らじかのよかん

ふっ急になんかわかんないんですけど↑

火カ發電所/らぢを作品集その1

2017年10月10日 | 学術・芸術
『らぢを作品』と書かれた段ボール箱が物置から出てきた。
テストだの作文だの絵画だのが入ってゐる。

本稿『らぢを作品集その1』では、作文を引く。

原文は15字×17行の原稿用紙で、
原稿用紙冒頭のみ一字下げ、以下段落分けしてあるが、
適当に横書きに直す。



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作文
『火カ發電所』三年二組 らじもと らぢを

ぼくは、一月十八日に社会科見学に行きました。

その中で一ばんよかったのが火カ發電所です。

そこですぐ目についたのが六本のおばけのように大きいえんとつです。一本目のえんとつから五本目のえんとつまでが七十メートルで六本目は八十メートルだそうです。先生のあとをついてゆくと、えいがをやるところにつきました。

火カ發電所のをぢさんの話を聞いたあとでえいがを見ました。

えいがの話だと「この發電所では、四十八万二千キロワッ卜の電気をおくっています」と云っていました。

えいがを見終わってから發電所の中を見ました。

發電所の中ですぐ見たのが、タービンと發電きでした。

どうやってタービンをまわすのかと云うと、重油は重油タンクから出してボイラへ入ってもやし、石炭はおき場からベルトコンベアでバンカへはこばれます。

バンカで細かくされた石炭は、ボイラへ入ってもやします。

ボイラについているドラムには、みずがはいっています。

水がおゆになれば、じょうきができます。

その力でタービンをまわし發電きをまわすのです。

よく見たね.A
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いやー、よほどこーふんしたらしい。
「一ばんよかった」つー記述と、めずらしくやけにキレイな文字から、
その高揚感が伝わってくるなあ。
急ぐあまり、漢字もはしょっている。
6本煙突と、どでかいタービン建屋と、
轟音をたてて回るどでかい瓦斯タービン&發電機は今もはっきり映像と音で記憶している。
から、てっきり5,6年生のときかとおもっていたぞ。

6基で48万かあ。
どーりで無くなった訳だ。

基数、煙突の高さ、総發電量、石炭/石油の別,
「どうやってタービンをまわすのか」等の事実だけが重要なのであって、
それを見てどーおもったかにはまったく関心が無く、
淡々と記録だけしているのがそーだろうなつー印象である。
コメント
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