Petit bonheur

日々の出来事を写真とともにつらつらと。

小江戸 川越祭り 2006

2006-10-14 23:51:52 | おでかけ 近郊
小江戸≪川越祭り≫が、14、15日に開催されました。
国指定重要無形民俗文化財にもなっている祭りです。

15基にも及ぶ山車が賑やかなお囃子の演奏と共に、重厚な蔵の町・川越を曳いて回るお祭りで、昼間は山車揃い、山車行列が行われ、夜は宵山、曳っかわせが行われます。

黒く重い感じの蔵に、豪華な山車が似合う昼の祭りも良いのですが、今回は、以前行って面白かった“曳っかわせ”を見に行くことにしました。
川越に着いたのはちょうど宵山が始まった頃、メインの通りに1基ずつ山車が置かれ、お囃子が演奏されています。

動画はこちら

途中、梯子乗り(?)も行われました。
かなり高いうえ、暗いんですよね。怖そう・・・



山車は、最上段に人形を飾った二重鉾の構造で、前面に唐破風あるいは欄間仕立ての囃子台があります。囃子台には大太鼓一人、締太鼓二人、笛一人、鉦一人の五人ばやしが揃いの浴衣姿、頭巾のように頭に乗せた色てぬぐいの衣装で、江戸ばやしをはやしてます。
祭りの開催中は、囃子台の横から乗り降りして交代しながら、1日中お囃子が途切れることはありません。
お囃子も、屋台、鎌倉、昇殿、仕丁舞、にんばなどがあり、それに合わせて、獅子、おかめ、ひょっとこ、天狐、猿などの面踊りが踊られます。
人形は江戸の著名な人形師の手によって作られたものも多く、日本武尊や翁、三番そう、うず女等それぞれ違います。県や市指定文化財になっているものもあります。
彫刻、刺繍も見事です。



さて、いよいよ“曳っかわせ”。
宵山が終わり、町中を曳かれた山車が、途中他の山車とすれ違ったり、所々に設けられた各町内の会所前にさしかかったところで、山車を向かい合わせて、囃し立てあいます。これがなかなか楽しいんです。
山車は向かい合わせるために、回転するようにできています。移動する時は、隙間に板をノミのようなもので打ちつけ固定します。
この打ちつける音もいいんですよね。



動画はこちら

曳っかわせは2基や3基でも賑やかなのに、ちょうど連_町交差点に行った頃、5基が集まってきました。
山車、それを曳く人たち、観光客で交差点はごった返し、もみくちゃです。腕も動かせないほど全く動けません。抜け出すこともできません。
バックを手元に引き寄せたいのですがそれも不可能。まさに人が人で轢かれる感じです。
なんとか腕だけ出し、写真を撮ってみたもののブレブレ・・・
5基も集まると、お囃子なんて全くわかりません。でもその喧騒が高揚感を掻き立てもします。

}動画はこちら

個人的には、何故か御輿にはほとんど興味がないのですが、山車はとても好きです。
結局この日は、最後まで観てしまいました。


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