ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

ピッコロ舞台技術学校「OBのいま」④ 中村あすかさん

2020年02月20日 | 演劇学校・舞台技術学校

令和最初の合同卒業公演まで、あと2週間あまり。演劇学校生は稽古に、舞台技術学校生はプラン作りに製作にと日々頑張っているところです。

1年ぶりの『OBのいま』は、舞台技術学校27期(昨年度)の卒業生で『株式会社 俳優座劇場 舞台美術部』の中村あすかさんです。

 

『幼い頃から舞台人!?

物心がつく前からバレエやお箏などを習い、人前に立つことも多かった中村さんにとって舞台はすごく身近で大好きな場所でした。将来はバレリーナ?それとも箏演奏家?ご両親の期待をよそに、本人はカメラマン・小説家・警察官に憧れていたという、他の子どもたちと同じよう…な、(のかな?) まあ色んな夢を描いていました。

 

『VS嵐に・は要りません』

そんな中村さんが、初めて大道具に興味を持ったのは小学生のころ。大ファンだった”嵐”の番組を見て「あのセットはどんな風になってるんだろう?嵐のセットを作ってみたい!!」と…。クラスメイトたちがマネージャーやスタイリストなんかに憧れるなか、他の子どもたちと同じよう…(じゃないよね?)な、憧れを持ったのがはじまりでした。

 

『もちろん地元の大学に行く気はなかったです!』

その後、運命的な出会いや事件もなく地元愛媛の高校を普通に卒業し、関西の大学へ!かつて舞台美術に興味を持っていたとはいえ、特別にモノづくりに熱心だったわけでもなく、とにかく都会へ行きたいという一心で、神戸の大学で環境デザイン(建築関係)を学ぶことに。

キャンパスライフは楽しかったのですが、勉強では同級生たちと目指す方向性の違いに温度差を感じていました。子どもの頃なりたかった警察官を目指すも、身長が6cm足らず断念。そんな中、イベントスタッフのアルバイトとしてライブや演劇など生の舞台に触れる機会が多かったこともあり、改めてその魅力にとりつかれ、舞台美術の世界に挑戦してみようと思うようになりました。

目標は定まったものの、いざ勉強するとなると大変。なぜなら中村さんは、もう大学4年生だったからです。経験も知識もない! 時間は1年しかない! 並行して就活もしなくてはならない!と、なかなか無謀な挑戦…

1年で基礎から専門的な事まで学べるところは?と探してみつけたのが『ピッコロ舞台技術学校』。すぐに入学することを決めましたが、ここでも大学時代のような違和感を覚えるようだったら、その程度の夢だったのだとあきらめて、実家のみかん農家を継ごうと考えていました。

 

『ピッコロ面白いっ!、俳優座スゴイ!』

「ピッコロ舞台技術学校は期待していた以上に面白く実践的な場でした。わずか1年ではありましたが現場で必要な様々なことを学べた気がします。また同期生は、みんな個性的で舞台技術以外にも学ぶことが多く、社会に出る前のわたしには、とても参考になりました。」

そんな中、忙しい合間を縫って東京まで観に行った芝居の舞台セットが凄すぎて、これぞ運命の出会い!絶対仕事にするぞー!!…、とはならず、「自分には絶対作れない~」とドン引き。プロなんて無理無理!と諦めかけたのですが、他の舞台の色々なセットを見ているうち「これいいっ!」と思うものがすべて俳優座劇場舞台美術部の作品だったので、一生の思い出作りのつもりで受験したところ、驚異の倍率だった狭き門をくぐり抜け見事合格!まさかのプロの道が開けたのでした。

実際に演劇学校公演で使われる舞台美術を製作

 

FRIEND SHIP

昨年4月に無事入社を果たして1年。今は研修生として、図面から立体にしていく大工・背景・経師・造形の仕事をされています。出来たものを劇場やTV局で立て込み、バラしたりを決められた期間で巡回する毎日。1月からは造形課でスチロールを削ったり、鉄工作業で溶接などにも挑戦中です。「最初の頃は、常に筋肉痛で湿布が手放せないほど苦しんでいましたが、身体がついてきだすと仕事は楽しいです! 工場内で流れる打ち合わせの放送や台車に積まれているセットを見るだけでワクワクします!」と、なかなか充実の様子。

まだまだ勉強はこれからですが、中村さん曰く「将来は同業者に注目されるようなセットを作ってみたい。また同じように愛媛から出てきて役者として頑張っている友達が立つ舞台のセットを自分の手で作ってあげたい。」と夢を語ってくれました。

いまは、各部署をまわって いろんな作業に挑戦中!

 

『今、いちばんハマってることは~♪』

「そりゃあ、ゲームです! すみません(笑)」

毎日忙しくて大変そうですが、プライベートはちゃんと大事にしているようです。

「写真も好きなので休みの日には、街や動物園なんかに出かけていろんなものを撮ってます。でも渋谷や原宿みたいな街には、ほとんど行きません。」それはもったいない。せっかくの東京暮らしなのに…。

もはや趣味の域を超えているのでは?という中村さんが撮った写真

 

『後輩たちへ!舞台技術者を目指す人たちへ!』

「…って、まだコメントできるほどじゃないけど、この学校はすごくいいよ!ってことだけは言っておきたいです。私は小学校から大学まで学校というところに本当に何気なく通っていました。そんなわたしに”青春”を教え、あたえてくれたのが『ピッコロ舞台技術学校』です! 学校ってこんなに楽しいんだ! たくさんいる生徒の中のひとりでなく、“中村あすか”というひとりの人間として見てもらえる空間で学べたことが本当にうれしかったです。

普通の学校と違って、同級生の年齢や職業など、みんなバラバラの人たちと共に学び、本当にたくさんの刺激を受けました。

私にとっては、確実に何かが変わった学校でした。あなたもきっと何かを見つけられるんじゃないかと思います。

何年後かに同じステージ(現場)で出会えたらいいですね!」

 

 

◆過去に掲載された「OBのいま」もお読みいただけます。以下のリンクからどうぞ。

「OBのいま」① 渡辺 舞さん(舞台美術家・みらい舞台美術塾)

https://blog.goo.ne.jp/piccolo-town/e/35cba71e5ed9b9a72af6211de56d676f

 

「OBのいま」② 竹内哲郎さん(舞台照明家・株式会社ハートス)

https://blog.goo.ne.jp/piccolo-town/e/b774881da7ed9387da51e4ab406f6aaa

 

「OBのいま」③ 岩花さとみさん(舞台照明家・株式会社ハートス)

https://blog.goo.ne.jp/piccolo-town/e/f24a46b2363b701789b9c942de0e19c0

 

◆ピッコロ演劇学校・舞台技術学校

http://hyogo-arts.or.jp/piccolo/school/index.php

 


エッセイ『犬と私の物語』⑥

2020年02月19日 | ピッコロ劇団員

ピッコロ劇団第66回公演/ピッコロシアタープロデュース『夢をみせてよ』関連企画

エッセイ『犬と私の物語』

応募作品の中のいくつかを、随時こちらのブログに掲載いたします。

また『夢をみせてよ』公演期間中、会場内ロビーで掲示し、各賞を発表します。

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「ワンコが導いてくれる出会いに感謝」  

                    中野由紀子

 

​大切なワンコの名前は、ポポ。あと少しで13歳のお誕生日と言う矢先に突然の別離。

悲しみの中、ペットショップで出会った真っ白な仔犬は、抱き上げると一生懸命にペロペロと私を舐め人懐っこい瞳で見つめてるその仔犬は、私の大切なパートナーになりました。

名前は、大好きな魔女の宅急便からキキ。

好奇心旺盛で何事にも一生懸命に誰からも愛される主人公の様にと。その名前の通りにキキを通して沢山の出会いがありワクワクする様な出会い、色々と学んだ出会い、優しい暖かい気持ちになる出会い。どれも素晴らしい出会いです。

これからもかけがえのない時間を一緒に過ごしキキが導く扉の先の幸せな出会いを好奇心いっぱいに楽しみたいです。

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<エッセイ募集要項>

内容:「犬と私の物語」をテーマにしたエッセイ

資格:どなたでも

応募方法:

① 作品タイトル(題名) 

② 400文字以内の本文

③ 氏名、もしくはペンネーム

※写真(ご希望の場合のみ。1MB以下のjpgでメール添付)

メール本文に①②③を記入し、写真がある場合は添付の上、メール送信でご応募ください。

送り先:ピッコロシアター theater@hyogo-arts.or.jp

@hyogo-arts.or.jp からの返信メールが受信できる設定にしておいてください。

募集締切:2020年2月22日(土)

公開期間:随時、ブログ「今日のピッコロ」に掲載

2020年2月28日(金)~3月1日(日)公演会場内ロビー掲示

各賞授賞:会場掲示作品の中から各受賞作品を決定し、公演当日、著者からお申し出があった場合、プレゼントを贈呈します。

選考方法:掲載・掲示・各受賞作品の選考はピッコロ劇団事務局が行います。

 

・応募に際してご提供いただいた個人情報は、ピッコロシアターからの連絡以外には使用せず、他に提供することはございません。

・応募は未発表のオリジナル作品に限ります。第三者の権利侵害に関わることがらについては応募者の責任となります。

・応募作品は、ブログ掲載と会場掲示に限定して使用するもので、その他に使用する場合は、著者の許諾の上で行います。

 

<お問い合わせ> 

兵庫県立ピッコロ劇団  〒661-0012  兵庫県尼崎市南塚口町3-17-8
TEL  06-6426-8088   FAX  06-6426-1943   

「夢をみせてよ」詳細 http://hyogo-arts.or.jp/piccolo/event/detail/?id=289


エッセイ『犬と私の物語』⑤

2020年02月18日 | ピッコロ劇団

ピッコロ劇団第66回公演/ピッコロシアタープロデュース『夢をみせてよ』関連企画

エッセイ『犬と私の物語』

応募作品の中のいくつかを、随時こちらのブログに掲載いたします。

また『夢をみせてよ』公演期間中、会場内ロビーで掲示し、各賞を発表します。

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おもみ          

          ケンケン

 

実家の住人・・・いや住犬か。

「れん」

ほぼ間違いなくダックスフント。

推定9歳。

実家に来て大体7年程。

 

父が獣医というのもあり、自分がこの世に生を受けてこの方、実家に人間しかいない瞬間が無い。

捨てられた子。

飼い主が亡くなった子。

先天的な病気を持った子。

理由は様々だが、とにかく実家の一員となった生命は数え切れない・・・ちょっと言い過ぎか、とにかく多い。

生きるということ。

死ぬということ。

おそらく無邪気で残酷であった幼い自分に、これでもかと実感を叩き込んでくれたのは彼らである。

 

おかしな生物愛護が叫ばれる昨今。

胸に手を当てて。

その手で心を鷲掴みにして。

直ぐ目の前の生命とちゃんと向き合っているかと問う。

 

病院の扉の前にふらっと現れ、飼い主も見つからず、懐っこさからいつの間にか病院の看板犬となり、やはりいつの間にか実家の住犬となって・・・自分の腕の中でリラックスする「れん」はちょっと好物の煮干し臭くて温かくて・・・。

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<エッセイ募集要項>

内容:「犬と私の物語」をテーマにしたエッセイ

資格:どなたでも

応募方法:

① 作品タイトル(題名) 

② 400文字以内の本文

③ 氏名、もしくはペンネーム

※写真(ご希望の場合のみ。1MB以下のjpgでメール添付)

メール本文に①②③を記入し、写真がある場合は添付の上、メール送信でご応募ください。

送り先:ピッコロシアター theater@hyogo-arts.or.jp

@hyogo-arts.or.jp からの返信メールが受信できる設定にしておいてください。

募集締切:2020年2月22日(土)

公開期間:随時、ブログ「今日のピッコロ」に掲載

2020年2月28日(金)~3月1日(日)公演会場内ロビー掲示

各賞授賞:会場掲示作品の中から各受賞作品を決定し、公演当日、著者からお申し出があった場合、プレゼントを贈呈します。

選考方法:掲載・掲示・各受賞作品の選考はピッコロ劇団事務局が行います。

 

・応募に際してご提供いただいた個人情報は、ピッコロシアターからの連絡以外には使用せず、他に提供することはございません。

・応募は未発表のオリジナル作品に限ります。第三者の権利侵害に関わることがらについては応募者の責任となります。

・応募作品は、ブログ掲載と会場掲示に限定して使用するもので、その他に使用する場合は、著者の許諾の上で行います。

 

<お問い合わせ> 

兵庫県立ピッコロ劇団  〒661-0012  兵庫県尼崎市南塚口町3-17-8
TEL  06-6426-8088   FAX  06-6426-1943   

「夢をみせてよ」詳細 http://hyogo-arts.or.jp/piccolo/event/detail/?id=289


エッセイ『犬と私の物語』④

2020年02月16日 | ピッコロ劇団

ピッコロ劇団第66回公演/ピッコロシアタープロデュース『夢をみせてよ』関連企画

エッセイ『犬と私の物語』

応募作品の中のいくつかを、随時こちらのブログに掲載いたします。

また『夢をみせてよ』公演期間中、会場内ロビーで掲示し、各賞を発表します。

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今はどうしてるかな、、、

                   苺

​チャックは、ビーグル犬で奈良で鹿狩りをしてたお母さんから生まれてきたワンコで、生後1ヶ月の時に母が連れ帰ってきました。​

​まだ早い時期に親から離れてしまったので、目覚まし時計のカチカチの音が、胎内にいてた音に似てるからって教えてもらって、ずっと時計をそばにおいて、ミルクを飲ませたり、離乳食を食べさせたり…​

そんなチャックも月日と共に元気にスクスクと育っていき、ただ困ったのは、なんでもガジガジ、玄関マットも食卓の椅子も、ガジガジして、椅子は綺麗にパンツの形に仕上げてくれるほどでした。​

お野菜をいただいて、少しの間玄関に置いてたら、家中芝生のように撒き散らしたり​

そんなチャックに振りまわされながら、賑やかな毎日を楽しみながら過ごしてました​。

​月日は経ち、チャックも14歳に、、​

だんだん足腰が弱ってきて、穏やかな毎日を過ごしてたのですが、そんな時に母が病気に、、​

​そして、チャックは、母の葬儀の日に、、、​

​母はすごく寂しがりやさんだったので、きっと寂しくないように一緒にお空に、、​

​チャック、ありがとう​

​今も、ふと、どうしてるのかなって思い出します。​

笑顔でいてくれたらいいな。

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<エッセイ募集要項>

内容:「犬と私の物語」をテーマにしたエッセイ

資格:どなたでも

応募方法:

① 作品タイトル(題名) 

② 400文字以内の本文

③ 氏名、もしくはペンネーム

※写真(ご希望の場合のみ。1MB以下のjpgでメール添付)

メール本文に①②③を記入し、写真がある場合は添付の上、メール送信でご応募ください。

送り先:ピッコロシアター theater@hyogo-arts.or.jp

@hyogo-arts.or.jp からの返信メールが受信できる設定にしておいてください。

募集締切:2020年2月22日(土)

公開期間:随時、ブログ「今日のピッコロ」に掲載

2020年2月28日(金)~3月1日(日)公演会場内ロビー掲示

各賞授賞:会場掲示作品の中から各受賞作品を決定し、公演当日、著者からお申し出があった場合、プレゼントを贈呈します。

選考方法:掲載・掲示・各受賞作品の選考はピッコロ劇団事務局が行います。

 

・応募に際してご提供いただいた個人情報は、ピッコロシアターからの連絡以外には使用せず、他に提供することはございません。

・応募は未発表のオリジナル作品に限ります。第三者の権利侵害に関わることがらについては応募者の責任となります。

・応募作品は、ブログ掲載と会場掲示に限定して使用するもので、その他に使用する場合は、著者の許諾の上で行います。

 

<お問い合わせ> 

兵庫県立ピッコロ劇団  〒661-0012  兵庫県尼崎市南塚口町3-17-8
TEL  06-6426-8088   FAX  06-6426-1943   

「夢をみせてよ」詳細 http://hyogo-arts.or.jp/piccolo/event/detail/?id=289


エッセイ『犬と私の物語』③

2020年02月15日 | ピッコロ劇団

ピッコロ劇団第66回公演/ピッコロシアタープロデュース『夢をみせてよ』関連企画

エッセイ『犬と私の物語』

応募作品の中のいくつかを、随時こちらのブログに掲載いたします。

また『夢をみせてよ』公演期間中、会場内ロビーで掲示し、各賞を発表します。

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ありがとう          

         プリンママ

 

独り暮らしの私の元に突然5歳のプリンはやってきた!生活が一変した。

毎晩夜泣きで寝不足に、元々犬は好きではなく触るのも苦手な私には苦痛だった。

姉の事情でしょうがなく引き取ったが後悔もした。

しかし、夜泣きもおさまり段々楽しく可愛く思えてきた、友情が芽生えてきたようにも思えた。

実家で姉達に会ったときでも、私の元から離れなくて絆を感じれた!

一緒に旅行したり、ワンコ友達もたくさん出来てきて掛替えのない存在となった。

そして毎日が、楽しくて幸せな日々を過ごせていた時、別れは突然にきたのだった。

いつものように散歩してトリミングして夕方ゆっくりしていたら、咳がでだして病院へ。

肺炎と言われた。16歳半。覚悟しないといけなかった。

姉家族も駆けつけ家で見送ってあげれた。最後に皆で抱いてあげれた。

プリンを見送った次の日、声がまだ聞こえてくる足元を探してしまう、ハウスをみてしまう。もういないのに、、

プリンはたくさん私を幸せにしてくれた心を豊かにしてくれた、プリンありがとう。

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<エッセイ募集要項>

内容:「犬と私の物語」をテーマにしたエッセイ

資格:どなたでも

応募方法:

① 作品タイトル(題名) 

② 400文字以内の本文

③ 氏名、もしくはペンネーム

※写真(ご希望の場合のみ。1MB以下のjpgでメール添付)

メール本文に①②③を記入し、写真がある場合は添付の上、メール送信でご応募ください。

送り先:ピッコロシアター theater@hyogo-arts.or.jp

@hyogo-arts.or.jp からの返信メールが受信できる設定にしておいてください。

募集締切:2020年2月22日(土)

公開期間:随時、ブログ「今日のピッコロ」に掲載

2020年2月28日(金)~3月1日(日)公演会場内ロビー掲示

各賞授賞:会場掲示作品の中から各受賞作品を決定し、公演当日、著者からお申し出があった場合、プレゼントを贈呈します。

選考方法:掲載・掲示・各受賞作品の選考はピッコロ劇団事務局が行います。

 

・応募に際してご提供いただいた個人情報は、ピッコロシアターからの連絡以外には使用せず、他に提供することはございません。

・応募は未発表のオリジナル作品に限ります。第三者の権利侵害に関わることがらについては応募者の責任となります。

・応募作品は、ブログ掲載と会場掲示に限定して使用するもので、その他に使用する場合は、著者の許諾の上で行います。

 

<お問い合わせ> 

兵庫県立ピッコロ劇団  〒661-0012  兵庫県尼崎市南塚口町3-17-8
TEL  06-6426-8088   FAX  06-6426-1943   

ピッコロシアターHP http://hyogo-arts.or.jp/piccolo

「夢をみせてよ」詳細 http://hyogo-arts.or.jp/piccolo/event/detail/?id=289


エッセイ『犬と私の物語』②

2020年02月11日 | ピッコロ劇団

ピッコロ劇団第66回公演/ピッコロシアタープロデュース『夢をみせてよ』関連企画

エッセイ『犬と私の物語』

応募作品の中のいくつかを、随時こちらのブログに掲載いたします。

また『夢をみせてよ』公演期間中、会場内ロビーで掲示し、各賞を発表します。

 

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「名前を忘れた犬」 坂本潤也

 

小学校に上がった頃、向かいの家のマキちゃん一家が引越した。うちの家と路地を挟み、庭も塀も生け垣もなく向かいあった、お互い戸建ての借家住まいだった。

一家では犬を飼っていた。秋田犬の雑種かなにかで結構大きく、小屋もたぶん一畳くらいの広さだった。私はしばしばもぐりこんでは、犬と一緒にゴロゴロしたりして楽しんでいた。

一家が引越した後も、その犬と犬小屋は何故かそのままだった。また迎えにくるのかなと思いながら、相変わらず時々犬小屋にもぐりこんではゴロゴロして遊んでいた。

しばらくした頃、学校の帰りに公民館の広場で、マキちゃんちの犬が繋がれているのをみつけた。犬の予防接種で保健所が来る日だったのだ。

名前を呼ぶと、向こうも気がついたようで尻尾を振ってきた。それだけで帰宅したのだが、結局犬は小屋に戻ってこなかった。

自分はその時に呼びかけた犬の名前を、とうに忘れてしまったけど、マキちゃんはまだ覚えているのかな。

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<エッセイ募集要項>

 

内容:「犬と私の物語」をテーマにしたエッセイ

資格:どなたでも

応募方法:

① 作品タイトル(題名) 

② 400文字以内の本文

③ 氏名、もしくはペンネーム

※写真(ご希望の場合のみ。1MB以下のjpgでメール添付)

メール本文に①②③を記入し、写真がある場合は添付の上、メール送信でご応募ください。

送り先:ピッコロシアター theater@hyogo-arts.or.jp

@hyogo-arts.or.jp からの返信メールが受信できる設定にしておいてください。

募集締切:2020年2月22日(土)

公開期間:随時、ブログ「今日のピッコロ」に掲載

2020年2月28日(金)~3月1日(日)公演会場内ロビー掲示

各賞授賞:会場掲示作品の中から各受賞作品を決定し、公演当日、著者からお申し出があった場合、プレゼントを贈呈します。

選考方法:掲載・掲示・各受賞作品の選考はピッコロ劇団事務局が行います。

 

・応募に際してご提供いただいた個人情報は、ピッコロシアターからの連絡以外には使用せず、他に提供することはございません。

・応募は未発表のオリジナル作品に限ります。第三者の権利侵害に関わることがらについては応募者の責任となります。

・応募作品は、ブログ掲載と会場掲示に限定して使用するもので、その他に使用する場合は、著者の許諾の上で行います。

 

<お問い合わせ> 

兵庫県立ピッコロ劇団  〒661-0012  兵庫県尼崎市南塚口町3-17-8
TEL  06-6426-8088   FAX  06-6426-1943   

ピッコロシアターHP http://hyogo-arts.or.jp/piccolo


【第22回関西現代演劇俳優賞を受賞】森万紀

2020年02月07日 | ピッコロ劇団員

ピッコロ劇団第65回公演『ブルーストッキングの女たち』〈作=宮本研、演出=稲葉賀恵(文学座)〉の松井須磨子・ノラ役の演技により、劇団員の森万紀が、第22回関西現代演劇俳優賞女優賞を受賞することになりました。

 

(撮影:森口ミツル)

 

ご観劇いただいた皆様、サポートクラブの皆様、関係各位に厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

後日、授賞式の様子をご紹介いたします。


『夢をみせてよ』製作発表会見を行いました

2020年02月01日 | ピッコロ劇団

先日、尼崎市内にてピッコロ劇団第66回公演 ピッコロシアタープロデュース『夢をみせてよ』の製作発表会見を行いました。

 

作の岡部尚子さん(空晴)、演出の内藤裕敬さん(南河内万歳一座)、客演の小川菜摘さん、一木美貴子さん(プロジェクトKAI)、ピッコロ劇団から原竹志と金田萌果が出席しました。

 

岡部さんと内藤さんが作&演出のタッグを組むのは今回が初めて。それぞれ執筆の想いや、演出の構想をお話いただきました。また客演の小川さんには、ご自身の愛犬とのエピソードを交えながら、上演への意気込みを語っていただきました。

 

ピッコロ劇団の原と金田は、作中に登場する「劇団グランデ」の劇団員役で出演。

一木さんは、第60回公演『マルーンの長いみち~小林一三物語~』に続き、関西俳優陣として2度目のピッコロシアタープロデュース公演への出演です。

 

後列左から 内藤裕敬さん、岡部尚子さん

前列左から 一木美貴子さん、小川菜摘さん、原竹志、金田萌果

 

公演まで4週間。プロデュース公演ならではの多彩なカンパニーで舞台を創っていきます!

 

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兵庫県立ピッコロ劇団第66回公演 ピッコロシアタープロデュース

『夢をみせてよ』

作=岡部尚子(空晴) 演出=内藤裕敬(南河内万歳一座)

228日(金)19:00

29日(土)11:0016:00

31日(日)11:0016:00

兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

公演情報は こちら