戦後もう60年以上も経つという今日、大阪市内にこんな風景があったとは!!
先日、紀伊田辺へ行く車内でSさんに見せてもらった写真にこれがあった。
非常に衝撃的だった!
ここには新しく道路が作られる予定で、近いうちに立ち退きとなる運命らしい。
絶対見ておきたいと思った。
直前まで出来上がっている計画道路の先には、公園、そして・・・・
戦時中に高射砲の砲台として作られたコンクリートの構造物が、
住居として使われ、今も残っているのだ!

本体は六角柱で、ドアや窓がついているところを見ると、元々中が空洞で
人が入れる構造になっていたようだ。倉庫として使っていたのか。
上はキノコの傘のように大きく外側へ張り出し、腰壁が立ち上がっている。
中央部に高射砲を設置したのだろう。
高射砲とはどんなものか、高射砲の砲台というのは通常どういう形をしている
ものなのか、私は全く知らなかったのだが、おそらく非常に原型に近い形で
残っているように思う。
こんな住宅が2棟見える。

生活用品が棚に整然と置かれ、車やバイクも置いてあり、見ようによっては
文化住宅の1Fみたいにも見える。

軒下(?)スペースの一部は隣のマンションの駐輪場になっている。

こちらはかなり増築されている。

屋上は日当たり良好!!葡萄がいっぱい実をつけていた。

砲台ということは軍事施設である。
私はこの高射砲台の住宅の写真を見たときに、大学の教科書に載っていた
バス住宅を思い出した。
戦後、人々は雨露をしのぐために、バラックを建てたり、防空壕や橋の下、
土管・鉄管、樽、溶鉱炉まで人が入れるあらゆる所を住居として使ったそうだ。
ここもそんな転用住宅のひとつであったのだろうが、時がたち周りが復興したのに、
何かの加減でここだけ残ったのだろうか。
戦後生まれの私たちには戦後の混乱期の暮らしは想像もできないが、この建物は、
何もかもなくした時代の人々の「生」に対する貪欲なパワーを、現実のものとして
見せつけている気がした。

私たちはこうして珍しげに覗き込んでいるが、住んでいる人にとっては
経緯はどうあれ、普通の暮らしがあるのだ。
謙虚な気持ちでそっと見て立ち去りたい。
先日、紀伊田辺へ行く車内でSさんに見せてもらった写真にこれがあった。
非常に衝撃的だった!
ここには新しく道路が作られる予定で、近いうちに立ち退きとなる運命らしい。
絶対見ておきたいと思った。
直前まで出来上がっている計画道路の先には、公園、そして・・・・
戦時中に高射砲の砲台として作られたコンクリートの構造物が、
住居として使われ、今も残っているのだ!

本体は六角柱で、ドアや窓がついているところを見ると、元々中が空洞で
人が入れる構造になっていたようだ。倉庫として使っていたのか。
上はキノコの傘のように大きく外側へ張り出し、腰壁が立ち上がっている。
中央部に高射砲を設置したのだろう。
高射砲とはどんなものか、高射砲の砲台というのは通常どういう形をしている
ものなのか、私は全く知らなかったのだが、おそらく非常に原型に近い形で
残っているように思う。
こんな住宅が2棟見える。

生活用品が棚に整然と置かれ、車やバイクも置いてあり、見ようによっては
文化住宅の1Fみたいにも見える。

軒下(?)スペースの一部は隣のマンションの駐輪場になっている。

こちらはかなり増築されている。

屋上は日当たり良好!!葡萄がいっぱい実をつけていた。

砲台ということは軍事施設である。
私はこの高射砲台の住宅の写真を見たときに、大学の教科書に載っていた
バス住宅を思い出した。
戦後、人々は雨露をしのぐために、バラックを建てたり、防空壕や橋の下、
土管・鉄管、樽、溶鉱炉まで人が入れるあらゆる所を住居として使ったそうだ。
ここもそんな転用住宅のひとつであったのだろうが、時がたち周りが復興したのに、
何かの加減でここだけ残ったのだろうか。
戦後生まれの私たちには戦後の混乱期の暮らしは想像もできないが、この建物は、
何もかもなくした時代の人々の「生」に対する貪欲なパワーを、現実のものとして
見せつけている気がした。

私たちはこうして珍しげに覗き込んでいるが、住んでいる人にとっては
経緯はどうあれ、普通の暮らしがあるのだ。
謙虚な気持ちでそっと見て立ち去りたい。
探索すると面白いだろうな。一回歩きに行ってみたいと思います。
ぷにょさんのセンスは抜群ですね。
ところでこの高射砲住宅、取り壊すまでに絶対見てみたいと思いました。
どの辺りにあるのか教えて頂けませんでしょうか?
個人の住宅なので、詳しい場所をここに書くことは憚られますが。。。。
新大吹橋を下ったあたりです。広い通りから見えますよ。探してみて下さいね!
ありがとうございました。
最初は場所が良くわからず適当に歩いて探していました。
それは突如左の視覚に飛び込んできました。
実物はやはり凄いですね。
取り壊すなんて勿体無いと思いました。
内装を綺麗にしてカフェに変身してくれたら嬉しいのですが。
話は変わりますが、私が最近入った写真サークルの名前が「まちかど写真集団」と言います。
このブログの話をしたところこっちは平仮名ですよと言われあっちもそうだと答えました。
偶然ですねと話をし、鳴尾にも来られたことがあると話ました。
またこちらへ来られることがあればぜひお立ち寄り下さいとのことです。
場所は阪神鳴尾駅から南に歩いて臨港線近くにある「みやこ市場」東の「ギャラリーコスモス」です。
12時から開いており定休日は月曜です。
10月8日~20日まで「遊星展」と言うテーマなしの展示をしています。
私は街角の写真をモノクロコピーで拡大したものに色鉛筆で着彩したものを出品しています。
ギャラリー店主は気さくで、色んな人との出会いを大切にされる方です。
いやもう風前の灯の存在であるからこそ、心に刺さるのでしょう。
ブログの宣伝(?)をして下さりありがとうございます。
機会があれば立ち寄ってみたいと思います。