先端技術とその周辺

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日本の食品の輸出額、極めて少ない

2017年12月08日 12時16分10秒 | 日記

農水省の食料品輸出目標と世界各国の食糧品の輸出輸入の現状がまとめられた資料が出ていた。

まず、日本の食料品輸出目標は1兆円を目指すという。それ自体は結構なことであるが、世界の特に先進国の輸出状況を見ていささか驚いた。

 

世界の農林水産物・食品輸出の概観
 世界の食料品等128 の貿易額は増加傾向にあり、2013 年には輸出額が13,974 億ドルまで達しており、今後も輸出入額は共に堅調に増加していくことが予想される(第Ⅱ-3-4-2 図)。
 

 


2015 年の国別では、米国(1,242 億ドル)、オランダ(814 億ドル)、ドイツ(675 億ドル)、ブラジル(639億ドル)、中国(636 億ドル)、フランス(601 億ドル)及び日本(51 億ドル)となっている(第Ⅱ-3-4-3 図)。
 

また、名目GDP に占める食料品等輸出額割合はオランダが他国に比べて極めて高いことが分かる(第Ⅱ-3-4-4 図)。
 

次に、各国の食料品等の輸出入額を見ると(第Ⅱ-3-4-5 図)、米国、オランダ、フランスは輸出額が輸入額を上回る輸出超過となっており、中国、日本、イギリスは輸入超過となっている。

以上の農水省の日本の祝良品の輸出はきわめて低調である。どうしてこういうことになったのか? 工業国と思われているドイツの食品の輸出額は1千億ドル(10兆円)近くあることを考えると、日本の農水政策、根本的に間違っていた。これを指摘している自民党の脳性銀はいないのも不思議。

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