人脈は徹頭徹尾、きな臭いのだ。週刊誌さえまだ気づいていない、時代の寵児の正体がここに明かされる! 橋下「大阪維新の会」は、一皮むけば旧態依然としてた利権屋集団、ブレーンから財界パトロンまでアウトサイダーの巣窟だったのだ。改革の旗手の仮面に隠された“ペテン"のカラクリを大胆に暴く!! 新しい告発ノンフィクションリシーズ「宝島NF」の最新刊。
橋下徹研究 産経新聞大阪社会部 産経新聞出版
橋下氏に終始冷たかった産経westによる元祖橋下府知事探究本。
毎日新聞 2015年05月18日 16時43分(最終更新 05月19日 10時20分)
そうした大衆の心理を知っているがゆえ、ジレンマを抱えていたのではないか。都構想の可否を決める住民投票に持ち込んだものの、肝心のメリットが伝えきれない。一定の橋下人気はあるにせよ、政策が腑(ふ)に落ちなければ賛成とならない。テレビCMでは青空をバックにTシャツ姿でひたすら訴えていた。
「いやー、本当にここまで長かった。まあ、山あり、谷あり、地獄あり。とにかく大阪をよくしたい、その思い、それだけでここまでやってきました」
民主党政調会長代理の辻元清美さん(55)は「痛々しいなあ」と言うのだった。「橋下さん45歳でしょ、年齢的にもずっと弟みたいな感じに思ってましたから。ええキャラもあってね、(国直轄公共事業の地方負担金について)ぼったくりバーみたいとか、原発はおかしいとか言ったりして。でも権力の刀を持つ快感を覚えた。2012年に国政政党の日本維新の会をつくって、その後、石原慎太郎さんと手を結んで、これで天下が取れるぞと思ったんやね。<大戦(おおいくさ)>って言いだしたり。ああ、勘違いしてるなって」
◇そもそも強くない
改憲をもくろむ安倍晋三首相にとって、橋下さんは同志だった。いくら巨大与党とはいえ、改憲勢力をより盤石にしたい、そのためにエールを送り続けた。都構想の実現を見届け、橋下さんは満を持して永田町に乗り込む−−。そんなシナリオがまことしやかに語られもした。だが、ここで看板政策が消え、役者も去れば、維新の先行きも見通せない。「自民党は本音では維新を相手にしてないと思います」(民主党幹部)
◇その先は、私利私欲 普通の仕事で働きますよ
そういえば、まだ初々しい橋下さんに将来を聞いたことがある。
「僕、正義感も奉仕の精神も強くない。そもそも強い男じゃありません。この年だから無理できるんです。大阪を変えたい、その一心で。その先は、私利私欲、普通の仕事で自分のために働きますよ」
さて、住民投票で分裂した大阪はどうなるのか。「街場の大阪論」を書いた情報誌「ミーツ」の元名物編集長、江弘毅さん(56)に聞いてみた。「大阪に二者択一を迫ったのは共同体の破壊に等しく、罪深いですよ。でも、大阪はぐにゃぐにゃにゆがんだりもするけど、形状記憶合金みたいにすぐ戻る。それもあっという間に」
戦い敗れた橋下さん、今夜、ミナミあたりで、ひとりの大阪人としてグラスを傾けたらいかがか。やけ酒でなく。
橋下市長、さばさば会見 「間違っていたんでしょうね」
2015年5月18日00時33分 朝日新聞
17日午後11時10分。スーツに身を包んだ大阪市長(大阪維新の会代表)の橋下徹氏は、大阪市北区のホテルに設けられた記者会見場に松井一郎大阪府知事(維新幹事長)とともに、姿を現した。カメラのフラッシュを浴び、笑みを浮かべた。
「本当に重要な意思表示をしていただき、ありがとうございます。受け入れられなかったことで、やっぱり間違っていたということになるんでしょうね」
さばさばとした表情で切り出した橋下氏は、市民への感謝の念を繰り返した。「日本の民主主義を相当レベルアップしたと思う。大阪市民の皆さんは全国で一番政治や行政に精通されていると思う」とし、「政治家冥利(みょうり)につきる活動だった」と満足そうに振り返った。
会見では12月の任期満了での政界引退を明言した。
「覆してほしいと思う有権者もいると思うが、百%ないですか?」
記者団にそう確認されると、2008年の知事選初出馬を否定した時のせりふを自ら持ち出して、「2万%(ない)と言わせたいんですか」と笑いを誘った。
また、都構想をめぐって対立してきた市議会の他会派に「できる限り任期までに課題を少しでも前に進めたい」と呼びかけ、“ノーサイド”を印象づけた。
維新はこの日、全国から集めた約1千人を365カ所の投票所に配置。橋下氏の「ラストメッセージ」を載せたチラシを市民らに配り、橋下氏も宣伝カーで市内の投票所を駆け回った。
「大阪府、大阪市、一つにまとめるラストチャンス。前に進めましょう」
車から笑顔で手を振り、投票に向かう市民に直接語りかけた。昼過ぎには中央区の南海なんば駅前で、松井氏と2人で車の上から演説。「正直いま、非常に厳しい状況」と漏らし、午後6時過ぎにはツイッターで「これから2時間が勝負です。ここまで来ると、あなたの一票が結論を左右します」とつぶやいた。
松井氏は、維新が情勢を厳しいとみていた平野区内からスタート。「今日は投票日。絶対に投票行って」「大阪を変えるワンチャンスなんです」と手を振りながら訴えた。松井氏は大阪府八尾市在住。途中、すれ違った反対派のメンバーから、「市外の住民に大阪市を壊されたくない」と批判される場面がみられた。
■「僕の態度振る舞いに対する嫌悪感」 女性の支持、戻せず
大阪維新の会以外の政党や各種団体が反対派に集結する中、報道各社の世論調査で「賛成」が伸び悩んでいるとされた女性を中心とした、無党派層の取り込みが戦略の軸だった。だが序盤に伝えられた劣勢を逆転することはできなかった。
維新は統一地方選の前半戦直後から、テレビCMを展開。さらに日替わりで新聞にチラシを折り込むなどの広報戦略に、計約4億円を投入した。維新幹部の悩みは、これまでの選挙では支持が厚かった無党派層の動向だった。松井氏は終盤、「(今の)無党派層はわれわれにマイナス感情を持っている人が多い」といらだちを募らせた。
告示後も特に、女性へ支持が広がらなかった。橋下氏は幹部宛てのメールで「僕の態度振る舞いに対する嫌悪感。都構想の優しい大阪の面が伝わっていない」と原因を分析。終盤の演説では、子育てや教育、医療など生活に身近なテーマを中心に据えた。
自治会組織や医師会などの団体が続々、都構想案に反対を表明。組織戦に対抗するため、全国から地方議員や国会議員秘書らをビラ配り要員として集め、「1千人態勢」で臨んだ。終盤には維新の党の江田憲司代表も入った。維新幹部は「都構想のために立ち上げた政党。持てる資源すべてを住民投票につぎ込んだ」と話した。
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○一見大戦略のように見える「都構想」も実は平松潰しの「戦術」だったんですよ。
○ところが始めてみると想像以上に時間がかかり、遂に7年半という時間を潰してしまったんですね。
○仮に今回の住民投票で「大阪市廃止」が通ったとしてもその先待ち構える問題に橋下が対処しきれたかどうか大いに疑問ですね。
○ですから、橋下は住民投票がNOの結果を突き付けた事に内心ホッとしたかも知れませんよ。
○それだと「引退」は本当という事になりますが、あと一息で行けたのにと思っているなら、再起の機会を窺うでしょうね。
○それにしても、橋下の「敵を作って叩く」戦術が短期的に成功した事は確かですが、それを続ける事で長期的には失敗したと言えるのではないでしょうか。
○弱者叩き、公務員叩きなんか公務員にもその家族なんかがいる訳ですから相当な数の市民を敵に回したんじゃありませんか?戦略的には誤りだと思いますがね。
1.巨大企業傘下とはいえ、大阪の発動機にとって、大阪の経済にとって打撃だったんではないでしょうか?おお、大阪廃止の布石ですか。
2.軽自動車、すべてではないにせよ、幼児と母親にとっての車だと思います。また少し、子育てのしにくい社会になってしまった訳ですね。子育てにかかる消費税とともに、少子化促進政策、一歩前進です。
3.アメリカの企業には、日本なみの軽自動車を作れる技術はありません。売・政策も一歩前進です。
4.サイズゆえの環境負荷が小さい軽自動車の税金上げて、環境破壊政策も一歩前進です。
シルバーデモクラシーなどと言ってますが、憲法改悪が絡まない国政選挙でも、そんなことを言っているのかどうか。
テレビ業界は広告収入減少から凋落が続いているから、視聴率を稼げる橋下氏の引退を惜しむ声は、テレビ業界とテレビに影響(洗脳?)された人々から上がって当然でしょう。平松さんは、大阪市解体反対を言うのはSNSなどのネットで、マスコミは何も言っていないと指摘されていましたね。
その橋下氏の今後についてのRayさんの予想には、唸らされました。さすが放送人…もとい法曹人の分析です。
私は橋下氏について、最高のガッツと実行力で最低の政策を実行する人物程度に考えていました。引き受けたことは熱意をもって実行するにしても、彼には最低の政策しかできない人物なのだろう…という風に見ていました。
「国民の奴隷でない」と言うからには、橋下マニアが期待する動きはないでしょう…当面。しかしRayさんの言われるとおりに、非橋下マニアが忘れた頃に彼が帰ってきそうな予感です。私たち40代は仕事がそろそろしんどくなってくる頃ですが、ラガーで体力があった彼には、「何かをしたい」欲求がありそうです。
そのためにも、彼の公民権を停止する方策がないか考えるこのごろです。裁判闘争の深化ですかねえ。