北の大地で生きているだけで丸儲け。

好きなことを自由にやる。嫌なことも元気にやる。何でもワクワクやって生きていきたいな。

亡母の温もり

2018年09月20日 | 日記



今日は母の祥月命日でした。

朝早くに前地からお寺の住職さんがお参りに来てくださいました。

母が亡くなってから毎月ずっとお参りしていただいているお寺の住職さんです。

落ち着いた誦経を聞きながら、昔のことを思い出していました。

父が晩年、難病で近くの病院に入院していた時、身体が弱かった母はその病院まで歩いて行けないと嘆いたことがありました。

気も弱くなっていた母に、私が手を繋いで「一緒に歩いて行こうか」と言うと心配そうな顔で頷きました。

ゆっくりゆっくり休みながら手を繋いで歩いていきました。
暫くしてその病院に着いた時、母が「歩いて来れるもんだね」と微笑んで言ったのです。

母と手を繋いで一緒に歩くなんて、本当に小さい時以来なんで、歩けたことより手を繋いでいたことのほうが嬉しかったことを今でも覚えています。

甘ったれの私でしたが、三人姉弟で長男でしたから、このとき母を独り占めできて大満足でしたね。

あれから21年もの年月が過ぎました。
私の手にはあの時繋いだ母の手の温もりがずっと残ったままです。
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序でに裏面もUP!まあまあでしょ。

2018年09月19日 | 標本
リペアしましたオオイチの裏面もUPしました。



まあまあの出来でしょ(^。^)

疲れますが、できあがるといい気分でやり甲斐もあります。



いろいろご意見もあろうと思いますが、暫くはこの形でいくつもりです。

それでは宜しくお願いいたします。

明日は朝から予定があります。体調気をつけて頑張ります。

北の大地からでした。
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いやいやまた何やってるの?

2018年09月19日 | 標本
ご覧の通りです。
上がアフター、下がビフォーなんですけどね。



古い標本(それも傷んでいるもの)から移植してリペアしました。

2年前に義父が採集してくれた個体です。
新産地の個体だったから、こんなに傷んでいましたが、展翅してありました。

その後、この産地の採集個体が増えましたので、この標本は今回リペアすることにしました。

やっぱり標本は綺麗にしておきたい思いがあり、気になって・・・

体調が良いうちにやっておくのが一番。
そんな訳で、またしてもです(^。^)

今日はオオイチを10頭ほどリペアしました。

北の大地からでした。それではまた。
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冷凍庫の中のオオイチモンジの展翅

2018年09月17日 | 標本
先日の大地震で冷凍庫の中の三角紙標本が二日間の停電で溶け出してしまいました。

停電復旧後、また冷凍していました。
というか、標本を構っている状況じゃなかったですからね。

今日は身体が楽になり、冷凍してあっても解凍されてしまった標本はどうにもならないですが、一応展翅しました。



やっぱり油が出た個体もあり、あとで脱脂しなくてはなりませんね。

こういうことがあると、出来るだけ早くに展翅することが肝要とあらためて実感します。

これらは何処かしら傷んでいるオオイチ♀です。いろいろリペアして残します。

記録となるものは傷んだままで残しますが、そうでなければ出来るだけ修復して保存するようにしています。

この機会に冷凍庫の中を整理して、展翅しなくては・・・・

体調次第だと思いますが、頑張ります!

涼しくなった北の大地からでした。
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土地と建物は生きもの、いつのまにか世代交代。

2018年09月14日 | 日記
昨日夕方近くお隣りの土地との境界線を調べている人達がいました。

どうも気配が不動産屋のよう。

何せ何にでも興味関心を持つ私ゆえ、気になって声をかけてみると、

お隣りの土地を売りに出しているとのこと。

そういえば、お隣りの一人暮らしのおじいちゃん、暫く見なかったし、家の中も綺麗に整理されていたのはそのためだったんだと今頃になって合点しました。

おじいちゃんは娘さんのところに引っ越されたとのことでした。

椅子職人のおじいちゃんの家は、それはそれは外壁や窓も屋根までも本当に隅々までおじいちゃんが手入れされていて、素晴らしい古民家なんです。

以前の元気な私でしたら買い付けして、気の利いたデザイナーの方に頼んで、ほんのりとしたカフェにしたと思う物件なんですけどね。

いくらか聞いてみたら、ちょっと坪単価が思っていたより高かったです。

客がつきやすい場所だから、決まるのも早いから、いい値段にしているのかな。

序でに私の家の土地の坪単価も聞いてみたいと思いましたが、ガッカリしたら嫌だから堪えました(^。^)

土地には世代交代が付きもの。
一代で二回も建て替えれば、そのあとは次の代。そうしてまた建て替えが始まり、街の様相が変わっていく。

建築屋さんには悪いけど、
個人的には30年ほどで建て替える木造住宅作りではなく、もっと長らく住み続けられる建物作りがされたらいいなとつい考えてしまいます。

木は百年持たすことは十分できるし、途中でメンテナンスをしていけば、家を引き継ぐ人達の思い出が繋がって、素敵な住処になる、と思うのは私だけ?

木造住宅の原価償却期間が22年なんて決められているから、22年経ったら家の値打ちがない扱いだもの。困ったもんだ。

家作りは大層なお金と思いがけないほどの神経も使うから、心労もすこぶる多いもの。

建築業者と発注者が金銭的にも内容的にも合致して建てていくはずが、両者の間には時折食い違いが出て問題が発生することも少なからずある。

こういう苦労が楽しいはずの家作りを打ち壊す(失礼!)

どっちが悪いとか両者には言い分はあるが、人生でこれほどお金をかけて作るのだから、気分の良い家作りをすることがやはり業者に求められるのはやむを得ないだろうね。

今までの建築経験から見て、今回私が建物を発注した業者はよくやってくれたと思っています。

一言で言うと、本当に楽だった!

身体に問題のない時は建築中に発生する問題を大したことでない問題として処理していたんだと思うのですが、

胃がんで体力がなくなった今の私にはそうしたことを処理することが大義なことになってしまいました。

今回はそういうことに依頼した業者が本当に気を使ってくれて、無事建築引き渡しとなりました。

先日の大地震の時も、その前の台風の時も、ちょいとしたことにも対応してくれ、助かりました。

こういう仕事のやり方は私の仕事にも大変勉強になりましたね。

北の大地からでした。
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