まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

名古屋陶磁器会館を見る!2

2017-12-09 23:24:49 | 建物・まちなみ
名古屋陶磁器会館の続き。


階段を上って3階へ・・・おぉ~っ!階段の壁のタイルがきれい~~


緑の同系色の2種類の色土モザイクタイルで腰張りされている。少し濃い目の色の正方形のタイルで
縁取りした内側を、少し薄い色の長方形のタイルのやはず貼りで埋めている。


茶色の木の縁取りがくっきり引き締めていて効果的。座り込んで写真を・・・ジャマだね、スミマセン(汗)


踊り場には大きな窓があり、夕日が差し込むとすごくきれいだそうだ。


2階から3階への階段は床のタイルも古いものが残っていた。


外から見えていた印象的なアーチ窓。下辺を斜めにするとか、もう少し上で水平に切るとかせずに
わざわざ段々にしてあるのが遊び心を感じるなぁ!中央部はちゃんと開くようになっている。



3階の明るいトップライトのある真っ白な空間は、陸屋根の上に後年増築されたもの。オフィスが入居している。
冬は暖かそうだが、夏はどうだろうか!?(苦笑)
元のペントハウスからつながる部分には、旧名古屋証券ビルが解体されるときに救出してきた正面玄関のドアが
活用されている。もともとはこの八角形の桟の入った面が扉だったが、はめ殺しだった面とチェンジしたとか。


2階へ降りてきて階段ホールに面した部屋を見学。暖炉もあった。


階段の2色の腰張りタイル、踏み面の古いタイル、ホールの床の「モンキー」タイル、そしてそれを縁取る
茶色の正方形モザイクタイルが夢の大集合(笑)


ここの階段ホールが素敵すぎて、写真を撮り続けていたら、皆もう先へ・・・


らんまに「POTTERY-CLUB」との文字が入ったドアから中へ入ると、小さなオフィスがあり
その奥にはホールがあった。


ゆるやかなドーム天井、正面には一段高くなった舞台のようなスペースが設けられている。
元は商品発表などを行うための部屋だったが、後に業界の倶楽部として改造されたとか。


この照明は改築時につけられたものらしいが、天井扇のようなレトロなデザインでこの部屋に合っているな!


床は当時のまま。やはず貼り?ヘリンボーン?・・・一枚の板が長いな!


バーカウンターとダムウェイターも、クラブへの改造時に作られ、舞台の張り出しは撤去された。


それぞれの部屋のオリジナルの雰囲気を大切にして、今も使う側がそれに応じた使い方をしているという、
建物ファーストな名古屋陶磁器会館だった。


このあとは、ぞろぞろ歩いて日本陶磁器センターへ。

続く

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