フランス語を英語で教える理由(その1)


このエントリーから続きます)

 英語でフランス語を教える、学ぶというのをやってみる理由ですが・・・
 まず、たぶんその方が日本語で教えるのよりフランス語が「自然に」導入できるだろう、学べるだろうということ。
 それから、学ぶのはフランス語ですが間違いなく同時に、必然的に英語を学ぶことになる、それも非常に有効なやり方で学ぶことになる、ということ。

 英語=フランス語間の「距離」は、日本語=フランス語間の「距離」よりはるかに近いのは言うまでもないことだと思います。
 まず構文的な親近性に着目すると・・・
 英語を媒介言語に使うと、フランス語のかなりの学習事項が英語からの「転移」transfer(日本語ネイティブにとって英語を第二言語とするとフランス語は第三言語になりますから、この術語の使い方がほんとうに適切かどうかちょっと自信がないのですが)で受け入れられ、とくにとりたてて意識的に、日本語の術語、構文を駆使しながら「教え」なくても、他の「こと」を教えている最中に「自然に」「訓練」することになると思うのです。

つづく)
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英語で中国語 (セリーヌ)
2012-05-12 04:19:52
春に1月ほど中国滞在した際に、
個人レッスンの中国語の先生をお願いして
中国語超初歩を習いました。
発音や文法、簡単な意味など英語で説明して
もらったのですが、とても楽しかったです。
英語でフランス語というのは、すごく良いのではないかと思います。私も最初からその方法で習っていたら、もっと、フランス語が
上手になっていたかもしれません。。。(グスン)
 
 
 
それはエキサイティング! (raidaisuki)
2012-05-12 20:37:02

 セリーヌさん、御賛同ありがとうございます。

 なんかわたしの感触ですが、フランス語がよくお出来になりそうな方ほど、わたしの試みに賛同していただけているような気がします。

 うん、これ、たぶん有効だと思います。
 ただなぜ有効かという理屈をわかりやすく説明するのが至難の業です。

 とくにフランス語をやったことのない方に理解してもらうのって、ほんとに難しいです。

 でも、頑張ってみます。頑張ってみるべき歴史的局面だと思うので。
 
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