楽屋に潜り込み、21日夜の部の合唱隊をひやかす。
(もったいないので、自主練習には参加)
合唱隊には出の直前に、N氏から
「谷山先生からの指導です」が入った。
この指導については、練習する時間がなく、そのまま舞台へ。
てけつ
おれは、客席から見る。
第一話合唱朗読劇「水の底」
おー、すげー。
全体の出来もすごくいいし、なにより直前のたった一言の「指導」をみごとにこなした。
これは、金取ってよい、とおもう。
(おれは芸にはきびしいので、なかなかこうは云わない。身びいきではないよ)
各位に拍手だ。
(浩子さんも袖で小さな拍手していたそうな。やったねみんな!!)
第二話「「真夜中の太陽」-カメリアバージョン」
前日に二度見ている。
今回は、更に細かく見る。
うわー、手で縫い物してるよ。
何にもないのに。
女優は奥の位置で目立たないところなのに。
落語ではよくある仕草だが、結構真打クラスでも注意される点でもある。
とてもむずかしいのだ。
布の位置/大きさ、針の位置/方向、糸の位置が明確であり、更にその布が縫っていて動いていかないと、
観客に「そこにない布」を見せることは出来ない。
やったか。
なかなかそこまで観る客もいないとはおもうが、万事がこれで、細部にまで気がくばられている。
なにより、千秋楽の気合いが表には出ないが、すさまじい。
観劇等で泣くことはめったにないし、
ましてや、終演後に感動のあまり意図せず涙したのは、師匠の「雪の瀬川」だけ。
ここで、これがおこるとは。
大変な名作である。
終演後のロビーの雑踏
なにも云うことはない。
再演されたら観た方がいい。
きっと、「生きててよかった」っておもうから。
このたびはご一緒させていただき、ありがとうございました。
素晴らしい作品になりました。
そして勿体ない程のお言葉ありがとうございます。
私は中でもまだまだ至りませんが、今後とも精進して参ります。
写真に私も写っております。嬉しいです。
今後ともよろしくお願い致します。
すばらしい作品でした。
誇るべきキャリアだとおもいます。
(もったいなくないです)
例えば、すでに贔屓にしているかたの場合
どうしても「身びいき」が入るかもしれません。
でも、昨年一度みたきりの方の芸には、それが入る余地はないのです。
客が外に出て、なお嗚咽せしめたのは、ただごとではありません。
合唱ではたいへんお世話になりました。
合唱隊は、うさ猫ちゃんたちがお客さんを、前で受けて立ってくれているので、
どんなに心強かったかしれません。
また、客席にまわって「水の底」を観ると、
わたしの観た千秋楽の出来は、とてもよいものです。
金とってよい、と本気でおもいました。
(もう一回WSがあれば、わたしの20日公演も、これできたのになあーーー)
これも、4人の演技があってこそ。
(観た実感)
お身体を大切になさってください。
(いかにハードな仕事であるのかも、実感したので…)
すてきな夏のプレゼントをいただきました。
これからも応援していきます。
どうもありがとう!