プリメイラ Honolulu

袰岩奈々のホノルル・カフェぶらぶら日記。
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キューブラーロス著「ダギーへの手紙」

2008-08-22 10:44:40 | 読んだ本
ちくま書房の編集担当の方と打ち合わせをしていたとき、
「死生学」をなさっている島薗先生という方とお仕事している、
という話題に。
「生きるの死ぬの」ということにはまっている私としては、
「お話、聞いてみたいです!」と身を乗り出したところ、
「9月に公開講座がありますよ」と教えてくださいました。

仕事と決断ののろい私にしてはめずらしく、速攻で申し込み。
8月の初めごろで150人定員のところ、160番台でした。
(さっき見てみたら、締め切ってました

「死生学」のサイトを見ていたら、
「おお! ここにもランディ氏が…」。
関心の方向性が似ているので、当然かもしれません。

「風の旅人」でランディ氏がキューブラー・ロスがユダヤ人強制収容所
マイダネクで得た死のビジョンのことを書いてました。
収容者が爪で壁に描いたといわれる蝶の絵。
この絵に「さなぎから抜け出す蝶」と「からだから抜け出す魂」の
イメージをインスパイアーされる。ランディ氏はその絵を探しに行ったのですが、
見つからないまま、戻ったとのこと。

その蝶のイメージのロス氏自身によるイラストが描いてあるのが
ダギーへの手紙」。
小児ガンに冒されていた9歳のダギーが
ロスに送った手紙への返事として書かれたものを、本にしたものです。

絵本なので、すぐに読めます。

最近、映画化された梨木香歩著「西の魔女が死んだ」の
印象的なシーンとも重なります。

さて、11月に「子どもといのちの教育研究会」というところで
お話することになっています。何を話そうか…と思案中ですが、
感じない子ども~
の本のなかで何人かのかたから、
「なぜ、自分は自殺しない(死なない)のか」のところに関心を
持った、というフィードバックをいただいています。
ここらへんのこと、話そうかな…。

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