まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

南小樽の朝歩き

2016-05-24 23:24:01 | 建物・まちなみ
南小樽からの続き。

小樽は去年4年前と、2回うろついたことがあり、特に前回は北のウォール街あたりをかなりつぶさに
見たので、今回は長く留まるつもりはしていなかった。昨日の夜歩きでかなり楽しんだのだが、暗すぎて
よく見れないものがあったので、朝から散歩して再び見て歩く。


1932(昭和7)年築、旧小堀商店。案内板によると、木骨鉄網コンクリート造で、二重窓や全館スチーム
暖房を備えた当時の先進的な建物だったようだ。


海陽邸は見晴らしの良い高台に建つ元料亭で、魁陽亭、開陽亭、海陽亭と名を変えた。
明治初期の創業以降、火災で再建、大正期に増築された。政財界などの著名人も多く訪れ、
歴史の舞台ともなったらしい。


しかし明治~大正の建築とはちょっと思えないなぁ。左側の棟のモルタル塗りの玄関周りは
戦後っぽいけれども。


メルヘン交差点にもほど近いまちなかでありながら、丘の上という抜群のロケーションに建つ海陽亭。
残念なことに今は空き家になっているようだ。旅館にしたらいいんじゃない?うまく使って欲しいなぁ。


昨夜は気づかなかったが、海陽亭の隣に猪俣邸という古い実業家の邸宅があった。
石蔵とそれに続く中国っぽい門が特徴的。塀は高さ3mもあるだろうか、城郭のようで日本離れしている。
1906(明治39)年。凝灰岩か竜山石のような、柔らかく粉っぽい石でできている。


こちらは今もお住まいのようで、門の内側には美しく保たれた主屋とお庭が見えた。


夜歩きでも見た「斎田産業小樽工場」のビル。タイルが落ちてくるからか、ネットをかぶっている。
・・・おや、隣のビルと一体だったのか!


間には丸窓もあって面白いが、このつながり方、パキッと割れそう(笑)。右側が増築部だな。

裏側は鉄筋がむき出しになっていたりと、、、構造上もかなり劣化してるようだ。

周辺にはまだいくつか目を引く建物があった。


この近くの函館本線のガード下では、少しずつ年代の違う古いレンガ造の橋台が三重に並んでいる。
踏切も魅力的だし、時間があれば鉄道風景もじっくり見たいところだが、もうそろそろ戻って
チェックアウトしよう。モーニングできそうな喫茶店はなかったなぁ。。。


さて、チェックアウトして南小樽駅へ早めに行き、お花見兼駅見(笑)。


切通しに架かる函館本線の橋の上がベストスポット!




複雑な駅構造と色あせたペンキの味わい深い色。そして満開の桜を心ゆくまで愛でる。。。


シャワーのような桜。


快速エアポートでこの跨線橋の下を通るたびに、うぉっ!と身体を振りかぶって見ていた南小樽駅。
ようやくこのホームに身を置くことができて、しかも最高のお花見もできて、う~ん満足満足!!



このあとは、ひと駅小樽まで。

続く

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