春謳歌

曉仁の、勸善懲惡に依る、畫龍點睛の爲の、記録詩日記。(=^-^=)

フロントガラスの曇りがちなる魂の権化

2007年03月15日 17時12分12秒 | Weblog

フロントガラスの曇りがちなる魂の権化
世紀末思想を糧とする野蛮な精神の現出
終わること無き肉体の拷問の受胎
未だ勝鬨を上げ得ぬその為体(ていたらく)

果たして心眼を極められぬ諸行無常の響き
親愛なる心願の囁きに秘められた性的衝動
我見には真贋の裁きを受ける余地なき高慢ちき
くずおれた崖の中に眠る赤子の化身

助長の上で切り取られたエスパニック症候群
その群像には数多の臨界点もない恐竜屋敷
瞑々と落ちていくさまを見ているプー太郎
所詮こんなものか怠惰な気持ちで生涯孤独

付和雷同して現実逃避
明眸皓歯の創生人類
喧喧囂囂侃侃諤諤

四捨五入、プラス1、プラス2、マイナス1・・・・・・。

世界の中心で

2007年03月13日 22時52分53秒 | Weblog
今日は五時半におきた。
明日は何時におきよう。

こんな下らないことをいつもいつも考え続けて日は暮れる。
気がついたら人間ってなんて儚いものなんだとか、
牛乳瓶の底はどうしてあんなに丸いんだとか、
そんな下らないことばっかし考えているうちに日は暮れる。

あ、でも今考えたらそれはなんてちっぽけなものなんだろう。
あ、でも今考えたらそれはなんてかけがえのない不幸せなものなんだろう。

結局“にんげん”なんて地球に比べれば容易い存在で。
ぞんざいな世間に対する窮屈な固定観念を捨て去れた者だけが
この世の中を正しくスマートに生きていくことが出来て。

それはやっぱり可も不可もなく、幸でも不幸でもなく、
ただひたすら背負って生きていかざるを得ない人生なんだ。

あれ。“人生”って「人が生きる」って書くのか・・・。
じゃあなんで人生は人それぞれに平等じゃないんだろうか。
それはやっぱり人それぞれ自分自身の中に自分という神さまがいて、

年を摂ればとるほど、ヒトは美しくなっていく。心が。
年を盗ればとるほど、ヒトは人間らしくなっていく。精神が。
年を取ればとるほど、ヒトはあたたかくなっていく。頭脳が。
年をとればとるほど、ヒトは砂丘になっていく。肉体が。

つまり、こういうこと。

残像

2007年03月10日 15時17分47秒 | Weblog
 枯渇した参議院議員選挙
 プラネタリウムのようにうねり狂う
 ガス室送りにされたユダヤ人
 原始人が不敵な笑みを笑う
 
 腐りきった生塵の
 ロートレック式の全自動洗濯機
 崩れ落ちた雪だるま
 猛烈な勢いで世界中を手中に収めたい

 洛陽の中のブッシュ政権
 悲しみに沈むゴルバチョフ
 高気圧の外の森
 アンタッチャブルな賎民たちの嘆き

 愚の音も出ないほど暮れかけた浜辺は
 あるいは美しさではないのか
 年老いてから知るはかなさは
 烏んぞ粉雪を涙流せんや