Everyone says I love you !

弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

アメリカ第1 国民2の次の野田政権の卑劣 辺野古環境アセス評価書を沖縄県庁守衛室に朝4時に運び込む!

2011年12月29日 | 沖縄差別の解消と基地問題

 

政府が米軍普天間基地を辺野古移設する環境影響評価書提出を強行 今試されている我々日本人の人間性

と12月26日に書きましたが、県民の抵抗から、環境アセス評価書は結局郵便で送るんだと思っていたんです。

野田政権の人間性は見下げ果てたものだとは思っていましたが、まさか、こんな卑怯な方法、本当の強硬手段を使うとは。

防衛省沖縄防衛局は2011年12月28日午前4時すぎ、政府が沖縄県に発送したあと、抗議行動を受けて届けられないままになっていた、アメリカ軍普天間基地の名護市への移設計画に伴う環境影響評価書を、沖縄県庁の守衛室に運び込みました。

闇に紛れてこそこそと夜襲。夜盗かと見まがわんばかりの卑怯未練なやり口です。

 


鳩山元首相が、普天間基地移設問題について「最低でも県外」と公約したのに、それを反故にする。

 

沖縄差別の象徴 普天間基地移設問題の解決方法は撤去・廃絶のみ

沖縄防衛局長が環境影響評価書の提出時期を一川防衛大臣が明確にしていないことについて、「犯す前にこれから犯すとは言わない」と発言する。

 

沖縄を普天間基地移設で「犯す前にこれから犯すとは言わない」辺野古環境アセスについて沖縄防衛局長が暴言

そんな中で、今度は沖縄県民をいきなり闇討ちにする。

ここまで人の感情を逆撫ですることを立て続けにしてでも、どうして評価書を今日沖縄県に提出しなければならなかったかというと、野田首相がオバマ大統領に、「年内に提出する」と約束したからだというのです。

 

野田・オバマ日米首脳会談はわずか35分の儀式 普天間基地移設問題に中途半端な「結果」は必要ない

 

さっそく、米国防総省のリトル報道官は12月28日、防衛省が評価書を沖縄県に提出したことについて「重要な進展だ」「パネッタ国防長官は、この知らせを歓迎している」「日本政府が計画を前進させる努力をしたことに感謝している。国防長官は次の段階、すなわち(代替施設建設地の)埋め立て許可に向けて、日本側と取り組むことを期待している」などとする声明を出しました。

沖縄県民は裏切って、国民への公約は打ち捨てて、アメリカとの約束だけは守って誉められて嬉しいのか!

 

 

藤村官房長官は、12月28日午前の記者会見で、

「年内に評価書が出来上がったので、提出するのが自然な形だ」

と述べましたが、なにが自然か。

アメリカの顔色ばかりうかがって、自国民である沖縄県民の人格も感情も、なにも考えていない。

しかも、真正面から説得することなく、裏口入学しようとする。

「やり方は心外だが、受理せざるを得ない」と沖縄県は受理を決めました。

2011年の御用納めが、アメリカの御用でこんな卑怯な作業だとは、野田政権は子ども達への道徳教育上良くないので、来年早々消えて欲しいです。

国民の了解を得ずになんでも公約する野田政権こそ独裁だ 普天間、原発再稼働・輸出、消費税増税、TPP

 

 

野田首相は戦後最悪総理の道をばく進中だと思われた方は

よろしかったら上下ともクリックしてくださると大変嬉しいです!

 

人気ブログランキングへ人気ブログランキング  

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

 

 

在日米軍再編:普天間移設 辺野古アセス、夜襲決行「卑劣」 反対市民「怒」の抗議

 「まさかここまでやるとは」「こんな卑劣なやり方は許せない」。政府が普天間飛行場移設の環境影響評価書を28日未明の闇に紛れて沖縄県庁に持ち 込んだことに対し、早朝から県庁に集まった移設に反対する市民らの間に驚きと怒りの声が広がった。市民団体や地方議員ら約100人は開庁時間前から、評価 書が保管されている守衛室の前などに詰めかけ、持ち込みを許した県側に説明を求めるなどした。仕事納めの県庁は、ざわついた雰囲気に包まれた。【福永方 人】

 “夜襲”が決行されたのは28日午前4時ごろ。26日から評価書提出の阻止活動を展開していた「基地の県内移設に反対する県民会議」の山城博治事 務局長は「深夜が危ない」と思い、この日午前1時ごろから県庁東側の車両通用口に車を止め、一人で評価書の持ち込みを警戒していた。

 「車内でうとうとしていたら、バタバタする物音で目が覚めた」。外を見ると、近くに4台のワゴン車が止まり、スーツや作業着姿の沖縄防衛局職員約 20人が段ボール箱を守衛室に運び込んでいた。真部朗局長の姿もあった。「まずい」。慌てて後を追い、「何をしているんだ」と制止しようとしたが、「どい てください」と振り切られた。

 運び終わった職員たちは無言で車に戻り、3台がすぐに走り去った。わずか5分ほどの出来事だった。残る1台の車は山城事務局長が立ちふさがって停 止させたが、駆けつけた警察官の指導もあり、同5時40分ごろにその場を離れた。山城事務局長は「まるで泥棒行為で、あってはならないこと。県側は開庁時 間外に評価書を受け取ることはないと言っていたのに、なぜこんなことになったのか。県に経緯を確認したい」と硬い表情で話した。

 ニュースなどで評価書の持ち込みを知った反対派の市民や地方議員らは午前8時前から続々と県庁に集結。赤地に黒く「怒」の文字が書かれた紙を掲 げ、守衛室前などに座り込むなどした。駆けつけた社民党の山内徳信参院議員は「怒りが頂点に達している。前沖縄防衛局長の言葉通り、まさに県民を『犯す』 ようなやり方だ」と憤慨した。

 評価書の提出を阻止した27日の抗議活動に参加した沖縄県宜野湾市のアルバイト、横山知枝さん(40)は「昨日せっかく提出を食い止めたのに、悔 しい。こんな姑息(こそく)なことをする政府はどこまで県民をだまし、踏みにじるのか。知事は評価書を受け取らないでほしい」と訴えた。

 一方、移設計画先の大城敬人・名護市議は「闇に紛れて届ければ受け取るだろうという姑息な行動で、あまりにも沖縄県民を愚弄(ぐろう)している。 米国との約束だけ果たせばいいのか。主権国家として恥も外聞もない。今から私も県庁に駆け付け、守衛室から搬出されるのを阻止する」と憤った。

毎日新聞 2011年12月28日 東京夕刊

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大阪府市統合本部に結集した... | トップ | 消費税増税は中低所得層直撃... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
同志よ、自国は自ら守る気概を、しっかりと持とう! (cafe)
2011-12-28 21:07:49
 日本は、アメリカの植民地ではない。
 日本人よ、第二次大戦の沖縄戦敗北の屈辱を、思い起してくれ!
 自分の国は、自分で守るのだ、違いますか?
返信する
self-will (noga)
2011-12-30 03:08:30
昔、「コーラは○○○、ボクシングはヤマトダマシィ」という宣伝文句があった。
闘争には、大和魂が有効であるということであろうか。大和魂とは、負けじ魂のことなのか。大和魂を発揮して頑張れば、その結果は沖縄戦のようになるというものであろうか。

悪くないものを悪いと言わせようとする恣意がある。これも、腹芸か、大和魂か。
その恣意が政治問題を何十年も膠着させている。
普天間基地の環境がどうしても我が国民に許しがたいものであるならば、政府は福島の第一原発のように「長期帰還困難区域」に指定すればよい。
この国の政治には、恣意の人でなく、意思の人が必要である。
さすれば、腹案ではなく、成案をもって問題は決着できる。

問題を解決する能力はないが、事態を台無しにする (ちゃぶ台をひっくり返す)力は持っている。
だから無能力の我々は、常に耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、もって万世のために太平を開かんと欲しなくてはならない。
和をもって尊しとなす。過ちは、繰り返しませぬから。
これは単なる感傷ではなく、我々自らの叡智をもって裏付ける行動に出なくてはならない。

日本人には意思 (will) がない。
意思は未来時制 (future tense) の内容である。
日本語には時制がない。
日本人には意思がない。

英米人の子供には意思がない。
この点で日本人のようなものである。
思春期を迎え、言語能力が発達すると、意思を表すことができるようになる。
英米流の高等教育 (大人の教育) が可能になる。これは、さらなる英語の教育である。
日本語脳の持ち主には、大人の教育の意味は理解できない。
日本人は英米流の大学教育を高く評価もしないし、効果も上がらない。

子どもには意思がない。
だから、子供には保護者 (chaperon) がついてきて、それを代行する。
日本政府にも、意思決定が難しい。
だから、アメリカ政府が意思決定を助けてくれる。
日本人の誰もが指摘する通り、我が国の政府は、アメリカ政府のポチである。
日本人は、自力でこの道を脱却できるか。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

沖縄差別の解消と基地問題」カテゴリの最新記事