いつも寝不足 (blog版)

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「萌え」とは、あばたもえくぼで、あばたが好き、ってことだった

2005年04月18日 | 雑記
何か、まぁ、地上波のTVニュースでも、萌え萌え、言っていて、これがあの有名な「浸透と拡散」(©筒井康隆)かと思う今日この頃。

今は単なるジャンル名になってしまった「萌え」だが、元々はマンガ・アニメ・ゲームなどの登場人物に対する受け手側の名状し難い「想い」の表現だったように思う(少なくとも前世紀は)。この伝統的な「萌え」に関する考察は、数多の名文を生み出してきたので、ここでは深入りしない。

まぁ、何が言いたいかというと、自分にとって「萌え」とは、「あばたもえくぼ」かつ「えくぼもあばた」かつ「あばたが好き」ってことなのだということ。この価値の転倒に起因する過剰な愛情を「萌え」と表現していたように思う。

ももせたまみ『ななはん (1)』(ワイドKCアフタヌーン)に出てくる(p. 111)遠山兄(※)の「飾りっ気がなくて やぼったくて ちょっと疲れてるトコ 老けてみえるし あとメガネ」という発言は、誠に正統的な「萌え」の表明だ。
※小学生で年増好き

この価値の転倒は、現在のジャンルを指す「萌え」にも引き継がれていて、ドジっ娘やメガネっ娘が基本的要素の一つになっているのが代表的だと思うが、如何。