ぽんしゅう座

優柔不断が理想の無主義主義。遊び相手は映画だけ

■壁の破壊(1895)

2020年04月28日 | ■銀幕酔談・感想篇「今宵もほろ酔い」
どうして人は人工物が破壊されるさまに、こんなに興奮するのだろう。その一回性に対する高揚と解放の快感はスペクタクルのお決まりだ。そして、この逆回転映像による壁の“再建”は、人が「時間」を目視した瞬間だ。「もの」を作って壊してまた作る「時間」が映画。

(2017年11月19日/東京写真美術館:『リュミエール!』より)

★★★★

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