らじかのよかん

ふっ急になんかわかんないんですけど↑

うさぎと猫の芝居小屋vol.2「真夜中の太陽」-カメリアバージョン千秋楽

2011年08月22日 | 深夜らじお倶楽部・谷山浩子さん研究

楽屋に潜り込み、21日夜の部の合唱隊をひやかす。
(もったいないので、自主練習には参加)

合唱隊には出の直前に、N氏から
「谷山先生からの指導です」が入った。
この指導については、練習する時間がなく、そのまま舞台へ。

てけつ


おれは、客席から見る。

第一話合唱朗読劇「水の底」
おー、すげー。
全体の出来もすごくいいし、なにより直前のたった一言の「指導」をみごとにこなした。
これは、金取ってよい、とおもう。
(おれは芸にはきびしいので、なかなかこうは云わない。身びいきではないよ)

各位に拍手だ。
(浩子さんも袖で小さな拍手していたそうな。やったねみんな!!)


第二話「「真夜中の太陽」-カメリアバージョン」
前日に二度見ている。
今回は、更に細かく見る。

うわー、手で縫い物してるよ。
何にもないのに。
女優は奥の位置で目立たないところなのに。
落語ではよくある仕草だが、結構真打クラスでも注意される点でもある。
とてもむずかしいのだ。
布の位置/大きさ、針の位置/方向、糸の位置が明確であり、更にその布が縫っていて動いていかないと、
観客に「そこにない布」を見せることは出来ない。

やったか。
なかなかそこまで観る客もいないとはおもうが、万事がこれで、細部にまで気がくばられている。

なにより、千秋楽の気合いが表には出ないが、すさまじい。

観劇等で泣くことはめったにないし、
ましてや、終演後に感動のあまり意図せず涙したのは、師匠の「雪の瀬川」だけ。

ここで、これがおこるとは。


大変な名作である。


終演後のロビーの雑踏



なにも云うことはない。

再演されたら観た方がいい。

きっと、「生きててよかった」っておもうから。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました (神岡磨奈)
2011-08-22 12:34:09
俳優1の神岡です。
このたびはご一緒させていただき、ありがとうございました。
素晴らしい作品になりました。
そして勿体ない程のお言葉ありがとうございます。
私は中でもまだまだ至りませんが、今後とも精進して参ります。
写真に私も写っております。嬉しいです。
今後ともよろしくお願い致します。
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こちらこそ (らじお)
2011-08-22 15:04:49
神岡磨奈 さん

すばらしい作品でした。
誇るべきキャリアだとおもいます。
(もったいなくないです)

例えば、すでに贔屓にしているかたの場合
どうしても「身びいき」が入るかもしれません。

でも、昨年一度みたきりの方の芸には、それが入る余地はないのです。

客が外に出て、なお嗚咽せしめたのは、ただごとではありません。


合唱ではたいへんお世話になりました。
合唱隊は、うさ猫ちゃんたちがお客さんを、前で受けて立ってくれているので、
どんなに心強かったかしれません。

また、客席にまわって「水の底」を観ると、
わたしの観た千秋楽の出来は、とてもよいものです。
金とってよい、と本気でおもいました。
(もう一回WSがあれば、わたしの20日公演も、これできたのになあーーー)
これも、4人の演技があってこそ。
(観た実感)


お身体を大切になさってください。
(いかにハードな仕事であるのかも、実感したので…)

すてきな夏のプレゼントをいただきました。
これからも応援していきます。

どうもありがとう!
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