『みちしるべ』 by 阪神間道路問題ネットワーク

1999年9月創刊。≪阪神道路問題ネット≫交流誌のブログ版。『目次』のカテゴリーからの検索が便利。お知らせなども掲載。

『みちしるべ』**初夢が正夢に**<2001.1. Vol.9>

2006年01月03日 | 芦屋道路問題ネットワーク

芦屋道路問題ネットワーク 三木 悦子

 明けましておめてとうございます。

 新世紀となり明るい未来が開けて欲しいと頭からはなれない日常であったせいでしょうか。初夢に街づくりの構想が浮かんできました。

 私の住んでいる町は翠ヶ丘と名のとおり丘陵地です。東隣の西宮市大谷町は昔、清水谷といって谷川だったそうです。翠ヶ丘町の西の方はずーっと下り坂が宮川まで続いています。海抜何メートルか分かりませんが現在公園のある地点には、東から西からも南からも自転車に乗ったままで登るのは無理で降りてしまう位、高台地です。丘を切り崩すことなく住宅地として開かれた街ですから大木が各所に残り、昔の面影をとどめています。春には鶯の声を聞き、夏は蝉しぐれで目を覚まし、百舌鳥のけたたましい鳴き声で秋から冬の到来を知る阪神間では数少ない自然環境が残っている閑静な住宅地です。

 その真ん中、住宅が建ち並んでいる道無き所に物流ルートの幹線道路が計画され、環境の悪化は万人の認めるところであり、住民の立場では反対の声を挙げるのは当然の原理でしょう。しかし願いとは逆に芦屋市は山手幹線建設に必死の構えで地権者と交渉しています。その結果大部分は買収済みです。頑張って後に残っていた方々もいたたまれず弱腰の様子です。地権者と後に残る住民とは立場が全く違いますからしかたのない現実ですが、残念無念です。

 21世紀は、環境問題をグローバルに考える時代にきています。芦屋市の行政マンも柔軟な頭に切り替える時期がきているはずです。目覚めて下さい。当地は地形的に急な坂道であり自動車がエンジンをふかして走行する騒音、大気汚染、また雨天のスリップ、冬季の凍結などによる交通事故など、問題をたくさんかかえています。それらの問題点を全面的に解決して納得できるまで、市側と話し合いを続けたいと願っています。

 さて、前書きが長くなりましたが、私の初夢を申し上げます。翠ヶ丘町の東端から親王塚町の中程まで掘割形式にしてシェルターをかぶせて高台になっている公園を中心に盛り土して南北道は山手幹線に対し立体交差となし、盛り土部分はすべて公園にして、防災倉庫を設置し、緊急時には避難地とし、平時は憩いの場、幼児から高齢者までが利用してゆとりのある生活のできる街づくりで、今後の都市環境をリードする技術を発揮し、片隅のポケットパークには環境監視センターを設置して、常時データを発表すること。できれば、今の公園にある大木は残したいので、トンネル方式で工事してほしい。

 以上の構想を読んでシェルターの出□付近の方から大気汚染について異論が出るかもしれません。昨今、科学技術の発達により解明されつつあるそうですが、土壌バクテリアに大気汚染物質の清浄作用あると発表している学者もあると聞きましたから、これら技術を適用すればご心配無用となるでしよう。

 これらが私の初夢ですが、夢でなく実現してほしいと、切に願う気持ちでいっぱいです。

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