五戸からの続き。
馬肉でランチしたあとは三戸にやって来た。ここは内陸部のそれほど大きくない町だが、近代建築の大物があるのだ。
まちなかにさしかかるといくつか目を引く建物があるが、駐車場に車を停めてまずはメインから。
通りに面した商店建築、佐滝本店はアシンメトリーなコンクリートのファサード。
佐滝本店は今も酒屋(販売)をされている。。
建物の片側だけに塔屋がそびえるフォルムは斬新だが何となく古典的イメージも。
青森県最古のコンクリート建築というこの建物は、1923(大正12)年の三戸大火後に建て替えられたもの。
大火後の復興で建てられたという近代建築は結構多い。教訓を得て不燃で頑丈な建物にしたため長持ちしているのだろう。
そしてこの敷地の奥に、佐滝別邸がある。
事前に観光協会に問い合わせたところ、通常は非公開で敷地の奥にあるため道路からも見えないそうで、
お店が開いている時なら声をかければ見せてもらえるが日曜日はお店が休みだという。
ええっ、せっかく行くのにこれが見れなかったら残念すぎる。。。
ところが現地にきたら道路に面した門が全開していて奥にあるこの美しい洋館が丸見えだった。やった~!
お店は確かに閉まっていたが、店舗の裏の作業場のようなところにおっちゃんがいたので、写真を撮らせて
ほしいとお願いしたら、快く承諾頂いたので間近に近寄って見ることができた。
ドーム屋根の八角形の塔屋をもつ三階建ての洋館に平屋建ての和館がくっついている。
正面の妻壁にはクジャクのような扇形の模様のレリーフ、雷文のボーダーがぐるりと回る。
塔屋のドーム屋根の下にはひさしが設けられているのだが、コンクリートの持ち送りが垂木のように見え
別所温泉で見た安楽寺の八角塔のようだ。
ステンドグラスもふんだんに使われており、アーチ形やこんな変形の窓に緻密な柄のガラスが
傷むことなく残っている。
このほか和館と接する側にも小さなステンドグラスがはまっていた。
ランダムな積み方の石積みはふっくらとした形に整えられており柔らかな印象。素敵だな!
そして玄関は意外にもこちら向きだった。裏庭と思っていたのは前栽で、反対側の道にも門があったのかな??
確かにこちらから見るほうがサマになる。しかし玄関部分のひさしは妙な形をしていて、これは浅めの
唐破風のつもりなのだろうか。
玄関ドアの上にもステンドグラスが。鳥をモチーフにしたものが多い。
洋館部分はあまり広くないので玄関ホールと階段と各階に1室ずつぐらいと思われる。
外観から推測するに中にもステンドグラスや照明器具など凝ったものがそのままの姿で残っていそう。。。
内部も見てみたかったがさすがにかなわなかった。
外観だけでも見れてよかった!ありがとうございました~~
さて、さっき見えた建物を見に行こう。これだこれだ、第九十銀行三戸支店。
この建物も三戸大火後の1924(大正13)年に建てられたようだ。
セセッション風を取り入れた半円形の玄関ひさしや直線的デザインがいかにも大正建築らしい。
オレンジ色のレンガタイルが明るい雰囲気をかもし出している。
直近までは歯科医院として使われていたようで、「富田修歯科医院」の文字が見える。
しかし直近と言っても、右から左へ並ぶ文字が戦前にはすでに歯科医院となっていたことを示している。
フォルムはシンプルになっているが窓まわりは凝った装飾が入っていて華やかさも残す。
こじんまりしたサイズのかわいい建築、レストランや雑貨屋などにできそう。是非活用してほしいなぁ!
少し放れたところにあった看板建築。こちらも空き家だろうか。。。
こんな化粧された建物が今もポツポツ残っているということは、やはり当時かなり賑わっていて
おしゃれな雰囲気の町だったのだろうと想像される。
三戸町をあとにして十和田湖に向けて走っていたら田舎道にこんな建物発見。郵便局??違うな。
ドアが2つ並んでいるのでお風呂屋か??とも思ったが、割れた窓から覗いて見た限りではどうも
お風呂屋でもなさそうだった。
こんなところで車を停めてうろうろするヨソモノに、近所の犬が吠えまくる。。。確かに怪しいよね、
番犬ご苦労!
続く。
馬肉でランチしたあとは三戸にやって来た。ここは内陸部のそれほど大きくない町だが、近代建築の大物があるのだ。
まちなかにさしかかるといくつか目を引く建物があるが、駐車場に車を停めてまずはメインから。
通りに面した商店建築、佐滝本店はアシンメトリーなコンクリートのファサード。
佐滝本店は今も酒屋(販売)をされている。。
建物の片側だけに塔屋がそびえるフォルムは斬新だが何となく古典的イメージも。
青森県最古のコンクリート建築というこの建物は、1923(大正12)年の三戸大火後に建て替えられたもの。
大火後の復興で建てられたという近代建築は結構多い。教訓を得て不燃で頑丈な建物にしたため長持ちしているのだろう。
そしてこの敷地の奥に、佐滝別邸がある。
事前に観光協会に問い合わせたところ、通常は非公開で敷地の奥にあるため道路からも見えないそうで、
お店が開いている時なら声をかければ見せてもらえるが日曜日はお店が休みだという。
ええっ、せっかく行くのにこれが見れなかったら残念すぎる。。。
ところが現地にきたら道路に面した門が全開していて奥にあるこの美しい洋館が丸見えだった。やった~!
お店は確かに閉まっていたが、店舗の裏の作業場のようなところにおっちゃんがいたので、写真を撮らせて
ほしいとお願いしたら、快く承諾頂いたので間近に近寄って見ることができた。
ドーム屋根の八角形の塔屋をもつ三階建ての洋館に平屋建ての和館がくっついている。
正面の妻壁にはクジャクのような扇形の模様のレリーフ、雷文のボーダーがぐるりと回る。
塔屋のドーム屋根の下にはひさしが設けられているのだが、コンクリートの持ち送りが垂木のように見え
別所温泉で見た安楽寺の八角塔のようだ。
ステンドグラスもふんだんに使われており、アーチ形やこんな変形の窓に緻密な柄のガラスが
傷むことなく残っている。
このほか和館と接する側にも小さなステンドグラスがはまっていた。
ランダムな積み方の石積みはふっくらとした形に整えられており柔らかな印象。素敵だな!
そして玄関は意外にもこちら向きだった。裏庭と思っていたのは前栽で、反対側の道にも門があったのかな??
確かにこちらから見るほうがサマになる。しかし玄関部分のひさしは妙な形をしていて、これは浅めの
唐破風のつもりなのだろうか。
玄関ドアの上にもステンドグラスが。鳥をモチーフにしたものが多い。
洋館部分はあまり広くないので玄関ホールと階段と各階に1室ずつぐらいと思われる。
外観から推測するに中にもステンドグラスや照明器具など凝ったものがそのままの姿で残っていそう。。。
内部も見てみたかったがさすがにかなわなかった。
外観だけでも見れてよかった!ありがとうございました~~
さて、さっき見えた建物を見に行こう。これだこれだ、第九十銀行三戸支店。
この建物も三戸大火後の1924(大正13)年に建てられたようだ。
セセッション風を取り入れた半円形の玄関ひさしや直線的デザインがいかにも大正建築らしい。
オレンジ色のレンガタイルが明るい雰囲気をかもし出している。
直近までは歯科医院として使われていたようで、「富田修歯科医院」の文字が見える。
しかし直近と言っても、右から左へ並ぶ文字が戦前にはすでに歯科医院となっていたことを示している。
フォルムはシンプルになっているが窓まわりは凝った装飾が入っていて華やかさも残す。
こじんまりしたサイズのかわいい建築、レストランや雑貨屋などにできそう。是非活用してほしいなぁ!
少し放れたところにあった看板建築。こちらも空き家だろうか。。。
こんな化粧された建物が今もポツポツ残っているということは、やはり当時かなり賑わっていて
おしゃれな雰囲気の町だったのだろうと想像される。
三戸町をあとにして十和田湖に向けて走っていたら田舎道にこんな建物発見。郵便局??違うな。
ドアが2つ並んでいるのでお風呂屋か??とも思ったが、割れた窓から覗いて見た限りではどうも
お風呂屋でもなさそうだった。
こんなところで車を停めてうろうろするヨソモノに、近所の犬が吠えまくる。。。確かに怪しいよね、
番犬ご苦労!
続く。
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