第15回目となる決算行政監視WT(ワーキングチーム)を今朝開催しました。
講師は日本大学総合科学研究所教授の有川博先生。
「会計検査制度の変遷と課題」という題で、我が国の会計制度を、戦後の制定期、
昭和54年の改正期、平成17年の大改正期に分けて、極めて明快な説明をいただき
ました。
特に印象的だったのは、「近年の会計検査院はいい検査をしている」という説明で
した。
実はこの説明には公務員の天下りという大きな問題点を包含しています。
かつて、霞ヶ関の官僚は、50歳頃になると、その後の昇進がわかり、人によって
は別名「肩たたき」と言われる関連法人への天下りが勧められたのだそうです。
ところが、近年の「天下り」縮小によって、それまでは「肩たたき」にあって、若
くして省庁を離れ関連法人へと行く道が閉ざされてきています。
結果としてどうなったかと言えば、まさに人材の流出が止まった、のだそうです。
すなわち、「近年、会計検査院がいい仕事をしている」というのは、会計検査のエ
キスパートが流出せず、結果として会計検査の経験者による十分な会計検査がなされ
ているのです。
もう一点印象的だったのは、「民主党政権になってから始まった、各府省が行う行
政事業レビューこそヒット策だ」というご説明でした。「行政事業レビュー」によっ
て各府省の政策が白日の下にさらされ、物資調達先に至るまで国民に示されたことは
大きなことであり、この政策評価が結果として予算編成に繋がりはじめているのだそ
うです。
検査院がいい仕事をしている、行政事業レビューはヒット策、この2つを伺うだけ
でも大変参考になる勉強会でした。
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