しゃーせな恍惚感 -夏の始まり-

友人のブログ『某～!?くぼ食堂★ドタバタ記』を久しぶりにまとめ読み。
http://ameblo.jp/shockdo/entry-10238706632.html

いいじゃん　なんでも蒔いときゃあいいだよ
蒔いときゃあ　なんか　でるらー
蒔かんきゃ　なんにも出んだから
なんでも　蒔いとけしー

この甲州弁がいい。
なんかね、なんか泣けた。うれしくて涙出る。
でも。わしは何も蒔いてない気もしてきて、かなしくて泣ける。
いろんなヒトが蒔いたものをおもしろがってついばんで飛んでゆく。
わしはなにしてるんだろね。

・・・
今日はね。なんだかすごくしゃーせな気分に満ちあふれているんだ。
夏が始まったのだ。春どころの騒ぎではなく夏初月の名のとおり夏のはじまり。
今日の仕事の終盤に、唐突に酒の小瓶をもらった。今年の新酒鑑評会に出品するために仕込んだ酒のお裾分け。蔵人のお楽しみ。
これは帰りに刺し身でも物色するかと近所の店にゆくと198円でよさげな太刀魚の刺し身、とその横のアラコーナーには刺し身の切れっ端だけを集めたものが50円でゴージャスな盛り合わせ。
その2つを入手してほくほくして部屋に戻ると真夏並みの室温。窓全開、扇風機強！風が心地よい。
風呂上がりにビールからはじめて夕方五時から刺し身で一献。刺し身だけでも腹一杯になっちゃうぜ。250円で、すげーな、おい。
空が赤く染まってゆくにつれ、酔いもすすみ、すっかり酔っぱらい。
ほわほわしたアタマで、いまここにあの人が居たら、あのこが居たら、あいつが居たらなどと想像しながら、そのときどきの話題を妄想して、「お一人様」を愉しむ。
ふっ、と。
あぁ、こういうこと旅先でよくやっていたな。あの時はこうだったな、と回想モード。そして果てしなく連鎖。

誰かに電話でもしようか、いっそバスに乗ってお街に呑みに繰り出そうか、とも考えたが、やめた。
この酔いと、この恍惚感を、途切れさせたくなかったから。説明できないから。

語りたいことはたくさんある。
そして。沈黙もまた愉し。

想像力（妄想力）は時空を超える。
わしはここにいて、そこにもいる。
あそこにもいたし、どこにもいない。

ただ、いま、しゃーせ。
仕合わせすぎて、泣けてくる。

しゃーせは歩いてこない、らしい。
実は飛んでくるんだぜ。知ってた？
むしろ空気のように風のようにいつもあるんだぜ。

素敵な人たちはたくさんいるなぁ。
多くの種が蒔かれてる。
挙げたらきりがないくらいに。

出遭えることはしゃーせだな。
出会ったことを反芻してるのもしゃーせだな。

※酔っぱらってるので乱文ごめん。

にょきにょき

隣の芝生が青々としてるような気がすることはたまにあるけど。その芝生を欲しいとは思わなくなったな。
もうわしはたぶんこのままふらふら流れ流れて生きてくんだろうし。何かを所有したり何かを守ったりはできないのだろう。と半ばあきらめ半ば覚悟するようになった。
いつホームレスになってもおかしくない状況・環境。それでもわしはホームレス・ライフをなんとかやって行けそうな気もする。（ホームレス村に「隔離」されるのはイヤだけど）

カラダさえ壊さなければね。

この一年は友人知人たちのベビーブームだった。
また高知に来る前に顔を見ていた（友人や従兄弟・従姉妹や実弟の）こどもらがもうずいぶん大きくなっててびっくりする。
次の世代、次の次の世代がにょきにょきと生えてくる。

ヒトってぇのは、それよりもっともっと大きな生き物の爪とか毛とかだったりして。
伸びすぎたら、壊れたら、パチンっ！

そのもっともっと大きなナニカが「なんであるか」を知りたい。
何故あるか？何であるか？

こどもらを見るたびに、いつもそんなことを考える。
これって中二病？的なわしも今年バカボンのパパの歳になる。うひ。
これでいいのだ。1:3=6

桜狩り

花見でハルを祝う。ハルに祝ってもらう、と言った方が適切か？
今年は高知城の天守閣の下で。提灯ぼんぼりぶら下がり団体さんやんやと盛り上がる場所の裏手で。ソメイヨシノの真下で。ほんわりのんびり花見酒。
日が暮れると薄っぺらいお月さんもやってきて月見酒。

さらに翌日は堀川沿いに伸びる桜並木をそぞろ歩き。
水面と桜の相性は抜群だよなぁ。
花見客のにぎわいも浮かれ気分を高揚させる。
まるで正月のような気分。

新学期、新年度がハルから始まるってのは、日本の素敵な制度だとおもふ。

そしてそして。
明日の休日は「お花見遊覧船」で桜を川から遊覧しちゃうのだ。
桜だけでもわくわくしちゃうのに！
船だけでもうきうきしちゃうのに！

ハルさくら、ゆれて参ろう

追記：お花見遊覧船はほんとによかった！また来年も乗りたいな。
それと、川から海に出る観光遊覧船も愉しそう。夏に是非乗ることにしよう。