まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

名古屋市役所のタイル3

2017-11-28 22:56:44 | ディテール
名古屋市役所の続き。

さぁ4階、お目当ての特別公開の貴賓室化粧室へ。


うっひゃ~!!すごい!!広さは8畳間くらいだろうか?その床と壁が全面、光沢のあるトルコブルーのタイル
に覆われているのだ!!これも小森忍のタイル。美しすぎる~~~


華麗な脚付きのシンクは輸入物だろうな。カウンターは上品な色の大理石製と見られる。


水彩絵の具を水でにじませたような一枚一枚のニュアンスが、黄色い光に照らされて強調されている。


袖壁の向こう側がトイレで、ドアはない。実用としては開放的すぎてちょっと落ち着かないかもね(笑)


正方形のタイルが基本だが、足元の幅木の部分は縦長で入隅にアールをつけた役物タイルで美しいおさまりに。


特に、先端が丸くなった袖壁の足元の優美さといったら!!


あぁ、こんな贅沢なトイレが他にあるだろうか。。。一日中でもここに座っていたい(笑)


締め切られていたカーテンの端をちょろっとめくると、、、あっ、このタイルはこんな爽やかな色だったんだな。
光の具合で雰囲気がだいぶ変わるなぁ!白熱灯に照らされたあでやかな色もいいが、本来の爽やかな水色も素敵。


いつまででもここに居たいのだが、見学客が入れ替わり立ち替わりやって来るので、独占するわけにもいかず
渋々(苦笑)立ち去る。。。


そしてこちらが貴賓室。ドラマ「華麗なる一族」のロケでは大蔵大臣応接室として使われたらしい。


奥に大理石製の暖炉が見えた。


今はあまり使われることのない白黒のはっきりした大柄の大理石、私は好みなんである。


この照明もいいなぁ。シェードにしているのは薄くスライスした大理石だな。


巨大な市庁舎は中にいると迷いそうだが、模型を見てもやっぱり複雑!
奥の部分(写真左側)は後の増築のようだ。




エントランスの床の色とりどりの大理石タイルもきれいだなぁ~


外も内も全面タイルに覆われた巨大な建築。手仕事感あふれる素晴らしい工芸タイルが満載で
しかもオリジナルがよく残っている。まさにタイルの殿堂!
また随所に使われた大理石も素晴らしい。あぁ、満腹満腹!来てよかった~~
ここだけで2時間ぐらい過ごしてしまった(笑)。

続く

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