ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

SATOYAMA~さとやま~

2011-04-28 20:26:22 | 日々のこと
東京に住んでいた時、習っていたテーブルコーディネートとお花。
この教室でご一緒だった皆さんと先生をお招きしたパーティーで久しぶりにコーディネートを致しました。

私のテーマは「SATOYAMA」




早春の里山を彩った桜、木蓮、椿 木瓜、レンギョウなどにかわり新緑が美しい
野山を表現。
「あの枝が欲しい」「アケビの蔓のあの部分採って!」
と主人の協力無くしては無理でした。。(木に登り、崖に降り・・)

竹の花器は切り出しから加工まで父の協力です。



絵柄違いのお皿は3年前に描いた、使いまわし・・・



今年は筍も半月ほど遅く助かりました。
サイズまで指定して父に掘って来て貰い・・・ありがとう~お父さん!
(10センチ程の可愛らしい筍)



これも使いまわしのお皿
ミツバアケビの花が付いた蔓をからませて木陰を表現





庭のスミレをコケで包んで植えました




今回、お金を出して買った物は何一つ無く、全て庭や近くの山から頂いて来た
材料です。
野山を歩き回り、季節を表現する事の楽しさを再発見できた事に感謝です
そして何より協力してくれた家族に感謝!
山の恵みに感謝!!

父は次回使う竹の花器を考えてくれてます・・
次・・・って・・まだ決まってないのにね。。


アトリエ・ラ・ヴィータ

エメラルドを・・

2011-04-17 00:10:31 | ポーセリン・ペインティング
岸田周子先生に教えて頂いた宝石の描き方です
<エメラルド>

人物画を描いている時、アクセサリーやドレスの装飾で真珠や宝石を描いた事
はありましたが・・・こんなにきちんと教えて頂くのは初めてでした。

トロンプ・ルイユ(Trompe-l'?il、騙し絵)のようです



ボックスはマラカイト模様



細かな金盛りも周子先生のご指導のお陰です
他にも初めての技法が多くて、ドキドキ・ワクワクの連続なのです


アトリエ・ラ・ヴィータ

大和文華館・三春滝桜

2011-04-13 08:44:19 | 日々のこと
奈良市の大和文華館には福島県三春町から昭和57年に寄贈された
三春滝桜が14本あります
三春町のご本家は樹齢千年以上とのことですので、この桜はまだまだ子供です
(天然記念物にも指定されている桜には被害はなかったそうです)
今年ほど、三春滝桜の名前と姿を悲しく感じる春は無い事でしょう

三春町では桜が咲き始めたそうです
今年は桜祭りも中止とのこと・・・ひっそりと咲く、三春滝桜。
来年はお花見のお客さんで賑わっている事を願います


東大寺本坊 襖絵 

2011-04-09 08:41:37 | 美術館・博物館
小泉淳作画伯の襖絵は・・・
言葉で言い表せない程でした

昼前後は120分待ち! 2時間ってこと!!
夕方には混雑も解消されるとの事でしたので、二月堂、戒壇院、大仏殿、
をお参りして、鹿と遊んで・・・3時半頃、それでも40分待ちの列に並びました

入場待ちに列の周囲の方はほとんど遠方からの個人旅行の方でした
私が一人なので自然に話しかけて下さり、周囲のグループ同士、話が弾みます
「気持ちが暗く、沈んでいたけど、思い切って出かけて良かった」
「関東は余震も多くて睡眠不足だったけど、久しぶりに熟睡できた」
という話が聞こえてきます

私も自粛が萎縮になってしまっていたのに気づきました。

公園の芝生で遊ぶ子供達。
鹿と戯れる観光客。
いつ訪れても変わらない奈良。
ようやく私も日常を取り戻せました。

待ち時間も長さも気にならないほど、楽しい時間を持つことができ
ようやく、会場へ

蓮池の襖絵は迷いのない線に改めて感動いたします
つぼみ、咲き誇る花、散りかけの花、咲き終わった花・・
つややかな蓮の葉
蒸し暑い夏の蓮池に涼しい風が吹き渡るような空気感です

渡り廊下を歩きながら見える庭も手入れがされ過ぎず、いい感じです

桜の襖絵は、お庭の桜とお互いが呼応しあってるような臨場感です
会場になった「東大寺本坊の桜」と奈良県宇陀市にある「又兵衛桜」
「吉野の桜」が三面の襖に描かれています
私も、周囲の人たちも庭園の桜と描かれた桜を交互に眺めて・・
なんて贅沢な時間なのでしょう!

高島屋で見た時とは全く別の絵のようです
「本来在るべき場所」で鑑賞できた事に感謝いたします

少し前、NHKの日曜美術館で小泉淳作画伯のお人柄に触れることが
出来て違う「見方」ができたことにも感謝です

画伯の印象的な言葉

「絵を描くというのは賽の河原に石を積むようなもの」
「絵の完成はどこで自分を許せるか、という事」
「1000年後の人達に名も無き人が無心の境地で描きあげた絵だと
見てほしい」(サインをされておられません)



樹齢300年になる又兵衛桜(写真は観光協会からお借りいたしました)
濃いピンク色の桃の花との競演が美しいです
(小泉画伯はこの桜を写生して描かれたそうです)








アトリエ・ラ・ヴィータ

東大寺・桜・さくら・サクラ・・deerちゃん

2011-04-09 08:25:11 | 奈良公園
氷室神社のしだれ桜
公園内で一番早く満開になります・・昨日からの雨で散りそうです・・




お寺のようにも見えますが、実はキリスト教の教会なのです
右奥に見えるのが興福寺の南円堂

ガイドブックに載らないけど、とても奈良らしい風景の一つだと
思います




桜に囲まれる大仏殿




東京国立博物館に貸し出されていた八角灯篭が戻ってきてます
創建当時からこの場所にあるのですが、この50年でかなり劣化が
目立ってきたそうです
私たちの便利な生活の影響なのだと・・・




早々に鹿の子模様の夏毛に着替えてる小鹿ちゃん
小さくてかわいいので観光客囲まれてます

鎖かみかみdeerちゃん
なぜか南大門近くで度々見かけます



自粛ムードでもっと閑散としているかと思いましたが、予想外に
賑わっている奈良でした
個人旅行の外国の方は沢山見かけましたが、団体さんは見かけません
京都も空いているそうですので、今年はゆっくりお花見出来そうですね


アトリエ・ラ・ヴィータ

傾向と対策

2011-04-05 21:12:42 | 日々のこと
会期がとても短いのですが、絶対に行きたい展覧会。
正倉院展並の混雑だと話が伝わっていました・・・
・・・正倉院展並って?・・・嫌な予感・・・





小泉淳作画伯の襖絵や普段は拝観できない天皇殿、持仏殿などを
楽しみにしている方はやはり多いのですね
しっかり対策を立ててから出かける事にします

今日は、天皇殿で震災でお亡くなりになられた方のご冥福と早期復興を祈る
法要が行われました
アトリエ・ラ・ヴィータ

お帰りなさい

2011-04-03 09:01:11 | 鳥たち・魚たち
今年もツバメが帰ってきました。
去年より遅いので、心配していたのですが、忘れずにご帰還です~
ご近所さん同士待ち合わせて来たのかな?と思えるほど一斉に戻りました。
ツバメは、春の使者です。
被災地にも春を運んでいってね。
そして、日本中に幸福を運んでいってね。
今年は・・・奥さん連れのようです・・・♪
長旅、お疲れさま。
これから夏が終わるまで家族の一員だからね。



アトリエ・ラ・ヴィータ

ブロッコリー・ロマネスコ

2011-04-01 17:26:13 | 日々のこと
素晴らしい造形美!サンゴ礁のようにも、コケのようにも見えますね

ブロッコリーとカリフラワーを掛け合わせた野菜です
写真では白く見えますが、実際はきれいなペパーミントグリーンです









この野菜を調べていますと・・・

『フラクタル形状』
フランスの数学者、ブノワ・マンデルブロが導入した幾何学の概念。

『フィボナッチ数』
イタリアの数学者、レオナルド・フィボナッチにちなんだ関数。

という言葉が出てきました。。。何のこと????


『フラクタル=図形などで部分と全体が自己相似になっているもののこと』
(ウィキペディア)
この野菜の形状をフラクタル形状と呼び
作り上げる数の配置をフィボナッチ数と言うそうです。
・・・わかったような・・わからないような・・・

とってもおしゃれな野菜ですが、食べ方は普通のブロッコリーと同じ。
ただ、切り分けていくと房のひとつひとつが可愛らしく、愛らしくて・・
食べるのがかわいそうになりました。
茹ですぎないで歯ごたえを残すほうが美味しいです。


小さな、小さな集まりが大きく、大きくなって形になる、ロマネスコ。
被災地への支援も小さな力が長く続きますように・・・

去年より一週間も遅くツバメが帰ってきました!!
お帰りなさい。長旅、お疲れ様。

アトリエ・ラ・ヴィータ