かくれて咲く花

~凛として~

Music really helps

2008-04-15 18:06:48 | Weblog
いつも持ち歩いているもののひとつ、iPod。音楽は電車での移動の友であり、旅行にはスピーカーまで持っていきます(音がないと眠れないので→こわがり)。最近、付属の右のイヤホンが調子が悪いので、新しいのを買ったのですが、やたらコードが短いことが発覚。バッグに入れると具合がよろしくないので、首からぶら下げるようにしてみました。ジーンズとかで出かける休日なんかだとあんまり違和感ないのですが、普段はちょっとカッコ悪い。でも音楽ナシでは通勤が楽しくないので、致し方なしかな。風邪予防にと、いまだに続けているマスクが怪しさを倍増させているからかもしれないけど。

iPodに入っているのは、ほとんど洋楽。今年は冒頭からAlicia Keysの"No One"に大いに感動し、一大テーマソングに。♪But all I know is everything's gonna be alright♪と、聴きほれたり歌ったり忙しく、着うたにも設定していました。アルバムの「As I Am」、あんまりR&B感も強くないし、とっても聴きやすいです。"No One"以外でも"Tell You Something(Nana's Reprise)"も好き。「後で気持ちを伝えよう」なんて思う前に伝えなきゃ、と思います。"The Thing About Love"もしっとりと歌い上げられて聴かせます。Aliciaの素晴らしい声ではじまる出だしの歌詞、

♪Love 
 Love will come find you
 Just to remind you of who you are♪

これを聞くたびに、村上春樹のエッセイに、「人生の岐路というのは、だいたいにおいて向こうからあなたをつかみにきます。あなたから何かをつかむということは、めったにありません」というようなことをたしか書いてあったのを思い出します。ホントにそうだなあと思うのですが、英語で"come find you"というのはすごく語感がぴったりな気がして。

東京にいると、電車の中の会話や街の雑踏の喧噪を消そうと耳にiPodを手放せないのですが、人が少ない、自然の静寂のなかにいると、ただ風の音とかを聞いていたくなると思います。東京では気分を爽快にするためにも、精神を集中するためにも音楽が(たとえうるさいパンクロックでさえも)ものすごく外界との遮断という面で助けになってくれているのかもしれません。ともあれ音楽はやっぱりいいです。最近コブクロがお気に入りで、着うたは「どんな空でも」です♪

【追記】
村上春樹のことばは、正しくは「人生の変わり目はだいたいにおいて、向こうからあなたを選びます。あなたが選ぶことはほとんどありません。ほんとに。」でした。「つかまれる」というのがわたしの感覚なので、勝手に脳内変換しておりました。すみません。