参議院議員 大島九州男の活動日記 「Q-blog」

参議院議員・大島九州男(おおしま くすお)の活動記録です。

「いのち」を守るシートベルト

2013年06月28日 | Weblog

 国土交通省は、自動車事故の際に「いのち」をつなぎ止める装置であるシートベル
トの安全基準の見直しを始めました。

 シートベルトは交通事故の時に効力を発揮します。例えば、シートベルトをしてい
ない人に比べ、シートベルトをしている人は死亡確率が14分の1になると言われて
います。

 このようにシートベルトをしていれば、万が一の時には「いのちを守る」ことがで
きる可能性が高まります。

 ところが、高齢者の場合、視点が変わります。一般的に、人間は加齢によって骨密
度が低下し、少々の衝撃でも骨格に重大な影響が出ます。

 シートベルトに着眼すれば、事故の際、高齢者がシートベルトをしていても胸骨な
どに重大な損傷が起きる可能性があるのです。
 
 こうした観点から、国土交通省はシートベルトの安全基準を見直し、例えばシート
ベルトそのものにエアバックのような機能を持たせるなどの議論を始めています。

 今後、高齢化社会が進行していく中、高齢者が自動車乗車中に事故に遭った場合で
も、せめて「いのち」だけはつなぎ止める制度となるよう、微力ながら国会の場で声
を発していきたいと思います。

iPS初の臨床へ

2013年06月27日 | Weblog

 「iPS初の臨床へ」、この報道が相次ぎました。

 厚生労働省の「ヒト幹細胞臨床研究に関する審査委員会」が理化学研究所などが申
請していた網膜の再生移植についての臨床研究の実施を条件付きで了承したのが情報
源です。

 iPS細胞については、京都大学・山中教授のノーベル賞受賞によって一気に話題
となり、その将来性から様々な分野での応用が期待されています。

 今回の臨床開始は、網膜(眼球)の治療にとっては長年の願いであった分野とのこ
とで、早期の成果が待たれます。

 iPS細胞の研究は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)や色素性乾皮症(XP)、脳性麻
痺(CP)、などの先進的で未来的な治療法として期待され、病に苦しむ患者やその家
族の希望の光となっています。

 今後、網膜再生移植の臨床研究を皮切りに、あらゆる病で苦しむ方々の根本治療に
発展し、だれもがQOL(クオリティーオブライフ)を享受できる社会となるよう微
力ながら支援をさせていただきたいです。

HPCI計画

2013年06月26日 | Weblog


 HPCI=ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ、つまりスーパー
コンピュータ(スパコン)のことです。

 HPCIは時にその国の技術力を示す一つの指標として、「日本のスパコン『京』
が世界一に!」などと報道されます。

 折しも、6月17日、世界のスーパーコンピューター性能ランキング「TOP500」が
更新され、日本のスパコン『京』は、中国の「天河2号」、米国の「タイタン」、米
国の「セコイア」に続き4番になってしまいました。

 実は時同じくして、文科省が2020年の完成に向け、神戸市の理化学研究所を舞
台に『京』の100倍の処理能力を持つスパコンの建設に向け動き出すのです。

 スパコンは、動物の遺伝子解明(ゲノム)や気候変動調査の分野で卓越した性能を
発揮し、ただ単に「世界1だから」というレベルの話ではなく、科学技術の発展にお
いて重要な存在です。

 日進月歩のスパコンではありますが、今後も日本の技術が世界の最先端を走り、技
術立国ニッポンの象徴的な存在であることを願うところです。

HPCI計画

2013年06月26日 | Weblog


 HPCI=ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ、つまりスーパー
コンピュータ(スパコン)のことです。

 HPCIは時にその国の技術力を示す一つの指標として、「日本のスパコン『京』
が世界一に!」などと報道されます。

 折しも、6月17日、世界のスーパーコンピューター性能ランキング「TOP500」が
更新され、日本のスパコン『京』は、中国の「天河2号」、米国の「タイタン」、米
国の「セコイア」に続き4番になってしまいました。

 実は時同じくして、文科省が2020年の完成に向け、神戸市の理化学研究所を舞
台に『京』の100倍の処理能力を持つスパコンの建設に向け動き出すのです。

 スパコンは、動物の遺伝子解明(ゲノム)や気候変動調査の分野で卓越した性能を
発揮し、ただ単に「世界1だから」というレベルの話ではなく、科学技術の発展にお
いて重要な存在です。

 日進月歩のスパコンではありますが、今後も日本の技術が世界の最先端を走り、技
術立国ニッポンの象徴的な存在であることを願うところです。

あす、会期末

2013年06月25日 | Weblog


 第183回国会(常会)は、1月28日に召集され、明日、6月26日までの15
0日間の会期で開催されています。

 昨年末の衆院選を経て国会内では、当初、与党は旧態依然とした政治を行うのでは
ないかという警戒感が広がり緊迫したムードに包まれました。

 アベノミクスなる言葉が先走りしして、富裕層だけが恩恵を被る政策判断がなされ
庶民不在の「期待政治」が始まったのも事実です。

 なかでも、憲法第96条の緩和を行い、いわゆる2分の1、を実現することにより
憲法を改正することが世の中の流れであるとされてきました。

 しかしながら戦後、日本憲法は「改憲の必要なし」との世論の中、改憲議論がなさ
れることなく、平和国家ニッポンが存在してきました。
 
 世界の先進国を見ても西欧諸国の例で明らかなように、憲法改正には国会の3分の
2の議決が求められます。

 日本憲法は、変える必要がなかったのか、変えるタイミングがなかったのか、など
様々な議論があります。

 私は、今日の日本憲法は「憲法の平和精神」を語っているように、変える必要がな
い憲法なのだと確信します。

 国会最終日を迎え、憲法のありがたさを再考するとき、現憲法が「変える必要がな
い」大切な憲法であると主張したいです。