ぽんぽこタヌキの独り言 Solilokui dari Rakun Pompoko

日本を見て、アジアを見て、世界を見て、徒然なるままに書き記す、取るに足らない心の呟き

「ブンタオ」=’Vung Tau'と「海鮮料理」=’Seafood'そして「ベトナム料理」 =’Mon Viet Nam'

2016年01月13日 05時51分30秒 | Weblog

ベトナム旅行の後半は、リゾート地 「ブンタオ」=’Vung Tau’。観光用8人乗りのタクシーに乗り込んで約2時間の道のりだった。コストは友人の分も負担して 240,000VNDだった。 Vung Tau行きの目的は、「海で泳ぐこと」「浜辺で眺める若い娘のビキニ」「ドッグレース」そして、「海鮮料理(Seafood)を食べること」だった。いろいろ目的はあったけれど、海岸から近いので、やっぱり、「海鮮料理」が、都心である「ホーチミン」=’Ho Chi Minh'よりも安く食べれるのではないかという「期待」が大一番大きかった。

「ブンタオ」=’Vung Tau’ には、泳げる4つの海岸があって、最も海岸線が長くってプールや「シーフード」=’Seafood' のレストランがそろってiるのが「バックビーチ」。宿泊したホテルからいつでもその海岸まで送迎してくれたから、それを2度ほど利用した。海岸は遠浅で、結構いい波が来てたから、小ぶりのパラシュートを利用したサーフィンを楽しむ姿も見受けられた。海のバカンスでのささやかな楽しみは、若い女性のビキニ姿を眺めて堪能することだったが、基本的にベトナム人女性は「恥じらい」と「日焼け」が原因で、「長袖のシャツを着たまま泳ぐ」ってのが当たり前とのことで、少々がっかりした。ただ、そこは、結構大胆な水着の中国人女性が辛うじて、ささやかな楽しみを満たしてくれた。海水浴場での「海鮮料理」=’Seafood’ は車の出迎えの時刻の関係で、今回は見送ることにした。

ホテルに戻るといい時間帯になっていた、西側の海に沈む夕日が赤く燃えていた。ホテルの従業員によれば、徒歩で15分くらいというVung Tau No.1の「シーフードレストラン」=’Seafood Restaurant' まで歩いて行った。その「シーフード・レストラン」=’Seafood Restaurant’ は、ホテルの従業員の言葉通り、ホテルからほぼ15分の場所にちゃんと存在していた。その前日に、やはり、ホテルの従業員から15分だと聞いて歩いて行った「ラム・ソン・スクウェア」=’Lam Son Square' には、徒歩で30分くらいかかったから、今晩のホテルの従業員のアドバイスは上出来と言えた。「シーフード・レストラン」=’Seafood Restaurant’ では、ベトナム国産のビール「BaBaBa」=「バーバーバー」=「333」を頼み、「魚や蟹フレークや野菜の入った春雨スープ」や「蒸しはまぐり」そして「少し赤っぽい貝」をつまみながら、友人と、ベトナム式乾杯「モッハイバー、ヨーッ」=’Mot(1), Hai(2), Ba(3) ヨー’ とグラスを合わせた。

その翌日は、昨晩の高級「シーフード・レストラン」=’Seafood Restaurant'のエビやカニの値段が高めだったので、手ごろな「シーフード」=’Seafood' を求めて、タクシーを走らせた。そこは、道挟んで右側に新鮮な海産物の市場が並んでいて、左側には海産物を調理してくれるレストランが並んでいた。市場で新鮮な海産物を買って、レストランに持ち込める方式だった。最初は、市場の中に足を向けて、何件か覗いてみたけれど、蟹が小ぶりだったし、ちょっと大きめのシャコにちょっと心は動いたけれど、一尾 550,000VND と高めだったので、自分で選ぶのはやめて、向かいのレストランに入って、とりあえず「バーバーバー」=’Ba Ba Ba'=「3 3 3」を頼み、0.5Kgの「茹でエビ」を注文した。たまさか隣のテーブルに、ホーチミン在住11年のご家族が座っていらっしゃって、近年のベトナムの変貌、20年前の[ドイモイ]='Doi Muoi' 直後の状況などの話をした。急に、おそらくベトナムの日本人学校に通っているか、その直前じゃないかと思える彼の息子が傍に寄ってきて「ベトナム語喋れる?」と尋ねてきたので「何歳ですか?」=’Bao Neu Tuoi ?' と質問してやったら、眼を点にしていた。ベトナム人のお母さんが「何歳なの」って助け舟。ご主人も、日本語しか使ってないから」と庇っていらっしゃった。

最終日は、午後1時発のタクシーで「ホーチミン」='Ho Chi Minh' に向かう予定だったので、ホテルの近くに並んでいる庶民的な食堂に入って、やはり「シーフード」=’Seafood' で昼食を摂った。前日は「茹でエビ」だったので「串焼きのエビ」を頼んで、頭からボリボリと食べつくした。そして、やはり、お気に入りの「蛤」を食べながらの「バーバーバー」='333' 最高だった。帰りのタクシーは、ちょっとの手違いで「ベンタイン市場」と往復する「乗合い自動車」で帰ることになった。一般の「乗り合い自動車」だったので、途中で降車したり新たに客を乗せたりと忙しなかったが、運賃のほうは、1人 70,000VND程度で割安だった。割安な「シーフード」=’Seafood' を期待するところもあって Vung Tau に来たわけだけど、「カニを食べる」という目的だけ達せなかったわけで、仕方なくというか、「ネット頼み」になってちょっと残念な気はしたけど、ネットでしきりに推薦している「クゥアン94」=’Quan 94' に足を運んだ。唯々「蟹を食いたい」という強い欲望に駆られてのことだった。この「蟹専門店」は、友人の家の近くということで、すぐにたどり着いた。あまり広くない、テーブルは店内に5~6卓、店外に2~3卓という感じで、私たちは店内の中ほどに空いていたテーブルに座った。お客の様子を見ると、8割は外国人で、その8割が日本人という感じだった。外のテーブルに、ベトナム人かなって思える客がいた。もしかしたらそれも中国人だったかもしれない。ネットおすすめの「蟹の爪のフライ」を食べ、ここでも「蛤」を食べ、ベトナム旅行のメインテーマの1つ、「新鮮な蟹を食す」を満たすために、「茹で蟹」を一杯、注文した。メニューを見ると、値段は1Kg当たり650,000VNDだった。茹で上がって出てきたのは、830gの蟹だった。従って、実際の支払額は 540,000VND。どう考えても、1尾 550,000VNDの「蝦蛄(しゃこ)」より「割安」だった。もちろん、現地の漁師たちにとっては、獲物の希少性とかを考慮して値付けをした可能性もあるので、その希少性を考慮すれば、実は「蝦蛄(しゃこ)」のほうが「割安」だと言われるかもしれない。

最後の「シーフード」=’Seafood'「茹で蟹」を堪能した私は、そこからタクシーで空港に向かうことにした。家が近いという「友人」をタクシーで、家の近くまで行って降ろし、空港へと向かった。「ベトナム」=’Viet Nam' に関して、これまで北の「ハノイ」=’Hanoi' と南の「ホーチミン」=’Ho Chi Minh' しか行ったことがなくて、実は、中部にある古都「フエ」=’Hue'に関心があって、「フエ料理」=’Mon Hue' にも関心があった。すると、街の至る所に「フエ料理の専門店」=’Mon Hue Restaurant'がチェーン展開されていて、期せずして「フエ料理」=’Mon Hue'に接することができた。これまで、「ベトナム料理」='Mon Viet Nam' といえば、最初の「ドック・ラップ・ホテル」=’Doc Lap Hotel'の朝食で食べた「フォー」=’Pho' しか食べたことがなく、その「フォー」=’Pho' の麺がプツプツと切れて、麺に「腰がなく」スープも醤油味、たぶん「魚醤味」だったんじゃないかな、そんなことから、「口に合わない」と感じていたので、「ベトナム料理」=’Mon Viet Nam' は「口に合わない」と思いこんでいたのだけれど、この「フエ料理」=’Mon Hue’の専門店で、幾つかの麺料理を食べてみて、その中で、特に「バイン・カイン・カ・ロック」=’Banh Canh Ca Loc' は、直訳すれば、「魚うどん」なんだけれど、「魚臭さ」はなく、麺は少し短めだったけど、味は、日本の「うどん」と極似していて、非常においしかった。

今回のベトナム旅行は、「友人のサポート」もあって、非常に効率的で、楽しいものになった。「ミルクフルーツ」との再会、「美味しいうどん」との出会い、そして「楽しかったドッグレース」。Vung Tauでは、せっかく設置されている「公衆便所」になぜ鍵がかかっていたのか、少し疑問の残る景色にも遭遇したけれど、負け続けた「ドッグレース」にも「リベンジ」したいし、ベトナム人おすすめの12月の「ダラット」=’Dalat'、そして、やはり「リゾート地」で、毎年「マラソン大会」が催されているという「ニャチャン」=’Nha Trang'にも行きたいとも思った。いつになるかわからないけれど、再訪問したいと思わせる「魅力的な国 ベトナム」になっていた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿