カクタス・へんてこりーな

奇妙なサボテンにまつわるあれやこれやを、あるいは我が家の周りの自然についてとりとめもなく

象牙丸の種

2007-07-31 18:29:17 | 他のサボテン・多肉植物
写真は コリファンタ属 象牙丸(Coryphantha elephantidens)

象牙丸の実がてっぺんの綿毛の中から顔を出しました。今年は2個目です。

1個目の時は、象牙丸の実を見るのは初めてでしたので、ほかのサボテン同様赤くなるものと思っていました。でも、 象牙丸の実はいっこうに赤くならず白くなるだけでした。そのまま柔らかくなってきたので、実を割ってみたところ中で10粒ほど発芽していました。芽の出ていない種もふやけているようでしたので、そのまま播いてやりましたが、なんともせっかちな種ですね。生命力が強いと言おうか、バカと言おうか、私が実を割ってやらなかったら、自分で這い出してくるんでしょうか。

今回は実を見つけて即座に採種したので発芽はしていませんでしたが、そのままにしておいて、どうなるか観察してもよかったかも。

帝冠の花

2007-07-29 12:28:51 | 他のサボテン・多肉植物
写真は 帝冠(Obregonia denegrii)

1属1種のオブレゴニア属帝冠の花が咲いています。昨日咲き始めたのですが、植え替えに専念していて写真を撮りそこねていました。

昔は写真でしか見たことのない種類のひとつでしたが、今では特別珍しいものではなくなりました。

サボテン栽培に戻ってきて、昔と今のギャップをいろいろ感じましたが、なかでも太平丸類の人気の高さには驚きました。昔は太平丸の名前すら知りませんでした。何時ごろから人気が出たのでしょうか。確かに有星類の兜に似た形、強い刺、豪華な花と、日本人の好みそうなサボテンではあります。しかし、へそ曲がりの私は素直にその人気に乗っかることはできず、小さな小平丸を3株ほど持っているだけです。
このへそ曲がりな性格は死ぬまで直らないでしょう。

植え替え

2007-07-28 18:14:39 | 実生
今日は終日、5,6月に播いたサボテンの植え替えをしました。目は疲れ、腰と肩が痛くなりました。

実生用土に肥料分のあるものを使用してますので、こんなに早く植え替えをする必要はないのですが、こらえきれずにやってしました。梅雨明けの暑さの中の植え替えが吉と出るか凶と出るか、いかがでしょうか。

2,3ヶ月の実生苗にも、個体差が出ていて、根がしっかり伸びてふっくらしたものがあるかとおもえば、根のほとんどないものまでいろいろです。小学校時代の同級生達を思い出してしまいました。

トケイソウの実

2007-07-27 22:58:05 | あれこれ
画像はトケイソウの実


友人の家の生垣のトケイソウが実を付けていました。カラスウリの実に色、形がよく似ています。味見をかってでてみました。実を割ると中は一部が空洞になっていて、色は赤いけれど形はアケビのように種は果肉に覆われていました。味は甘くも不味くもない微妙な味でした。パッションフルーツはトケイソウの仲間の実だから、期待していたのですがアテがはずれました。トケイソウの実、即パッションフルーツとはいきませんでした。実の皮が少しゴワゴワしていましてので、収穫時期が遅かったのかもしれませんが。

種は取っておいて、実生してみます。

龍膽寺 雄

2007-07-26 23:46:22 | 他のサボテン・多肉植物
画像は毎日新聞社 1974年刊 龍膽寺 雄著 シャボテン幻想

本棚の奥から古い本が出てきました。
中学生時代に始めて買ったサボテン関係の本が龍膽寺雄(りゅうたんじ・ゆう)さんの著書でした。署名は忘れてしまいましたが、中学生にとっては大人の世界の本だったことは、覚えています。伊藤芳夫さんのものも読みましたが、きれいな花ばかりに焦点が当てられていて、龍膽寺さんの方がすきでした。私が一風変わったサボテンが好きなのもその影響かも知れません。

シャボテン幻想は大人になってから、再度購読したんですが内容はすっかり忘れていました。今読み返してみると、戦前に日本で始めて奇想天外を実生した逸話や、アステカ文明でのロフォフォラの使われ方だの、なかなかに興味深い内容です。

改めて龍膽寺雄を調べてみると、”松岡正剛の千夜千冊”http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0178.htmlに川端康成につぶされた小説家だったとか、奥様の魔子さん共々モボ・モガであったとか、こちらも興味深いです。

カプト・メデューサ

2007-07-25 10:32:10 | 実生
画像はカプト・メデューサ(Digitostigma caput-medusae)
オリジナルの写真がないのでネット検索したものを無断使用させてもらいました。
多分、自生地での撮影だと思われます。

昨日、タニサボさんから”タニサボ実生倶楽部”で当選したカプト・メデューサの種3粒が、他の種5種類とともに送られてきました。

カプト・メデューサはごく最近メキシコで発見された有星類に近い種類です。乱獲から保護するため、自生地は公表されていません。caput-medusaeの種名の由来は”メデューサの頭”らしいです。蛇の頭髪をつけたメデューサ、ちょっとおどろおどろしいです。細長く出た枝のようなものが他のサボテンの疣にあたるらしく、根本に塊茎状の本体があります。

日本ではサボテン界のベテランの方々が実生接ぎに努力されてますが、オークションでもまだ種1粒が200円もするので、来年以降の価格が落ち着いてから買ってみようかなと思っていました。そんなところにタニサボさんが提供してくださり、応募してしまいました。

さて、この3粒、いかにして実生しようか。
せっかくのチャンスを無駄にしないよう、成功しておられる先輩方のサイトで勉強してみます。