最速英会話学習・話せるための英会話学習法プロ英語教師への道・養成講座

英語教育は英語の発想を学ばせるものです。1年で完了形まで身につく学習法を展開します。

日本語から英文を生産するのではなく、英語の回路で英文を生産していた

2009年09月23日 | 英語の九九のパフォーマンス

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[お知らせ]
このブログで紹介している「「コミニカ中学英語基礎編」」が、当研究会の数ある教材の中で販売数がベスト3に入りました。多くの方に支持され身の引き締まる思いです。

このブログで紹介している「コミニカ中学英語基礎編」についての「生徒用のブログ」を配信しています。
この教材の具体的な全体像をご覧になれます。ぜひ参考にしてください。

  ●ブログ「書いて聞いて覚える中学英語学習

私はこの英語でシンプルで合理的な姿を生徒たちに伝えるのが、彼らに英語脳構築というものを与えることではないかと思います。

最近、「書いて覚える作業」が軽視されていると思います。ただこれは文法問題の書き換えといったものではありません。
書く作業は子供たちの頭を活性化させる、これは私も体験してきたことです。

「書く作業」も大事ですが、私はそれよりも「自分で書いたものを確認する作業」の方が重要だと思います。
これは正解かどうかということではなく、全体を図式化でき、それが頭に残像として残るからです。

[今日の学習]
私が塾を経営したときのことです。
中途に入塾してきた生徒以外は、だいたいこの「コミニカ中学英語基礎編」を中学2年生か中学3年の始めに終えてしまっていました。
つまり現在完了形や関係代名詞や間接疑問文、付加疑問も終えていることになります。
さらにこの教材の中3年配当の最後が、「「コミニカ五文型」の展開表現となっています。これは現在形、過去形、未来形、現在完了形における肯定、否定、疑問表現の学習となっています。もちろん進行形や受身形も入っているのですが。

そこで私の悩みはこの中3の授業を「どう持たせるか」ということでした。
そこで考えたのが、以下のようなパフォーマンスでした。

例えば、「~君、youを主語として、do the cleaning(掃除する)の疑問表現を展開表現しなさい」と言いました。

もちろん彼らの頭には以下のようなファンクションフレーズとそれに対応する動詞フレーズの5段活用の回路ができ上がっていることは言うまでもありません。

○テーブル一般動詞 現在形 【一般動詞フレーズ5段活用】の(1)
table-1 

○テーブル一般動詞 過去形 【一般動詞フレーズ5段活用】の(2)
table-2

○テーブルbe動詞・一般動詞共通 未来形 【一般動詞フレーズ5段活用】の(3)
table-3

○テーブルbe動詞・一般動詞共通 現在完了形 【一般動詞フレーズ5段活用】の(5)
table-4

【一般動詞フレーズ5段活用】 do the cleaning
=============================
(1) do(es) the cleaning  現在形動詞フレーズ 
(2) did the cleaning  過去形動詞フレーズ 
(3) do the cleaning  原形動詞フレーズ
(4) doing the cleaning  ing形動詞フレーズ
※進行形や動名詞になります
(5) done the cleaning  ed形動詞フレーズ  
=============================

彼は、喜々として声を張り上げます。

  Do you do the cleaning?
  Did you do the cleaning? 
  Will you do the cleaning?
  Have you done the cleaning yet?

あるいは、別の生徒に「~君、sheを主語として、do the cleaning(掃除する)の疑問表現を展開表現しなさい」と言いました。 

  Does she do the cleaning?
  Did she do the cleaning?
  Will she do the cleaning?
  Has she done the cleaning yet?

さらに、別の生徒2人に「A君とB君、各時制の応答表現をしなさい」と言いました。

 A: Do you do the cleaning?
 B: Yes, I do. I do the cleaning. / No, I don't. I don't do the cleaning.

 A: Did you do the cleaning? 
 B: Yes, I did. I did the cleaning. / No, I didn't. I didn't do the cleaning.

 A: Will you do the cleaning?
 B: Yes, I will. I will do the cleaning. / No, I won't. I won't do the cleaning.

 A: Have you done the cleaning yet?
 B: Yes, I have. I have done the cleaning already./ No, I haven't. I haven't done the cleaning yet.

 A: Does she do the cleaning?
 B: Yes, she does. She does the cleaning./ No, she doesn't. She doesn't do the cleaning.

 A: Did she do the cleaning?
 B: Yes, she did. She did the cleaning./ No, she didn't. She didn't do the cleaning.

 A: Will she do the cleaning?
 B: Yes, she will. She will do the cleaning./ No, I won't. She won't do the cleaning.

 A: Has she done the cleaning yet?
 B: Yes, she has. She has done the cleaning already./ No, she hasn't. She hasn't done the cleaning yet.

私が「よくできたね」と言うと、多くの生徒の感想は「でも先生、ほとんどが原形動詞フレーズだもの」と涼しい顔をしていたものでした。

さらに私が驚いたのは進行形での表現展開でした。
「~君、youを主語として、doing the cleaning(掃除をしている)の疑問表現を展開表現しなさい」と言いました

【be動詞フレーズ5段活用】 doing the cleaning
=============================
(1) (am, are, is) doing the cleaning  現在形動詞フレーズ 
(2) (was, were) doing the cleaning  過去形動詞フレーズ 
(3) be doing the cleaning  原形動詞フレーズ
(4) being doing the cleaning  ing形動詞フレーズ
※基本的に進行形にはなりません。動名詞になります
(5) been doing the cleaning  ed形動詞フレーズ  
=============================

彼は、こと投げもなく以下のように表現してしまいました。

 A: Are you doing the cleaning?
 A: Were you doing the cleaning? 
 A: Will you be doing the cleaning?
 A: Have you been doing the cleaning ?

そして私に聞いたのです。「先生、これってどう日本語に訳したらいいのですか?」
彼らは無意識のうちに、高校英語の範囲に踏み込んでいたばかりか、日本語から英文を生産するのではなく、英語の回路で英文を生産していたのです。

その答えは簡単です。彼の頭にはすでに以下の回路が仕組まれていたからです。

【be動詞フレーズ5段活用】 be happy
=============================
(1) (am, are, is) happy  現在形動詞フレーズ 
(2) (was, were) happy  過去形動詞フレーズ 
(3) be happy  原形動詞フレーズ
(4) being happy  ing形動詞フレーズ
※基本的に進行形にはなりません。動名詞になります
(5) been happy  ed形動詞フレーズ  
=============================

次回は、事実表現としての進行形と、情緒表現について述べます。
   
子供たちに「英語の回路を持たせる」、これがプロとしての英語教師だと思います。

「コミニカ中学英語基礎編」を導入された塾やフリースクールの先生方が、生徒たちがほとんどのストレスもなくスラスラ問題を解く姿を見て驚かれるのはこれが原因です。

 ●電子出版本「速修一週間英語脳構築プログラム」PDF版」
 ●電子出版本「自由に英語が話せるためのたったこれだけ英文法」 PDF版

日本の英語教育も、こんな国際水準にいつたどりつくのでしょうか。

私が1989年に、ある東京の出版社(一光社)から発売され、その後ロングセラーを続けている「コミニカ英語教材<基礎編>」はこのような国際水準で編集しています。
またこの教材の案内にplay tennisの動詞フレーズの展開をあげています。ぜひご覧ください。
「コミニカ中学英語基礎編」の解説部分が2色刷りになりました。
それによってファンクションフレーズと動詞フレーズの区別がわかりやすくなっています。
この改訂[Third Edition 2009]によって、今までのサンプルもすべて変更したものになっています。

  「コミニカ英語教材<基礎編>

[お知らせ]
「オウム返し英会話学習法」については以下のプログを配信しています。

  ブログ英語脳構築「オウム返し英会話学習法」

私が書いた本に「九九のように覚える英会話」ベレ出版というものがあります。これはまだ市販されているので興味のある方はぜひご覧ください。音声CD付きです。

  「九九のように覚える英会話」中嶋太一郎著ベレ出版

   table-1 

ファンクションメソッド英語研究会発行の電子出版本
●「速修一週間英語脳構築プログラム」PDF版1,200円(税込)
●「ムリなく話せるイメトレ英語学習法」 PDF版 Audio CD1枚付1,300円(税込)
●「たった16の動詞で英語が話せる瞬間英作トレーニング」 PDF版800円(税込)
●「自由に英語が話せるためのたったこれだけ英文法」 PDF版800円(税込)
●「ファンクションメソッド英会話独習テキスト」 PDF版900円(税込)
●「一週間に心にしみこむイディオム」 PDF版800円(税込)

 


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