まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

雨の花蓮を自転車でうろつく(台湾)

2012-05-27 01:07:43 | 風景
台湾続き。

さて今日は宿で自転車を借りて1日花蓮のまちを見て回ろう。天気予報は雨。
出発して間もなく雨が降ってきた。コンビニで傘を買い、サイクリングを続ける。

昨日見た旧駅跡を過ぎ、海沿いに続く公園を走っていくとサイクリングコースの案内板が。
ははぁ、ここも高雄と同じく貨物線の廃線跡が自転車道になっているのか。ガイドブックでよく見る
美しい海岸「七星潭」まで12kmか、よし、行ってみよう。


廃線跡らしいいい感じの道が続き、丘を上る途中の旧米崙駅跡にはあずまやが作られている。
臨港線には貨物列車のみでなく旅客列車も走っていて、この駅は学生たちで賑わっていたとか。

いつのまにか廃線跡から外れ、丘を一気に下って港へ出る。


おや、線路が。花蓮港駅は現役だったのか!いいねぇ~


大型トラックが疾走する港湾地帯で、巨大なプラントと敷地内に伸びる線路をかいま見ながら自転車道をたどる。






軍港(?)と漁港の横を過ぎ、広々した草地広がる丘に上ると、港湾風景から一転、ビーチだ!!


波打ち際には大理石のかたまりがゴロゴロ。さすが大理石の産地。


ゆったりしたアップダウンのある台地上を走り抜けるのは気持ちいい~!牛もいるよ~

雨は降ったり止んだり。



切り出された石のかたまりが向こうの丘にずらりと並べられているのが見える。すごい量だ!
もしかすると船で運んできた輸入品なのかもしれないな。


自転車をとめて、灯台を見に草むらの道を行くと、スライスされた大理石の置き場があった。
赤、白、緑、黒・・・・いろんな色の大理石の分厚い板!すごい贅沢・・・
時折パンパンという音が近くで聞こえる。石を加工している音なんだろうか?音はすれども姿は見えず。

先へ進むと軍事施設の門が。「演習場」。さっきの音は銃の音か!?
うろうろしてたら流れ弾に当たったりして・・・怖い怖い。

航空局の施設や産廃処理施設の横を通り、自転車道は続く。
このコースはさながら花蓮の産業見学サイクリングだ。道も変化に富んで飽きることがない。

ゆるやかな丘を走り続けて、ぱっと視界が開けたその先に・・・うわぁ~~!
目の前に広がったのは、遙か彼方まで続く美しい弓なりの海岸線。手前側にも延々砂浜が続いている。
これがあの七星潭か!素晴らしい眺め。あぁ傘を差しながらでもここまで見に来て良かったぁ~~



厚い雲に覆われた空は灰色で、遠くの方は白く煙って雨の激しさを思わせる。
こんな天気でも美しいのだから、青空ならどれほど感動するだろうなぁ。

自転車道はこの先、ちょっと信じられないようなことになっていた。
ここから海岸まで降りる階段がくねくねと九十九折りになっていて、その脇にスロープが併設されているのだ!
階段と同じ勾配だから乗って下るのは無理だろう。じゃあ押して下りるのか!?・・・無理無理無理。
何せ、この高低差をいったん下りてしまえば、再び上ってこないといけないのだ。ここで引き返すことを即決。


ところで、これまでバシバシ写真を撮ってきたが、七星海岸を目前にしてメディアがいっぱいになった。
今回はちゃ~んと予備を持ってきてるもんね!
・・・・しかし・・・ない。
うわ~っ!予備を持っているのは電池だけで、メディアの予備はスーツケースの中だ!
撮影サイズを小さくして要らない画像を消しながらみみっちく撮る。。。あぁ情けない(涙)。全然進歩していないな。
激しい雨が降り出さないうちに急いで戻ろう。宿でメディアを入れ替えて出直さなければ。。。

続く。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 花蓮の夜歩き(台湾) | トップ | レンガ柱 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
台湾鉄路局 (マユ35)
2012-06-01 09:06:26
近代化を進めながらも、昭和10年代の建物が多く残っているのが嬉しいところです。
客車は日本時代からのデザインを、そのまま台湾的に昇華させ、最近の車輌はJRの新車に似ているのも、同じアジアの血が流れているように感じます。
返信する
マユ35さん、 (ぷにょ)
2012-06-02 01:09:48
戦後突っ走りすぎた日本を反面教師にして
古いものと新しいもの両方をうまく組み合わせて
魅力を高めるのに成功していると思うのです。
感動しっぱなしです(笑)
返信する

コメントを投稿

風景」カテゴリの最新記事