ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

高清水自然公園ひめさゆり群生地

2017-07-19 09:55:18 | 旅・おでかけ

梨の袋かけのご褒美なのか?
宿泊のお客様がいない日に、高橋さんがヒメサユリを見に会津に連れて行ってくれた。
場所は、福島県会津郡南会津町の高清水自然公園
自然公園内の群生地には、7ヘクタールに約100万本のヒメサユリが自生している。

ヒメサユリの開花中は大人1人につき300円の入園料が必要で
両側を小高い山に挟まれた谷状の底を中心に、遊歩道が四方八方に伸びている。

群生地の整備をしている方のお話では、今年は雨不足と低温の影響で開花が遅れ
ぴすけたちが訪れた前日に、一斉に開花し出したとのこと。

ひめさゆりの里のパンフレットによると、ヒメサユリは種から繁殖し
種から育てて1輪の花を咲かせるのに、短くても4年はかかるのだそうだ。

高台まで登ると、なだらかな斜面とはまた違った感じでヒメサユリが咲いている。

ヤマボウシも咲いていた。

こちらは、歩いていて見つけた変わり種。
1本の茎に2輪の花が咲いている。

こちらの株は、花弁が8枚。

そしてこちらは八重咲き。
これらの変わり種は、ぴすけのようにボケーっと眺めながら歩いていても
違いがわかるくらい目立っていて
整備員の方に変わった花があることを教えてもらう前に、写真に撮っていたのだった。
やはり、ちょっと変わったところがあると、目立つのだ。
白いヒメサユリも発見したが、真っ白ではなく淡い桜色に見えるため
最初は疑って見ていたのだが、整備員の方にあれは白い花だと教えられた。
白いヒメサユリは珍しく、注意していないと盗掘に遭ってしまうことが多いのだとか。
遊歩道に近い場所に白い花が咲くと、すぐに誰かに掘り返されて盗まれてしまうので
毎年祈るような気持ちで白い花を見守り続けているそうだ。
白い花に限らず、ヒメサユリの盗掘は後を絶たないようで
それを伺うと、人間とは、かくも己の欲望に負けてしまう生き物なのかと、思わざるを得ない。
すぐに磐梯吾妻スカイラインの端に咲いていたヒメサユリのことが脳裏をよぎる。


木蔭のベンチで待っていてくれた高橋さんの元に戻ると
高橋さんは木蔭にあった植物の名前を女性に尋ねられて、教えているところだった。

おおっ
ギンリョウソウ。
女性は熱心に、名前をメモ帳に書きとめていた。


高清水自然公園を後にして、次は舘岩という場所に行くらしい。
南会津は尾瀬に行く時や会津駒ヶ岳に行く時に、東武鉄道を利用して
桧枝岐や御池・沼山峠から入山するくらいで、ほとんど知らない地なのだ。
舘岩って、どんな所なのだろう。
                                (つづく)



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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これはきれいだ! (芝刈り爺さん)
2017-07-19 19:56:20
続きもよろしく。行きたい行きたいところです。
朝早い時間をお勧めします (ぴすけ)
2017-07-20 00:26:24
芝刈り爺さん、行かれる際は、なるべく午前中の早い時間帯に行かれることをお勧めします。
ただし、開園は8時からです。
ホームページで、かなり詳細な開花情報を更新しているので、それを参考になさると良いと思います。

今年は無理でも来年は (芝刈り爺さん)
2017-07-20 07:24:20
何かとあって、今年は無理かも、、。でもいずれ行きたいところですね。7月中頃を狙って、、行きたいです。
追伸 (芝刈り爺さん)
2017-07-20 07:28:55
6月からですね、、。6月末が狙い時期ですね。いいところを紹介してくれてありがとさんです。
どういたしまして (ぴすけ)
2017-07-20 07:54:40
芝刈り爺さん、開花期は年によりかなりばらつきがあるようですので、ぜひ事前の確認を。

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