まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

飛田 鯛よし百番

2007-06-26 00:55:37 | 建物・まちなみ
飛田新地は以前友達と行ったことがあったが(まちを見に)、
あの有名な鯛よし百番はまだ行ったことがなかった。
最近参加しているサークルの食事会で初めて行ってきた。

玄関から太鼓橋を渡ってのアプローチにはびっくり。
味園を思い出した。そうだ、この豪華絢爛は、味園だ!!
10人集まったが、狙っていた大部屋でなくシンプルな小部屋に
通されて皆少々がっかり。しかし、5時とまだ早いこともあり
他のお客さんはまだ少なく、大広間や他の部屋を見せてもらえた。感謝!

窓ガラスは切子のよう。キラキラ!


こちらがその大部屋。仕切って小部屋にもできるようだが、
ここを使うにはやはり20人以上は集まらないと無理そう。


この部屋の格天井の格子の中には、ひとつひとつ違った植物の丸紋。
漆塗りだろうか。


他の部屋の入口周りや部屋の中も、それぞれに趣向を凝らした装飾がわんさか!
こちらは1Fにある眠り猫。


厨房の手前に、こんな洋風の天井装飾があった。表面が恐ろしいほど
剥がれてしまっているのが惜しい。。。
そして中央に和風の照明器具。なぜかすんなりはまっている。


こちらは2Fにある「島田の宿」。
壁に描かれた絵と作りつけられた造作が溶けあって、だまし絵のような
舞台のセットのような、、、バーチャルな世界になっている。


島田の宿は船上の宿か。室内には一段高くなった船形の座敷がしつらえてあり、
そこに上がると屋形船に乗っている気分。
屋形船のらんまと、天井の装飾もこの凝りよう。


建物の中央には中庭がある。昔の空中写真を見ると、この辺りの遊郭建築は
ロの字型になっているものが多く、その典型にならった建物であるといえる。
遊郭建築というものが全般的に中庭を囲む形をしているのかどうかは
分からないが、部屋どうしを遠ざける配置になっているのかもしれない。


これはトイレ。本物!
テーマパークの張りぼてよりずっとちゃんと作ってある。


トイレの中。ひえ~~~!
掃除とかどうするの・・・と、つい小市民的なことを考えてしまう私。


トイレの中までも現実から離れた夢見心地の世界を演出しているのだろう。
いやはや。すごい!


こんな店だから、料理はさほど期待していなかったのだが、それが
結構おいしかった。お値段もそれほど高くもなく。
しかも一部屋一組しか予約を取っていないのか、時間制限もなく
ゆっくりできて満足満足。


入るときにはまだ外は明るかったが、出たときは赤いぼんぼり提灯が
ぽ~っと灯ってとてもいい感じ。
こんなゴージャスな遊郭建築に一般人も入って楽しめる飛田百番は
ほんとに貴重な存在。それだけに建物の傷みが激しいのが気になるところだ。
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11 コメント

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日本庭園的生活 (j-garden-hirasato)
2007-06-26 05:14:40
すごく豪華な建物ですね。
まさに文化遺産です。
こんな建物、今だったら建てられないでしょうね。
このギラギラ感がたまりません。
これ、これ、そこは・・・ (機械修理屋さん)
2007-06-26 20:56:32
男子便所ですぞ。
永く保つために。。。 (suze(mon))
2007-06-26 23:45:08
先日はありがとうございました

本当、襖絵など半端でなく立派でした。でもそれ故、逆に補修が難しいのかも知れません。
そろそろあの「作品」群を後の世代にも残すべく、何らかの方策を考える時期なのかも知れません。。。
建物全体が (ぷにょ)
2007-06-27 01:23:29
テーマパークみたいですね。
壁の絵は手描きだし作り物も木や石など本物の素材で
作ってあるからちゃちくないのでしょう。

あれ、ここは男子便所でしたか?男女兼用と思ってましたが。。
suzeさん (ぷにょ)
2007-06-27 01:31:31
ようこそおいで下さいました!
先日はありがとうございました。

現役で使っていることこそ意義があるという思いと
美しい状態で残したいという思いとは相反するもので、
難しいですね・・・

これからもよろしくお願いします。

こりゃすばらしい (lovetaiwans)
2007-06-28 01:38:23
噂には聞いていたけど私も足を踏み入れたことがありません。子供がいる身ではなかなか敷居が高いところです。
毎日お客さんが出入りするので、そりゃメンテナンスが大変だろうね。というよりメンテ出来る技術を持った職人はいるのでしょうか? コストもかかるし、これを維持するご苦労には頭が下がります。
ところでお店は禁煙ですか?
前に (ぷにょ)
2007-06-28 03:10:26
一緒にうろついて外から見たよね~

特に禁煙ではなかったと思うので、ヤニで汚れたりもしてると思います。
子供には面白そうな触りたくなるようなものがいっぱいですよ~!保存という意味では危ないかも。
でもお店自体は予約さえ入れておけばぜんぜん敷居が高くもなかったよ!
少人数だとかえって面白い小部屋に通してもらえるかも??
 中庭を囲む ( 仁)
2007-07-01 22:27:50
 外観だけでなくなかも立派な部屋で、まだ残って
 たんですね~。家の近くにあった遊郭の建物も
 中庭を囲む形で廊下が走り、小さい部屋が配置
 されてましたね。

 
遊郭の (ぷにょ)
2007-07-02 00:15:46
建物に入れる機会というのは、女の人の場合なかなかありません。
オリジナルに近い形で残っているものについては特にです。
他にもお店などに転用されているところがあれば行って
みたいですね。
保存とのかねあい (びんみん)
2007-07-02 01:25:32
しっかり写真を撮られましたね!
飛田百番には補修前と補修後の2回ほど行ったことがあります。
でも補修後も、襖絵は破れたままでした。ぎりぎりの補修だったんでしょうね。
そのまま店として営業してもらっていることを非常にありがたく思っています。人が一杯入ると、その襖絵に背をもたれることになるので、複雑な気持ちで見ていました。
補修前に (ぷにょ)
2007-07-03 01:31:19
入られたのですか、貴重な体験ですね。
襖絵や壁絵を補修しようと思うと、全く別に描いたものを
貼り付けるしかないのでは?
そうするともうオリジナルとは言えなくなってしまいますものね~
そしてまた擦れ防止のためにビニールコーティングなんか
してしまうと・・・もう一体何がいいのかわからなくなってきます。
ああ難しい。

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