春謳歌

曉仁の、勸善懲惡に依る、畫龍點睛の爲の、記録詩日記。(=^-^=)

-空想科学小説-

2013年09月10日 18時21分54秒 | 小説
-空想科学小説-


嘘と真実を綯交ぜた『俺の長編小説』。


<第一弾>



ある朝。
私は、駅前コンビニに入り、「俺のバナナ」をレジに持って行って、ハニカミ店主から53円貰って、その帰り道。
強盗に襲われた。


ある昼。
僕は、地元スーパーにて。缶ジュース1本贖い、そこから出ようとしたとき。
追い剥ぎに遭ってしまった。


ある夜。
儂は、孫に「俺の焼きそばパン」「アニメ」贈ろうとデパート自宅。郵便局。
蛍。



・・
俺の妹がこんなに可愛いわけがない。
そりゃそうだ。
俺の妹は、
そんなに可愛くない。(それが兄弟というものだ)
逆に、
可愛かったら、ひく。(笑)

 こう呟き、タケルは血反吐を吐いた。(すさのおのみこと)


ただ、この惑星には、・・・




つづく

小説『青年と自殺』

2012年09月07日 03時11分03秒 | 小説
 ある閑散とした住宅街に、ひとりの女性が足を踏み入れた。
女性は、老人福祉施設に勤めており、その日は、とある邸宅に住まいする独居老人を引き取りにきたのだった。
その途中、通りすぎようとした立派な4LDK新築一戸建ての中から、男性の泣き叫ぶ声が聞こえてきた。

女性は、すぐさまその家のなかにはいっていき、たおれている青年を助けおこして聞いた。

「どうして泣いているのですか」
「おれは、もう生きていても仕方がないんだ、もう死ぬしかないんだ、ほらみろ、この天井の縄を・・いまから死ぬところだ」
「どうして自殺なんかするのです、生きたほうがいい」
「だまれ・・・。おれにかまうな・・・・」
「どうしたらいいのです。どうしたら生きてくれますか。わたしがなんでもしてあげます」
「そうか・・。なんでもするのか・・・。おお、おまえ、よくみたら、別嬪さんじゃあないか。じゃあ、おまえとヤらせてくれ。それなら、おれは生きる」
「・・・・いやです」
「じゃあ、やっぱり、おれは死ぬ」
「じゃあ。せめても。最期に、なぜ貴方が死のうと思ったのか、おしえてくれませんか」
「ああ、わかったよ・・・」
「ありがとうございます」
「もう、おれは、人生というもののすべてを悟ってしまって・・・・」

以下、青年の独白。



「俺は、いま21なんだが、生まれたときから、一流幼稚園、一流小学校、一流中学、一流高校、一流大学、と、『お受験』をさせられて・・・・・・ もう、ぼくは、何のために生きているのか・・・・・。

人生の先が見えてしまった・・・

子供の時から、一流幼稚園、一流小学校、一流中学、一流高校、一流大学、と「受験戦争」に巻き込まれ、気が付いてみたら、

あとは一流企業に就職、会社の歯車として一生・・・・。

・・こんな人生にいったい、なんの意味があるのか・・・・。


ひどく虚しい・・・・・・。 人生なんて、誰かさんが見てる夢みたいなもんだ・・・・・。 」

 「音銭街」と「浮浪町」

2012年07月24日 03時23分23秒 | 小説
~初めに~

「音銭街」・・・、そこは、「より良い音」を生み出せば生み出すほど、「銭」つまりは「音の出来に応じた金額」をもらい生活できる街である。この世の中に在る、ありとあらゆる「音」。そのなかから、よりすぐれた「音」を求めてひとびとが生きている。ここは、そんな街である。

「浮浪町」・・・・、ここは、その名のとおり、「浮浪者」がおおく、辺りは乞食のひとが「家庭の残飯」をもとめて徘徊している。そんな町である。
まずは、この町でわたしが出合ったできごとから、ここに記しておこうと思う。


それは、ある日、自転車で河川敷をサイクリングしていたわたしが、ふらりと、脇道にそれ、
そのまま住宅街のほうへとなんとなく走って行ってしまったときである。

気がついたら、
わたしは見知らぬさびれた公園のなかでたちつくしていた。
そこにはなにもない。
ただ、枯木と雑草が生い茂っているのみである。これのどこが公園だ。
入口に「マツイ公園」とかいてあるから、一応、公園なのだろうが・・。
まあ、ただ、そんなことよりも、
わたしは、道に迷ってしまった。ここから先、どこに行ったらよいものか。
まるで見当がつかないのだ。
ただ、このままここで思案に暮れているばかりでは、どうにもならない。
兎に角、この公園を目印にして、このあたりを、暫らく散策してみよう。
そうしたところ。

・・わたしは、民家がたちならび、出口のない、どこへいっても行き止まりのような場所で、完全に迷い、立ち往生してしまった。
あたりは静まり返っている。わたしはいま、一人のようだ。
でも、わたしはそのとき。はやく、この場から逃げだしたい気持ちでいっぱいだった。
なぜなら。
こんな、掃き溜めのような、雑然とした家並みがつづき、どこの家もゴミのような何やら判然としない箱や桶、コードの付いた機械を積み上げており、気味が悪いことこの上なく、そこら中に異臭が立ち込めているような場所で、わたしは、住民一同皆きちがいで、勝手に彷徨いこんだ、部外者である私を、かれらは訝しげな顔で見ており、私が少しでも不審な行動をした場合、かれらは集団であつまって来、訳のわからない理解できないようなことを私に施すのではないだろうかと、不安に駆られたからだ。
ああ、早くこの場から離れたい。
だれか、たすけてくれ・・。
焦燥もピークに達した。そのときだった。

「いつまでもこんなところに蟠っていたら、
いつか、10人が10人、みな目が前方を凝視してまばたきもしない造り物のような顔をしている住民に、
訳のわからない、おそろしいことを施されてしまいますよ」

突然物陰から現れた、口ひげをたくわえタキシードを着た紳士のような人が、まさに私が思い描いていたような場面を、私に云った。

「貴方は誰ですか、何の目的でわたしにそんなことをいうのですか」

「さあ、こっちへきなさい。わたしは、町会長です。兎も角、ここは危険だ。早う、こっちへきなさい。」

云って、かれは私を誘導してすぐ近くにあった木造建築の外階段を上り、2階のドアを開けた。



以下、現在絶賛執筆中。

「君が代を歌わされた少年」

2012年05月15日 01時14分06秒 | 小説
よのなかには。
君が代を歌わされた少年というのが存在する。


下がその一部始終を克明におさめたものだ。



教師「きみ、ちょっと君が代をうたってみなさい。」
少年「はい。」
教師「よし。」
少年「きいみいがあああよおおおはあちいよおにいいいやあちいよおにいさあざあれえ・いいしいのお、いいわあおおとおなありて、こおけえのお、むうううすうううまああ・あでえー」


終了

恐怖の話 その1「首がナイル」

2011年06月22日 21時45分25秒 | 小説
恐怖の話 その1

「首がナイル」



ある夜、ある駐車場。

我、車のバックドアーを開けている女の後姿を認めし。

その女、よく見ると身体は車体に向けれども首已(のみ)我の方向き、すなはち身体と首の向きが真逆で。

その首から上の顔が、我に対して、きっとにらんでおった。

その時点で、あれはこの世のものではない、と我は直感した。

刹那、我は一目散に逃げ出そうとした。

然し、それは不可能であった。

何となれば、我は知らず女に捕えられていた。

女曰く、

「貴方ハ最早逃ケラレナイ。貴方ハ一生ワタシノ謂フカ儘也」
「ワタシハ地獄カラ來タ使者哉」
「貴方ハコノ後ニホン去ルコト宜(よ)イネ」
「従ハナイ、許サレナイ。貳拾余時間後、波斯尼亜黒塞哥維那国ニ所在勿キ場合、貴方ハ超空間ニ閉シ込メラレ一生其ノ侭。時間厳守ナリ!」
「急ク!」



私は、その場で涙出したかった。(没了)

ハス天才1

2011年05月27日 01時35分41秒 | 小説
いまから然程遠くない昔の話。
とある地方に、
皆から「ハス天才」と呼ばれ、好奇の的である若者がいた。


話を手短にするため単刀直入にいうと若者は、傴僂であった。


傴僂の若者の背中には無数の疣が点在しており、
その疣の群を円状に覆うようにして大きな緑色の痣があった。

そのため、若者の背中はまるで蓮の花のような外見であり、
とても正視に堪えるものではなかった。

また、その背中の疣は、ある刺激を受けると
らせん状に飛び出し、猛烈な勢いで衣服を突き破り、大量の疣滓を辺りに飛散させる。
さらに、その疣に含まれている酸っぱい液体は、外界に放出された際に、たいへん不快な臭気を発する。
それを通常の者が吸うと、気絶する。
とどのつまり、その臭いに耐えられるのは傴僂の若者しかいない。


その特異な体質によって、
これまで若者は周囲に迷惑をかけたこともあったが、ときには悪事を働いた者を懲らしめたこともあった。
その詳細な話については追々していこうと思う。


そんな傴僂の若者を、ひとびとは畏敬と侮蔑とを込めた複雑な眼差しでみつめ、
若者はそんなひとびとの視線にとまどいを感じ、あるとき自殺を図った。


しかし、それは果たせなかった。
なぜなら、その時点で若者の身体は変化を遂げていたからである。

即ち、
首が硬直化していた。
首吊りが意味を為さなかった・・・。

その上、その首の形状はとんでもなかった。
この世のものとは思えなかった。
それは、見たひとが怖気を震い、失禁し挙句は大便まで漏らしてしまったほどである。



・・・・・・・・つづく

堂々巡りの感情の吐露 その1

2008年12月02日 16時36分14秒 | 小説
世の中には、
不義や不信、密通を施しておきながら何喰わぬ顔で愛だの平和だの声高に叫び遊蕩に現を抜かしている莫迦者がおる。

かく言う私も、
こうしてポエム様のポエム・詩を呻吟しておる次第で、
古今東西森羅万象を題材にあれこれと訳のわからぬ愚にもつかぬ
拙文を編んでおってはっきりいって阿呆である。
これ即ち犬畜生以下の馬にも劣る木瓜の排泄物である。

併し、ここまできたら面白く無くない筈が無くはなく、
結局お座敷で訥々と耄碌のような戯言・罵詈雑言を書き連ねていれば宜しい
こんな平穏無事な思考停止きったような糞カス人生では駄目ぢゃないか。
幸福とはそのやうな事象に存してゐる訳ではないだらう。
であるからこそ、我々人類は社会生活営めないやうな腐りきつた生塵様のカスには到底なり得ないし、なるべきではなくして、万が一その時が来たらこれは自ら進んで死を享受すべきであると儂などは考えておるのぢゃ。とまたぞろ老人が振り。

それでも貴方がすき。

2008年02月28日 16時15分42秒 | 小説
本格的な肉欲を満たすための風俗。

童貞的な性欲のはけ口として自慰。


変態的な快楽欲としての全裸徘徊。


退廃的な物質欲としての下着泥棒。


享楽的なモラルの崩壊としての鯡。


更なる飛躍をもとめ、禁欲を停止。


世の中には、さまざまな欲が渦巻いている。


金欲、物欲、性欲、食欲、海水欲。

能率的な自然界

2008年02月28日 16時09分57秒 | 小説
さらに奥深く話を続けることにしよう。たとえば、きれいな雑巾で地球を磨くとする。このとき私たち人間に唯一残された道は永久に耐え忍んで生きていくことであり、社会生活営めない腐りきった生塵のような糟豚として生きている現代の所謂ニートは人間として廃棄すべき人種であり、殺戮と破壊と核兵器と選挙と犯罪と贈賄収賄と反省と懇望と棍棒と混紡と第二鉄道と殖産工とメス豚と殺人と兵士と汚辱と猥褻と憎悪と悲しみと喜びと悪辣と善事と能楽と快楽と坊主を忘ず。

「もういいの」
「女の子は神だ」
「男の子は・・・」


仙人!仙人!仙人!



能率的な悪夢。

私が散髪をした理由

2008年02月28日 15時26分59秒 | 小説
  私が散髪をした理由は。


 私が散髪をした理由は、ただある一点のみにおいて明確であり、ただ別の一点のみにおいてのみ不明である。懺悔の為の飯をそういった時点で、私のこの先の運命が理解されるような、重要語句のことであり、なんということもない空しい経験をしたところで、モータウンの人間にまで虚仮にされるような無知蒙昧の木偶の坊になるのが落ちであるように、究極的なサイボーグを以ってして渋滞緩和、三改変率、十再伝語、蓬莱藻木、魚拓界隈、算数未知、景観伝達、数日一斉、破顔一笑、談残務外、聡明口角、能率無視、年輪三和、一期一会、無口厚顔、社会皇室、神韻縹渺、侃々諤々、喧々囂々、感官戦線。


『ぬいびつ』


このいまの情勢を考えながら生きている言葉遣い。

数独を必死こいて解いている様がまるで、私自身を吸う毒のようであり。

分娩室の愛

2008年02月28日 15時22分53秒 | 小説
愛人を殺して南へ逃げた孝雄は、いま大変な後悔の念に苛まれている。「あなたは私を愛しているのですか」「いや、私は人類に対して深い愛憎を」「現実に脊髄が腐食していき」「寝る前に心臓発作で死に」「これ、わたしの大福だからね」「正直ゆうて、こいつら全員カスやで、カス」

濃縮ファイバー

2008年02月04日 21時33分42秒 | 小説
奇病に冒されてしまったタケシくんは、昨日交通事故でなくなりました。


親友であったミノルくんは、ぼくの枕元にやってきて、


「こわいよー、こわいよー」と、震えておりました。

「なにがそんなにこわいの?」と訊くと、彼は涙を拭いながら


「あなたがこわい」 「あなたがこわい」


遠くの星にある天国では、

神様たちが楽しい暮らしをおくっていると聞きます。



「ボクタチハイツニナッタラコノクルシイセカイカラヌケダセルノデショウ」





ぼくたちには死んでしまうしか楽になる方法は残されていないのでしょうか。




タカシくん、タカシくん。「あなたは如何思う?」

「僕はこう思うよ・・・。」


未知の世界に連れ立っていこうよ。

みんなで行けば恐くない。さあ、君も。あ、あなたも。


世界中の人たちが手を結べば

すべてはハッピーになるんだ。HAPPYになるんだ。倖せになるんだ。


未來に手を伸ばそう。


ミノルくんは、タカシくんの、その神々しさに、思わずたじろぎながらも、


「なんて素敵な光景なんだ」


と、目の前で行われている惨事に目を輝かせながら息絶えていった。



そして、わたしも・・・・。息を引き取ったのであります。