吉野川の支流・貞光川は、アユやアメゴ(あまご)、
ウナギ、カニなどが暮らす、四国でも屈指の清流です。
つるぎ町貞光と一宇の境目トンネルを抜けて、
名所『土釜(どがま)』を過ぎ、国道438号を15分ほど車で走らせると、
川沿いに右側へ大きくカーブした道路の外側に、
一軒の山小屋風の建物を見つけることができます。
のれんには『手打そば処 そばごや』と出ています。
店を切り盛りしているのは、藤川馨治(けいじ・72歳)さん、
恵美子さん(67歳)ご夫婦です。
「この店は8年前に、自分で作ったんよ。
もちろん地元の仲間たちも手伝ってくれたけどな」と馨治さんが言う建物は、
地元の間伐材を利用した食堂とキッチン、
そば打ち部屋からなる小さな手作りログハウスです。
間伐材を使ったのは、
山の中に捨てられてしまう木材を再利用したかったからだと言います。
「年を取っても、なんか楽しみを見つけたいと思ってな」と、
はじめたのは、そば粉100%、つなぎは一切使っていない手打そば。
ざるそば500円、あたたかいそば一杯500円。
そばの風味が口の中に広がり鼻に抜けていきます。
細く切りそろえられたそばは、つゆにもダシにもよく絡んで、
つるつるとノドを滑り落ちていきます。
「もう一杯ください」と注文するも
「ごめんよ。今日はこれで終わりなんじゃわ。
地元の人でもたいてい、予約してから来るんよ」と。
その日、飛び込みで、
そばがいただけたのはかなりラッキーだったようです。
そばを食べ終えて、あらためて店内を見回すと
壁一面に古い柱時計がかけられ時を刻んでいます。
「あれは?」の問いに、
「みんなすぐに古いものを捨ててしまうんですわ。
それではあんまりもったいないし、
かわいそうだからワシが拾ってきて、修理して飾ったんです」。
モノを大切に考える素朴で正直な心が、そこにありました。
貞光川の上流には、剣山やそこに連なる次郎ギュウ、
丸笹山などの名山が控えています。
ハイキングや本格的な登山の行き帰りに、
香り高い正直なそばを味わってみてはいかがですか?
(予約は、そばごや0883-67-2277)
▲古時計は時間がまちまち。「好きなのを見たらええんよ」と藤川さん。
▲藤川さん夫妻。地元のお客さんと。
ウナギ、カニなどが暮らす、四国でも屈指の清流です。
つるぎ町貞光と一宇の境目トンネルを抜けて、
名所『土釜(どがま)』を過ぎ、国道438号を15分ほど車で走らせると、
川沿いに右側へ大きくカーブした道路の外側に、
一軒の山小屋風の建物を見つけることができます。
のれんには『手打そば処 そばごや』と出ています。
店を切り盛りしているのは、藤川馨治(けいじ・72歳)さん、
恵美子さん(67歳)ご夫婦です。
「この店は8年前に、自分で作ったんよ。
もちろん地元の仲間たちも手伝ってくれたけどな」と馨治さんが言う建物は、
地元の間伐材を利用した食堂とキッチン、
そば打ち部屋からなる小さな手作りログハウスです。
間伐材を使ったのは、
山の中に捨てられてしまう木材を再利用したかったからだと言います。
「年を取っても、なんか楽しみを見つけたいと思ってな」と、
はじめたのは、そば粉100%、つなぎは一切使っていない手打そば。
ざるそば500円、あたたかいそば一杯500円。
そばの風味が口の中に広がり鼻に抜けていきます。
細く切りそろえられたそばは、つゆにもダシにもよく絡んで、
つるつるとノドを滑り落ちていきます。
「もう一杯ください」と注文するも
「ごめんよ。今日はこれで終わりなんじゃわ。
地元の人でもたいてい、予約してから来るんよ」と。
その日、飛び込みで、
そばがいただけたのはかなりラッキーだったようです。
そばを食べ終えて、あらためて店内を見回すと
壁一面に古い柱時計がかけられ時を刻んでいます。
「あれは?」の問いに、
「みんなすぐに古いものを捨ててしまうんですわ。
それではあんまりもったいないし、
かわいそうだからワシが拾ってきて、修理して飾ったんです」。
モノを大切に考える素朴で正直な心が、そこにありました。
貞光川の上流には、剣山やそこに連なる次郎ギュウ、
丸笹山などの名山が控えています。
ハイキングや本格的な登山の行き帰りに、
香り高い正直なそばを味わってみてはいかがですか?
(予約は、そばごや0883-67-2277)
▲古時計は時間がまちまち。「好きなのを見たらええんよ」と藤川さん。
▲藤川さん夫妻。地元のお客さんと。
藤川さんご夫婦の心温まる人柄・美味しそうな十割蕎麦…
絶対に行ってみたいと思いましたヾ(*^。^*)ノ
偶然ですが、お店の前を通りました。
時間はお昼過ぎでした。
でも、残念ながらお休みでしたTT)
基本的に予約を入れるか、
おそば・おうどんの玉が残っていないと
食べることができないため、
いただくためにテクニックの必要な
そばごやさんです。
いつかまた、偶然を楽しみに
出かけてみたいと思います。^^)
皆さんも幸運(?)に恵まれますように!