日本人はフランス語を誤解している!・・・と思うけどなあ・・・
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『赤と黒』翻訳問題(0)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/e5/170e075bdd053753360b251ec90e671e.jpg)
今回の上京、プライベートではこの上なくいいこと (^_^) があったんですけどそれはさておき、もうひとつ困った情報が入ってきました。
多くの方は先刻ご承知だったと思いますからたいへん遅れた御報告になって申し訳ありません。
野崎歓訳の『赤と黒』には誤訳が多すぎるという指摘が出ているのです。
自分でもちょっとは目を通したはずで間抜け極まりないのですが、スタンダール研究会でこの翻訳に対する激烈な批判文を読まされて「えーっ!?」とびっくりしてしまいました。(アマゾンの書評でも同種の批判が出ているらしいですが、すみません、その書評ってどこにあるんでしょう? わたしには見つからないです・・・)
こういう問題、へたに首を突っ込むのは危険きわまりないのですが、「スタンダール」もカテゴリーに含んだブログをやっている以上、なかったことにしてしまうのでは不誠実です。批判の内容をある程度吟味してわたしの見解、態度表明を行いたいと思います。
ということで、ちょっと待ってくださいね。 m(_ _)m
今日からいよいよTICAD IVですしね・・・
(このエントリーに続きます)
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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確かにアマゾンの書評で『赤と黒』の誤訳の指摘が多かったですね。下川先生の反論がヤフーのトップニュースになっていたのには驚きました。
個人的には「あとがき」(このブログで内容を知ったのですが)の書き方が気になっていました。貧困と階級問題を扱っていれば、すべて一緒くたにできるのかと。それぞれの時代的な条件や個人的な生の条件があります。何かあの書き方は軽々しいというか、ブームに便乗しちゃえって感じで違和感を感じました。最近若い世代から左翼知識人の現状に対する脳天気さが槍玉にあがってますが。
cyberbloomさま
コメントありがとうございます。
それからヤフーで扱われたこともお知らせいただき、ありがとうございました。 m(_ _)m
『赤と黒』翻訳問題はいよいよ大問題になってきましたので、エントリーを改めて考えていきます。
少し前までは『赤と黒』なんて若い人たちには「主人公はなんでこんなにひねくれるのだ?」「歴史資料を読む思い」などさんざんな言われようでした。
たしかに今現在はある種の風潮に乗る可能性があるものになっていると思います。
もちろん王政復古期のフランスと21世紀の日本では、たぶん差異の方が大きいのだとは思いますが。
とにかく知的世界にも非常に大きな潮の変わり目が来ていると思いますので、これがたんなる一時的ブーム便乗なのか、なにか本質をつかんだことなのか、まだちょっと分からない気がします。