ココロニハナオ

全速力で過去を追想するのだ。
記憶はどこまで遡れるのか?

街の軟弱者

2007-07-27 17:08:05 | その日暮らし:Live!Laugh!
日々とりとめなく思うところはあっても。
結局。僕はお街の子で。
電気がなくては生活できず。
木々や草花の名前も知らず。
道端の草を喰らうこともできない軟弱者なのです。

だけど。だから。旅を続けなくちゃ。

それがナニカからの逃避と批難、揶揄されるのなら。
あははと笑って、決して後ろを振り返らずに全力疾走で逃げるだけなのです。

雲消し

2007-07-26 20:52:11 | その日暮らし:Live!Laugh!
久しぶりに雲を消してみようと思った。

・・・
今日は暑かったなぁ。
旅に入る準備のため。あちこち店巡り。一通り完了して。
川風の吹く木蔭でランチ&ビール。
ぷはーっ。うれしいひと時。
ほーっと一息ついたところで。おもむろに短編を読む。
パラパラと適当に開いたところを順不同にツマミ読む。
一話一話読み終わる毎に。ナツの空を仰ぐ。

あ、正面のあの手ごろな雲を消してみようかな。

雲を消すには。その雲を消すことに意識を集中してはいけない。
消えろ!と念じると。雲に愛着や執着を持ってしまってうまくいかない。

雲を意識からはずす。考えてしまうと難しいのだが。
考えないのだから実際は大して難しくもない。

二、三話読み終わる頃。見上げると。
ほら。すっかり消えている。

うむ。いいぞいいぞ。気/機が満ちてきてるぞ。

旅の準備中

2007-07-25 23:59:59 | その日暮らし:Live!Laugh!

今度の旅は、しまなみ海道を今治から尾道まで歩く。
7/30が満月なので、7/28に出発して旅先で月見をするのだ!(予定では尾道に到着してるはず)
今治までは高速バスと汽車を利用。
尾道から先は青春18キップを駆使して山口さらには東京、山梨辺りまでうろうろする予定。

しまなみ海道の区間は相棒Rとゆくことになった。
期間は3、4日だし、ひとりじゃないので、のんびり島の風景を楽しめそう。

ちょうど5年前に逆ルートで歩いており、その頃の旅日誌が残っている。
http://2shin.net/qurax2/transit/v016.html#2002-07-24

さてさて、今回はどんな旅になるかな。
改めて旅の準備をし直しているのだが。
ホントに旅の準備なのか?って事を着々と進めてる。

今日は午前中2時間かけて頭を剃った。
野宿旅中も頭洗うの簡単だし。

旅情報、特に尾道情報をネットで調べてもうすっかりたどり着いた気分で浮かれる。

ケータイにお気に入りのうたたちをmp3化してコピー。
そこから寄り道してYouTubeでPVなんぞ観てみたり。
ある歌詞を手帳に手書きコピーしてみたり。

先日の2週間の旅日誌をこのブログに推敲ナシに投稿してみたり。

一方、蚊対策を強化。ウェットティッシュタイプの蚊を寄せ付けないシートだとか、携帯蚊取り器をもう一つ追加したり。

靴は先日履いていた新靴が思ったより硬かったので、旧靴にしようか。
これは2年前に2ヶ月徒歩旅した時から履いてる靴。
すっかり足に馴染んでるのだが、いかんせん靴底が磨り減って原形を留めていない。迷うなぁ。

さて。今夜は荷物をパッキングしてみる。
それで追加で必要なもの等があれば明日調達しよう。

・・・
今回は相棒Rと一緒ってことで楽しさ嬉しさは倍増するぞ。
あぁワクワクウキウキ。浮かれ放題。

期日前

2007-07-23 21:30:15 | その日暮らし:Live!Laugh!
旅に入る準備にもいろいろあって。
不在にするのに、ここに住み暮らすためにやらねばならないことがある。

まずは、銀行行って、郵便局行って。あっちのカネをこっちに手で移動。
次に住民税を払い込む。

そして。
初めて「期日前投票」ってのをやってきた。
午後2時半頃の会場には投票にきた人はわし以外には誰もおらず。
選挙管理委員さんたちが一斉にこちらに挨拶してくれる。
こ、こんちわ。ぎょっとたじろぎながらも指示されて椅子に腰掛ける。
梅雨が明けた今日のはしゃぎすぎの太陽の下、自転車で走ってきたから、座った途端に大汗が吹き出て机をびしょぬれにしてしまったよ。ありゃりゃ。
懇切丁寧な説明を受け、期日前投票する理由を宣誓書に書き込み、投票用紙を受け取って記入後、2つの投票箱(選挙区と比例区)に投函。ふぅ。

あとは、旅先で開票速報を聞くことになろう。
さて、どうなることやら。選挙も旅も。

酔い闇

2007-07-22 23:59:59 | その日暮らし:Live!Laugh!
日曜市に出かけ、そのまま朝から生ビールジョッキを傾ける。
ビールが日本酒に替わり、さらには場所を替えて川原でチューハイ。
孤独な徒歩野宿旅から一転して、わいわいと呑み語る賑わい。
突然の変転に人酔いしたに違いない。
みんながちりぢりに帰ってしまうとベンチで爆睡。
このまま野宿に移行しそうな勢い。

まだ旅の中の夢の中。

Get Back Home

2007-07-20 19:00:00 | その日暮らし:Live!Laugh!
2週間ぶりに帰ってきた部屋はなんだかよそよそしくて。
なんだかちょっと照れくさい。
旅に出るときには万が一のことを考えて部屋を片付けるので
生活感がないんだな。
ブレーカを上げ、帰り道で調達した当面の食料を冷蔵庫に放り込み。
荷物をぶちまけて、洗濯物を選別しかけのまま。
ひとまず、カップラーメンと発泡酒で部屋に挨拶。
ただいま。

誕生日を旅先で迎える、ってことを衝動的にしたくなって。
7/7に高知の西南、海岸沿いに徒歩旅に出てしまってちょうど2週間。
今日昼過ぎに帰ってきた。
10日間ほどかけて歩いた道も、
船と汽車とバスを乗り継いで半日で帰ってこれちゃうんだなぁ。

梅雨明けず足摺岬付近で台風までぶち当たる雨男っぷりを充分に発揮。(笑)
それでも、約2年ぶりの徒歩野宿旅はおもしろかったなぁ。

今度は旅中に満月を迎えるべく
一週間の休養と準備をして7/28に旅に再出発する。

・・・
ヒトのための道は絶滅寸前。
道路はもはや人間が歩くためにはできていないのだ。
そんな状況の中でも、
藪に覆われ土砂崩れしケモノ道に戻りかけつつあるかつてのヒトノ道は
まだ四国にも残ってた。

・・・
ココロは1日60万回変化する、という。
そしてそのココロはカラダに左右される。
自分固有のココロなんてない。
カラダこそが唯一の自分。
想いや考えはナニカに触れたカラダが震える振動。
出遭った人々や環境がカラダを通して語らせる。
そんな取り留めのないことを再確認した旅。

高知・沖の島へ歩いて行ってみるの巻14/14 沖の島~宿毛===高知

2007-07-20 14:30:00 | 旅の記憶:trans-

7時前起床。荷をまとめ朝メシ喰って精算。主も女将さんも気さくないい人でホントに心地よい宿だったなぁ。ありがとう。ぜひまた寄らしてください。

8時半乗船。名残惜しいがまた来るから。今度は友も連れてきたいな。

島を離れると雨。今日は公共交通機関を使って帰るだけだからまぁいいか。それにしても今回ちょうど2週間の旅で半分以上は雨だったなぁ。もちろん梅雨ってこともあるけど、台風まで遭遇してしまったし、やっぱり雨男だよなぁ、わし。

9時半宿毛片島港から宿毛駅まで雨の中歩く。高知直通特急は数時間待たねばならない。中村まで各停でゆき、そこから特急に乗り換え作戦。(高知まで各停ってのも思案したが接続があまりにも悪いのであきらめた)
宿毛10:40-11:10中村11:13-12:57高知

歩いてきた道のりを車窓から振り返る。およそ10日間かけて歩いた旅を2時間半で巻き戻す。

高知駅で観光客気分で大荷物背負ってうろうろ。街中心で昼メシでも喰おうかとも思ったが、雨降ってるし、荷物ジャマだし、バスでとっとと部屋に帰ろう。
見慣れた街並みにゆっくりと旅の終わりの実感。

高知・沖の島へ歩いて行ってみるの巻13/14 沖の島

2007-07-19 23:59:59 | 旅の記憶:trans-
朝6時に起きて昨夜書いた手紙を郵便局のポストに投函しに行く。1日2便の定期船が人や荷物と共に郵便も運ぶのだ。

すがすがしい朝の散歩の後、またたっぷりの朝食をとり、昨夜主に勧めてもらった妹背山へのハイキングに出発。2時間弱の登山道(というよりもケモノ道)。森の中は気持ちがイイ。標高というより海抜404mの頂上は木々が開けて草原になっている。真ん中に工事現場で使われる仮設足場が3階分ほど組まれていて展望台代わりになっている。もちろん登る。今朝はモヤっていて森の向こうはすべて真っ白だった。雲の中にこの森だけが浮いているよう。視界が晴れれば九州も見えるという話だったが、今日は今日でこれも良かろう。

のんびり日記を書きながら山の塔のてっぺんにひとり。時間もモヤの中。

ヘビにビビリながら別ルートで山を下る。ヘビみたいな巨大ナメクジを踏まないように気をつけながら。クモの巣だらけになってようやく山道を抜け島の反対側に出る。アスファルト道で島を半周戻ることにする。

QKによさげな木のベンチに座って海を眺めながら昼メシ、イップクしてると地元のじいちゃんばあちゃんが散歩に寄ってきてしばし話をする。あめちゃんも大量にいただく。

日差しが出てきたので海水浴場に寄り道。めっちゃ青くて綺麗。誰もいない。浜は砂ではなく直径20~50cmの丸石がゴロゴロ敷き詰められている。チラッキラッと水中で青く光るものあり。水泳ゴーグルつけて潜ってみると青い魚(3~5cm)。熱帯魚かよ!他にも数種類の魚が目の前で群れている。すげー!

のんびり歩いて帰ってフロ入ってさっぱりしたら夕食。「今日はいい風だから」と外のテラスで食事となった。うれしい!瓶ビールもつけて海、山を目の前に気持ちのいい風とうまいメシと。あぁ仕合わせ。ココ、サイコーだな、おい。来てよかった。この島、この宿。

高知・沖の島へ歩いて行ってみるの巻12/14 大月・安満地-宿毛~沖の島

2007-07-18 23:59:59 | 旅の記憶:trans-
昨夜は寒かったなぁ。夜明けが待ち遠しかった。空が白みだしてようやく動き出せる。

沖の島に渡る船は宿毛・片島港から出る。海岸沿いをこのまま進むと出航時刻14:30に間に合わないかも知れぬ。途中から内陸に入りR321に合流。最短ルートで宿毛を目指す。途中QKした道の駅で顔を洗い歯を磨く。公衆電話・電話帳、で宿の手配。おきのしま旅館、二泊確保。よし、あとは時間までに港にたどり着くだけだ。

スーパーで昼メシと酒を調達して予備に現金下ろして港に到着。まだ一時間ほど余裕がある。近所で缶ビール買ってきてメシ喰って海と船見ながらのんびりワクワク。

14:30定刻通り出港。窓際の席で青い海と島々を眺めていたのも5分ほど。あっという間に睡魔の虜。目覚めたらもう島に到着寸前だった。一時間弱の船旅。ある意味すごく快適だったな。(笑)

接岸し上陸すると目の前数歩で宿だった。夏休み前の平日、今日上陸したのは島民と工事や調査など仕事で来てる人ばかり。釣り客や観光客はわしくらいなもののようだ。そのためか、わし一人なのに8畳の広い部屋は海も見えて素敵過ぎるもてなしをもてあますほど。うひひ。

相撲観ながらイップクつけて。それから少し母島(もしま)集落を散歩。狭いエリアに段々畑のように斜面に密集する家々は細い路地と階段で結ばれ空中迷宮のようだ。ちょっと郵便局にゆこうと思っただけなのに、あっという間に道に迷う。下から見上げてた建物が気付くと上から見下ろしている。おもしろいぞ、この町。

フロでさっぱりした後は宿の食事。二食付の宿に泊まるのって久しぶりだなぁ。うれしくなっちゃって生ビール2杯も飲んじゃって大満足大満腹。ぷはーー。浮かれすぎ。あぁうれしい安心の夜。

高知・沖の島へ歩いて行ってみるの巻11/14 貝ノ川・叶崎-大月・安満地

2007-07-17 23:59:59 | 旅の記憶:trans-
昨夜8pmに寝たからか4amに目覚める。まだ真っ暗闇なので明けるまで横になっている。

メシ喰って日記書いて地図見ながら今日のルートを漠然と考える。さて今日も天気はよいようだ。
昨日からラジオはFMどころかAMも入りづらく、チューニングを合わせてると最も感度のいい局が宮崎からの発信!海を越えてキャッチ。こういう瞬間に旅をしてる実感が湧いたりする。

山の中、人のための道をゆく。自然歩道といっても完璧に整備されてるわけでもなく、台風の倒木、落石、夏草の勢いで行く手は前途多難。短パンで歩くもんじゃないな。棘のある草で脚が傷だらけになってからあわててオーバーパンツをはく。

舗装道路に戻っても激しいUp&Downの連続。山が海に迫ってるので海岸沿いを歩いてたと思ってもすぐに山を越える道に。

高知の西南の突端までたどり着く。柏島が橋で結ばれその先の海には小さな島々と結構大きな沖の島。そんな風景が見渡せる見晴らし台でQK。間近に見えた沖の島に早く行きたいな。
そう思ったらもう寄り道せずに明日渡ることに決めてしまう。そのために距離を縮めておこう。日は傾き歩きながら見る夕陽。もう少しあと少し先へ。
日が沈み暗くなると途端に体力気力ダウン。もう動けないという寸前の峠に木組み展望台。下にはベンチがあり雨が降っても大丈夫そうだ。あぁ助かった。残りわずかな常備食料を噛む回数で補い、最後の数滴のアルコホルでカラダをゆるめる。展望台に上がると星がこぼれ、鋭利なオレンジ月が沈んでゆく。

風の通り道のここは夜は冷えそうだな。レインウェアとビニルシートに包まって眠る。

高知・沖の島へ歩いて行ってみるの巻10/14 土佐清水-竜串、貝ノ川・叶崎

2007-07-16 23:59:59 | 旅の記憶:trans-

8時半出発。体調も万全。天気も上々。うれしい旅立ち。宿、良かったなぁ。お世話になりました。

昨日の日焼け脚がヒリヒリで痛い。今日はまたさらに日焼けしそうだな。空気がピカピカに明るくて目も開けてられぬほど。サングラスでもまぶしい。

滑り出し順調でジャンジャン歩けるけど。晴れたら晴れたで暑さ日差し対策考えないとな。水分もQKも充分とって急ぎ過ぎないように気をつけよう。

海岸沿いを歩く。台風の影響で濁ってはいるけど海の綺麗さはよくわかる。

竜串。龍の背中を歩くような不思議ワクワク風景。侵食による砂岩の造形を見てるとアントニ・ガウディを想起させる。自然と建築の調和ってのはこういうところにもある。

そんなこと考えながらポテポテ眺め歩いてると。「休んでいきませんか?」と声をかけられる。海水浴場のQK小屋。そのおんちゃんもあちこち流転中の団塊世代風来坊のようで話をしてて同じ匂いを感じた。いまの日本や社会への憂いを語ったり、好きな映画の話題になったり。特に映画『雨あがる』が好きだと言ったら、妙に気に入られてカレーライスをおごってくれた。おもしろい人は日本にまだまだ居るなぁ。うれしい出遭い。

まだ明るいしもう少し歩けそうだったが、17時半、叶崎灯台そばに素敵な東屋を発見したのでもう今日はここでお終いにする。ゆっくりと荷を広げメシを喰い酒もちびちび。日本中の友たちのことを思い起こす。あぁあの人とあんな話をしたいなぁ、などとりとめもなく話題も人々の顔も浮かんでくる。独りの野宿が寂しいからではなく、なんかうれしくてワクワクしてコーフンしてるのだ。

言葉はうたから生まれた。という。そのうたはきっとオスが創ったんじゃなかろうか?

高知・沖の島へ歩いて行ってみるの巻9/14 土佐清水

2007-07-15 23:59:59 | 旅の記憶:trans-

7時半、窓の明るさで起床。台風一過の素晴らしい青空!風はまだ強そうだけど久しぶりの太陽はそれだけでウキウキ。

10am町を散歩。産直マーケットで巻き寿司とうまそなトマトを入手。ビールも手に入れ漁港の端っこで、海とトマトとビールの休日。昨日まで相当荒れていただろうにすごくきれいな海の色。そして青空と山々と。あぁ、ここ、いいわぁ。座り込んだすぐ真後ろにはビールの自販機まであるし。(笑)旅の休日にはこれ以上ないほどの誂え。あぁ気持ちいい!ヤホヤホ。

調子に乗りすぎて岸壁でボーっと海と空を眺め続けてたら。日焼けし過ぎた。ヒリヒリー。

2pm一番熱い時間帯にはスーパーに避難。明日から徒歩再会のための食料調達。今夜の晩メシと靴ずれ対策品も。

台風は大変だったけど、おかげでゆっくり素晴らしい旅の休日になったなぁ。

高知・沖の島へ歩いて行ってみるの巻8/14 土佐清水

2007-07-14 23:59:59 | 旅の記憶:trans-
朝、目覚めるも雨風激しく台風はいよいよ四国に近付いてることを知る。部屋で篭城することに決める。ということで日中はずっと寝て過ごす。

4pmフロの準備ができたと言うのでフロ入ってさっぱりしたところで相撲観ながら常備食料と酒をちびちびやる。

リアルタイムで伝えられる台風中継画面が自分のいまいる所や知っている所、また、自分が今回歩いた辺りだったりして、なんか不思議。
安全安心の宿にいて眺めてるTV画面はなんだかものすごいリアリティとものすごい他人事感とが同時にやってきて、あぁこれが映像の限界なんだろうって思う。

まぁともかくもいいタイミングでこの宿に入れてよかったなぁ。

明日はもう台風は通り過ぎて晴れそうだ。食料も底をついたしこれもうまいタイミングだ。