まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

花蓮の夜歩き(台湾)

2012-05-23 00:59:13 | 建物・まちなみ
台湾続き。

普快列車で到着した台東。今回、ここでは乗り継ぎのみ。
それにしても、駅のホームの造りもさっきまでのローカル駅とあまり変わらない。
一緒に乗ってきた団体さんは、ここで自強号に乗り替えて高雄へ戻る日帰りツアーのようだ。

花蓮までの座席指定を取りにいったん改札を出る。待合室にはまぁまぁ人がいたものの、駅前風景はこんな感じ。
今の台東駅はもともと市街地にあった旧駅を廃して1982年に郊外に設置されたもの。
すでに30年経つと言うのにこの寂しさと言ったら。もし台東が目的地だったなら恐ろしく不安になりそうだ。


ここから花蓮までは自強号でも2時間40分かかる。売店で駅弁とお茶を買っておこう。
さすがに自強号はお客がいっぱいで、席もぎりぎり取れた感じ。よかったぁ〜


隣の席にも人がいるのでうろつきもできず、おとなしく遅い昼食を食べる。

あっ、駅弁売りのおねえちゃんがいる。ここで買えばよかったな!


雨は降り続いている。山は白く霞み、もはや少しの晴れ間もなくなった。
まぁ、窓の開かない自強号の旅だから、雨の風景もまたよし。・・・・しかし冷房が寒い。。。


夕方5時半、花蓮到着。朝8時に高雄を出てからほぼ丸一日乗り鉄だった。
さすがに花蓮駅はにぎやか!少し前に着いた太魯閣(タロコ)号も停まっていて写真を撮る人も多数。
あぁ、ターミナルはこれでなくっちゃ!


花蓮駅も台東と同じくもとは市街地にあった。1979年に作られた現在の花蓮駅前は台東に比べれば
賑やかだが、いまだ旧駅周辺の方がまちの中心であることは否めない。
花蓮には2連泊する予定。旧駅付近に宿をとり、日暮れから夕食探しを兼ねて散策しよう。

宿から市場が近い。今は閉まっているが朝は賑やかなんだろうな。おや、この市場は川の上にあるぞ。
水上ビルみたいだ。


ここが旧花蓮駅跡だな。広大だっただろう構内の敷地は意外にも、いまだガランとした空地が多い。
建物の残るエリアは「東線鉄道遺跡−旧工務段、警務段文化園区」としてちゃんと整備されていた。


旧駅に至る線路は繁華街の中を貫いており、廃線跡の敷地はすでに商店などが建っていたり
遊歩道になっている。


おしゃれな店が並ぶ遊歩道には、本物のレールが埋め込まれ、蒸気機関車のミニチュアや鉄道をモチーフ
としたオブジェなどがそこここに配されている。踏切跡も現役時代を彷彿とさせる。


町はずれに防空壕が残され説明板が設置されていた。防空壕というのは日本時代特有のものらしい。へぇ〜

花蓮の夜は長い。結構遅くまでお店が開いているし明るいので、まちの中心部だけなら夕方からでも
かなりつぶさに見て回ることができる。歩き疲れたら夜市で雪花氷を食べて・・・と。

そろそろ宿に戻ろうと思ったら、なんだこれ!?社宅?きれいになっているようだが。。。


板塀に囲まれているのでどこかよく見えるところはないかとぐるりと回り込んだら、、、うわっ!
こんなのがあった!花蓮旧酒廠らしい。

明日明るいときに見に来なければ!

続く。
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ガラスドアの取っ手

2012-05-22 00:15:23 | ディテール
自動ドアが広く普及してこういう味のあるガラスドアも少なくなった。


どっしりした焼き物でできたこの取っ手は、囲碁用品の専門店のもの。


この取っ手がニセゴイシウツボの柄に似ているのは偶然か、店主のシャレか(笑)。
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枋寮〜台東 山越えの旅(台湾)

2012-05-20 21:01:39 | 鉄道風景
台湾続き。

枋寮のまち散策から戻るとホームにはすでに青い列車が停まっていた。おぉ!あれに乗るのだ〜

小走りで地下通路を渡りホームに行くと、ワイワイガヤガヤ・・・団体さんが代わる代わる写真を撮っていた。
なんだこれは。今しがたの自強号で着いたのだろう。あきらかにこの列車に乗るツアーだ。子供もいるが
多くは普通のおっちゃんおばちゃん。すごい人気なんだな。。。ちょっと驚いた。


団体さんはお行儀よく後ろの車両にまとまって乗ってくれたので、個人旅行の私は前の車両でゆったりと、
おばちゃんたちにまみれることなく旅を楽しむことが出来た。
写真を撮りやすい編成の後方の車両を陣取られたと言えなくもないが、まぁいいよ。

さて出発。そろそろとスピードを増して行く。もちろん窓は開け放し、風が心地よい。
梅雨入りして天気がよくないこともあるだろうが、車内は冷房はまったく要らないくらい快適。

枋寮の集落が終わると果樹園が広がる山すその風景。山がどんどん近づいてくる。


内獅駅は海のすぐそば!!ここから次の枋山までは海景色を楽しめる。しかしこの天気が恨めしい。。


さぁここが山岳路線の入口。枋寮から台東間は現在環状になっている台鉄路線のうち最後につながった区間で、
開業したのはつい20年前の1992年。そのため駅舎はいずれも比較的新しく、コンクリート造タイル貼りだ。




枋山から次の古荘まで約27kmの間で山脈を越える。その間に駅はないが信号場が設けられ、
特急の追い越しや対抗列車の通過待ちをする。枋野信号場は駅のように立派。

駐在の職員さんは運転士さん、車掌さんとつかの間のおしゃべりを楽しむ。
ほとんどの列車は枋寮を出ると大武までノンストップで、この間の駅に停まる列車は上下合わせて
1日4本しかないのだ。


地図で見ると台湾島のしっぽのつけ根を横断する程度と思うかもしれないが、実際に中央山脈を貫く
大変さは、トンネルの数と長さが物語る。機関車の煙こそないもののトンネル内での耳をつんざく走行音と
風にはちょっとひるんでしまい、窓を閉めようかと何度も思ったが、こういう経験もできなくなると思うと
もったいないので我慢する(苦笑)。


長い長いトンネルを抜けてようやく古荘駅に到着。ここでも上り自強号を通過待ち。
待ってばかりのような気がするが、時刻表を見る限り、下り特急の追い越し待ちが2本と上り特急の
通過待ちが3本だ。
その間にローカル駅のホームに降り立つことができるのでこれも各駅停車の旅の貴重な時間。


大武から瀧渓の間はまた海岸線沿いを走る。黒い砂浜がはるかに続く車窓風景は絶景!
天気が悪く薄暗いのと線路脇に生い茂る潅木のせいでなかなかきれいに撮れないのが悔しい。。。。


渡る川はどこも幅が広くくろぐろとした河川敷を細い水流がくねくねと蛇行している。
もうすぐ上流で降った雨が濁流となってこの川幅いっぱいに押し寄せるのだろうか。


瀧渓〜知本間の各駅間が長いのは、それぞれ間にあった駅が廃止されたかららしい。
ホームや駅舎はそのまま放置されているようで、車窓を眺めていると突然現れ、
あれっ?各駅停車なのに通過?と一瞬驚く。
集落はほとんど見当たらないしずっと線路に平行して道路が走っているので、間引きもやむを得ないか。。


雨が激しくなってきた。仕方なく窓を閉める(苦笑)。


あぁもうすぐ台東、枋寮から2時間乗ってきた普快車の旅ももうすぐ終わりだ。


しかし、文字通り台湾東部の主要都市である台東に近づいているというのに、ぜんぜん都会の
香りがしないなぁ。。。

続く。


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屏東線と枋寮のまち(台湾)

2012-05-16 23:25:45 | 風景
台湾続き。

林鳳営駅を見たあと、新営から自強号に乗って高雄入り。恋する高雄での一夜を楽しむべく、
駅前の宿に荷物を置いてすぐにMRTで西子湾へ。旧高雄港駅には青い旧型客車が仲間入りしていた。
フェリーで旗津へ渡って海鮮を食べ、帰りに雪花氷を食べてから夜市をうろついて、あぁ満喫。



さて翌日、ここから先が今回の旅のメイン。今日は一日乗り鉄だ。
高雄から先の「屏東腺」では徐々にローカル色を増し、枋寮から台東までの「南廻り線」では
深い山越えとなる。非電化の区間も残るため、機動車やディーゼル機関車牽引の客車列車が走る
フォトジェニックな路線である。
その南廻り線を1日1本走る「普快車」は、ガラス越しでない車窓風景を風とともに楽しめる
鉄道の旅の真骨頂とも言える列車であり、これに乗るのが今回の旅の目的であった。

今回使った「TRパス」は台鉄3日間乗り放題のきっぷ。これは高鉄(新幹線)には乗れず、
在来線の特急だけでかなり長距離を乗り3日間移動しまくるような旅でないと元を取るのが難しい
微妙な値段設定である。
実は私のスケジュールでは高鉄も使うし3日目は移動しない予定だったので、原価割れは承知の上だ。
それでも気ままに途中下車したり飛び乗ったり、急な予定変更にも対応できることを考えれば
使う価値があると思う。ま、願わくは1日単位で買えるようにしてほしいのだが。


珍しく予定より早く高雄駅に着いたので一本早い区間車で屏東まで先回りしよう。
以前も見た高屏渓の旧橋梁、川原に転がったトラスはすでに撤去され、安全に見学できるように
整備されたらしい。ここにも青い旧型客車が運び込まれているのが見えた。

旧型客車がどんどん廃車されていっているのが知れる。

前回も歩いた屏東、30分ほど駅前をうろついてから駅へ戻り、枋寮行きの区間車を待つ。
屏東から南廻り線の起点である枋寮までの区間は、未踏なので楽しみではあったが、正直それほど
期待していなかった。ところが、ヘッドライトを光らせてやってきたのは・・・・
おお!オレンジ色の機関車!急激にテンションが上がる!!


区間車なのに特急に乗っているような贅沢な気分。ただし窓は開かない。乗客は一両に数名のみだ。
小駅にも丁寧に停車しつつプランテーションのヤシ林やレンブーの果樹園の間をのんびり進んでいく。


ディーゼル機関車特有のガガガガ・・・という音と、加速度を感じさせないじわじわとしたスタートを
駅ごとに楽しめる区間車の旅。あぁいいなぁ。。。


しかし高雄から枋寮までの「屏東線」は高架工事が急ピッチで進んでいる。
仮設ホームになっている駅が多く、橋上駅がすでに完成しているところもある。


車掌さんが何か話しかけてきた。
・・・ごめんなさい、わからない。私日本人です。TRパスで旅していて、枋寮から普快車に乗るんです・・・
身振りのみで話す(苦笑)。
あぁ、日本人。でも普快車だと枋寮でだいぶ待たないといけないよ?
枋寮でちょっとまちをうろうろして写真を撮ったりして遊んでから乗るんです。
あぁ、そうなの。


同じ車両でラジオをつけながらごきげんでくつろいでいたおっちゃんも話に加わってきた。
ギリギリ日本語世代らしく、片言の日本語を交えて話しかけてくる。
枋寮に自転車あるよ!金、要らない!わかるか?
自転車屋さんなのかな?おっちゃん、確かに自転車のタイヤを一本抱えて乗車している。


そうこうしているうちに枋寮着。この駅には荷物預かりがなかったのだが、車掌さんがはからってくれて
事務所にスーツケースを置かせてもらえた。そしてどういうシステムか分からないが、駅構内に
おっちゃん所有の貸出用自転車が3台あり、ありがたく貸してもらった。


枋寮は南廻り線の起点であり台湾南部の主要駅であるが、いたってローカルな田舎のまちだ。
駅から少し行くと海。外海に面した海岸は波が強いのだろう、テトラポッドもすでに半分埋もれている。
海沿いに自転車で走っていくと船だまりがあり、枋寮唯一の観光スポットと言えそうな橋があった。
その上に上ると港とまちが見渡せる。うん、なかなかいいね。


港から先の海沿いはずっと公園になっていて、ゆっくり散歩するのもよさそうだ。


飾らない日常生活の場としてのまち。市場はどこの町でも賑わっている。
ところどころで古い中国式の民家も見える。タイルを貼った民家もあった。




そろそろ駅へ戻ろう。おっちゃんの自転車のおかげで枋寮観光もできた。ありがとう〜


続く。

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八戸ノ里の洋館

2012-05-15 22:56:47 | 建物・まちなみ
仕事で八戸ノ里に行って道を歩いていると、ちらりと見えた気になる門柱。
ちょいと横道を入って見てみると・・・うむ、古い。


うっそうと茂った植栽の陰に埋もれるように、静かに建つ木造家屋。
昼間でも室内は暗いであろう、窓には灯りがともっていた。


そこから少し歩くと、また古そうな門柱が目に入る。


見るとこちらも素敵な佇まいの洋館風住宅!うわぁ〜特に玄関まわりの魅力的なこと。。。


一角は落ち着いた雰囲気漂う住宅地。ここも昭和初期ぐらいに区画整理された場所なのかな。
駅から近いこの場所で、いつまでもひっそり残り続けてほしい。
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