今回74歳のプロと一緒に回ったので良い経験ができた。
胃がんの手術をして75キロほどあった体重が今は50キロになり
173cmだった身長も3cm縮んだと言っていた。
飛距離は年齢のわりには飛ぶほうかもしれないが200y~210y前後のキャリーだろう。
アプローチはさすがに上手い。
所属プロなのでコースのこともよく知っているからだろうが
どこからでもピンそばに寄せてくる。
HDCP7のよくご一緒する方も上手いが更に上手い。
上につけるといやな受けグリーンで本当にピンそばまで突っ込めるのは相当の距離感が必要だと思う。
しかも平坦な場所からではないのだから。
私はお金を払っていないのでプロにあまり質問するのも失礼かと思ったがいくつか会話の中で
興味深い話があった。
「アプローチの距離感とかは若い時よりも今の方がいいですか」
と聞くと
「何一つ歳を取って上手くなるものなんてないよ」
とプロ。
アマチュアは飛距離は落ちてくるが経験を重ねて小技が上手くなってくるなんていう話もよく聞くが
プロはピークが20代とか30代でそこからはすべての技術が少しずつ落ちていくという感じなのだろう。
現状維持するだけでも大変なんて辛い。
しかも今イップスらしく1m前後のパットをまともに打てていなかった。
求めるものが高すぎることでイップスは起きるのだと思う。
入る入らないは時の運と考えているとイップスなんてなりようもないのだから。
最後にトイレであったので自分のスイングについて変則的な部分を直したほうがいいか聞いてみると
「年齢いくつだっけ?」
54歳と答えると
「それなら苦しんで直すよりも今のまま続けた方がいいんじゃない」
と言ってくれた。
お客にもならないから正直に答えてくれたのか、お客じゃないから適当に答えられたのかも知れないが
自分的には素直に信じて我が道を行こうと思える自信になった。
一人でゴルフに行くといろんな経験が出来るから楽しいなぁ