『みちしるべ』 by 阪神間道路問題ネットワーク

1999年9月創刊。≪阪神道路問題ネット≫交流誌のブログ版。『目次』のカテゴリーからの検索が便利。お知らせなども掲載。

『みちしるべ』横断車道(67)**<2012.11. Vol.75>

2012年11月06日 | 横断車道

朝から晩まで、ほぼデスクワーク。気晴らしに外食したのを除いて、2日も続いた。ご多分に漏れず、パソコンとニラメッコである。溜まった仕事を一気に済ませる結果ではある▼インターネットの進化は加速的で、昨今、総ての事が網羅される。調べだすと限がない。これにハマると、ネット中毒症ということになるのかも。学業・生業は仕方なく社会と付き合うが、趣味の世界はネットの中。で、殆どの生活がそうなってしまう。バーチャルリアリティーだ▼本来、ヒトは社会的動物である。いくら社会との付合いを否定しても、関わらずに済まない。働くこと、学ぶことなど、社会的存在である。それを否定しては、生き辛くなって、結局のところ心療内科のお世話になることに……▼家庭崩壊やクラス崩壊の一因になっているような気がする。携帯電話がスマートホンに、急速に転換しつつある。スマホは携帯するパソコンに、電話機能が付いたものだそうだ。電車に乗っていると、携帯電話電源OFF車両でも、優先座席でも、スマホ画面上で指を滑らせている▼還暦を過ぎた者にとって、一歩部屋を出ると、他者とのお付合いがある。社会での生活が、殆どを占めることになる。バーチャル空間の入り込む隙は、殆ど無いと言っていい。ところが、若者の中には、スマホが無くなると生きて行けないという実態があるらしい▼ネット社会を有効に利用しているのであろうが、行き過ぎという事も無いではない。ある若手事業家の話であるが、スタッフには二通りあるという。一つは、仕事を覚えて独立してゆく者。一方は将来ずっと、雇われていたいという者だという。後者が圧倒的に多いらしい。中小業者にとって、どんどん独立してもらわねば、その職種では、高給の従業員を抱えて行けないという。他の業種を併設せねば……、と悩んでいた▼行き着いた職種と職場で、条件が如何とも、すがりつくしかない若者が多い現状を知った。経済社会の歪みがそうさせるのであろうが、空想空間で漂い、現実社会と向き合いたくない、若者なのだろうか▼ところで、旧態依然の組織が、ネットを忌嫌う傾向にあるのも、困ったものだ。組織連絡をメールで済ませられない。HPやブログの活用ができない。twitterやface bookのアカウントもないなど、現代社会のスタンダードに付いて行けない。これも問題であろう。若者と足して2で割る事は出来ないものか?そういえば、「みちしるべ」の電子版はないが…… (コラムX)

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