picnic on a frozen river

山登りの記録

もっと登らないと

2008-02-25 14:12:37 | Weblog
先日、僕の入ったパーティーで事故を起こしてしまいました。自分は無事、でも同行の先輩は大怪我をしてしまいました。怪我で済んで良かったとも。
自分のヤマの記録で無かったことでは済ませられない出来事なので気持ちだけでも残しておかないと先へ進めない。

登山が危険な遊びだということを改めて感じたけれど、やめようとは思うことはなくむしろ悔しい。事故の翌日、快晴の稜線から眺める山はより気高く見えた。
事故の検証作業を進めていると、雪山に向かうために必要な知識、技術、経験が全然不足していた自分に気づかされる。焦らずに、でももっと登りに行かないと。

先輩には早く回復、復帰して欲しいと切に思う。だっていろいろ当てにしていたのだもの。

荻窪 - 登っても独り飲んでも独り

2008-02-05 12:53:51 | Weblog
最近予定合わずで Pump-1 にナカナカ行けないのである。んで、先週木曜日と今週月曜日は荻窪 B-Pump。
6級をうろうろ、被り物は全滅で月曜までに登れたのは傾斜の緩いところばかり7本か。Pump-1のボルダー壁より辛いと思う。
さて、荻窪には安い立飲み屋が幾つかある。二日とも、バスを待つという口実を設けて覗いてきた。独りだとそんな狭い店にもするりと潜り込めるのが良い。

  • 「鳥もと」 荻窪駅北口を出てすぐ左手、ビニールのカーテンに覆われたお店。 ビール大瓶(スーパードライ,600円)+煮込み(400円)。煮込みはモツ少なめ、大根多め。店が大きく空席が見つけ易いのが利点か。
  • 「やき屋」 「鳥もと」を右手に見て、線路沿いに路地に入って行くと「やき屋←」の看板が。 ホッピーにトライ(お客は全員ホッピーだった)。ホッピー(中×3)+ゲソ揚げ+モツ煮で945円也。 こちらのモツ煮は殆どモツ。ツマミの量が多いので、一人だと一品を持て余してしまうのが悲しい。次回はワタ和えとナンコツ焼にチャレンジだ。


四十八滝沢でアイス

2008-02-04 01:19:06 | 訓練山行
土曜日は三ツ峠の北側にある四十滝沢でアイスクライミングを教えてもらいました。


(とっとと登るYTさん。この後、左にトップロープを張っていただく)


宝鉱山バス停がある広い駐車場に車を止め、圧雪に覆われた林道を北口登山口に歩き始める。登山道の途中から河原に下りて沢を詰めて行くと滝が現れた。上流には幾つかのパーティーが取り付いているのでここで練習開始。
ハーネス付けているとアイス好きのYTさんが既にロープを結んで滝の目の前で登攀許可待ち。僕は下の小滝にTR張ってもらい、HTさん指導でアイゼントレから。
ダブルアックスだと手に頼ってしまうとのことで、アックス一本にしてバランス取りだけに使用し、アイゼンの蹴り込みと体重移動の練習を、上りと下りを繰り返して練習する。壁に対して左右ブレずに、踵を下げずに蹴り込むことが重要なのだが、怖がって上体を屈めてしまうと膝を正面に上げる場所が確保できないし踵が上がってしまう。HTさんは梯子を登り降りするように動いているが、こっちはアイゼンの前爪二本の刺さりが安定せず、立ち込みもいちいち恐々である。決まったと思えて膝で体を持ち上げるときは、本当、フリー齧っていて良かったと思う。

氷が割れてきたので休憩。脇の氷結した岩でトラバースの練習をするが、HTさんに比べて自分はアイゼン弾かれてしまって刺さっていないことが多いようだ。


(HT先生、ストレートシャフトのバイルで。上体が反ってアイゼン前爪に荷重)

さっきYTさんが登ってTRにしてもらったところは、上流から降りてきた山岳会がTRを張って練習していた。我々が残置して休憩していたのも悪いのかも知れないけれど、ロープが重なって擦れた状態でTR、ロワーダウン繰り返しているのはちょっと...。で、一周したら終わんのかなと思っていたらそうでもないので、割り込ませてもらって登った。今度はダブルアックスで。
足が見えないから刺さってんのか判らずに怖い怖い。TRなのでついつい雑になったのか、何度か足が外れてズルッとしてしまった。途中のバンドに上がるところは、上体がマントル気味になるので、足はさらに見えないし踵は上がり気味。ただ、氷の状態か、アックスの刺さりは良かった。AOさんから借りっぱなしのグリベルのAlp WingはクォークユーザのYTさんによると「意外と良く刺さる」そうで刺すのには苦労が無い(抜くのが大変だったけど)。
この滝を抜けて、その上もロープを張ってもらっていたので抜けて、TTさんと大滝ではない支沢を詰める。ひたすら上流を目指す気分は沢登り。半分埋もれた残置ロープを使いながらミックスを岩にガリガリしてゆくのは結構好き。最初の滝にくると、アイススクリューの跡が。TTさん登りたそう、少し後に到着したYTさんは更に登りたそうだったけれど時間足らず。ここでYTさんに一連の手順を教わる。
名残り惜しく本日終了。戻りながらもTYさんにバイルの振りを修正して頂いたり、教えられまくりな一日だった。


(支沢の滝、下部で)

自分としてはアルパインのためにアイスの技術を身につけたいわけで、今回のバイル一本で足メインでの壁の登下降はまず最初に慣れないといけないと感じた。また練習に来たいけれど、えーと、2月はあと2/23くらいしか空いてない。3月からGWまでは残雪期パラダイスを満喫したいのに、歩く体力維持、クライミング技術付けてと考えると休日が足りない。

落し物帰る

2008-02-01 01:29:39 | Weblog
先日の杣添尾根でパーティーメンバーの一人が落としたワカンが返って来ました。同行程で入山されていたタライさんが拾われて、このblogを見つけてご連絡を下さり、送って頂いたのです。昨年のサゴイ沢では、リーダーが拾った雨具をやはりネット経由で持ち主に辿り着き、手元に送り届けたという出来事もありました。web以前、usenetに投稿しているころからしみじみ思いますが、ネットワークは助け合いの精神で発展してきました。そして更にそんなことよりずっと前から、山屋は当たり前のようにそうだったんだなと。タライさんありがとうございます、ワカン以上にそういう暖かい人の心に気付かさせて下さったことに。

人って暖かい、特に厳冬期のテントの中では(爆)。