アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

資源供給で関係強化確認 日・パプア首脳会談 (時事通信)

2014年07月10日 | オセアニア諸国二ュース
資源供給で関係強化確認 日・パプア首脳会談
(時事通信 2014/07/10-16:49)

【ポートモレスビー時事】オセアニア歴訪中の安倍晋三首相は10日午後(日本時間同)、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーでオニール首相と会談した。6月に同国から液化天然ガス(LNG)の日本への供給が始まったことを踏まえ、両国の関係強化を確認する。
 安倍首相は会談で、太平洋戦争で犠牲になった旧日本軍兵士らの遺骨収集への協力を要請。先般閣議決定した集団的自衛権の行使容認の憲法解釈変更についても説明し、オニール首相の理解を得たい考えだ。
 日本の首相がパプアニューギニアを訪れるのは、1985年の中曽根康弘元首相以来29年ぶり。


豪外相、対中で妥協しない 「立場を明確にする」 (時事通信)

2014年07月10日 | オセアニア諸国二ュース
豪外相、対中で妥協しない 「立場を明確にする」
時事通信 2014/07/10-14:13)

【シドニー時事】オーストラリアのビショップ外相は、中国が海洋進出の動きを強めていることに関して「国益を損なう事態が起きた際は立場を明確にする必要がある」と述べ、前労働党政権のように妥協せず、対立も辞さないとの姿勢を強調した。10日付のシドニー・モーニング・ヘラルド紙とのインタビューで語った。
 安倍晋三首相が今週、豪州を訪問し、アボット首相と安全保障分野での連携強化を確認した。中国を刺激すると懸念する声も上がっているが、ビショップ外相は、平和や自由主義、法の支配を守るため、必要なら中国と向かい合うと断言した。


中国貿易統計、6月は輸出入ともに予想下回る伸び ( ロイター )

2014年07月10日 | 中国バッタ屋経済の終焉
中国貿易統計、6月は輸出入ともに予想下回る伸び
ロイター 2014年 07月 10日 16:01 JST

[北京 10日 ロイター] - 中国税関当局が発表した6月の貿易統計は、前月から改善したものの、輸出入ともに伸び率は市場予想を下回った。中国が景気安定化と今年の経済成長率目標達成のために追加刺激策を打ち出すことを余儀なくされるという市場の見方を強めた。

輸出は前年同月比7.2%増。伸び率は5月の7%から加速し、5カ月ぶりの大きな伸びとなった。輸入は同5.5%増と、5月の1.6%減から増加に転じた。

貿易収支は316億ドルの黒字。5月は359億ドルの黒字だった。

市場予想は輸出が前年比10.6%増、輸入は同5.8%増。貿易収支は、350億ドルの黒字になると見込まれていた。

1─6月の貿易総額は前年同期比1.2%の伸びにとどまった。

税関当局は第3・四半期の輸出の伸びが第2・四半期を上回るとの見通しを示した。

中国国際経済交流センターのエコノミスト、王軍氏は、「下半期の景気回復にはさらなる政策支援が必要だ。安定した回復の基盤がないから だ」と述べた。

税関当局の報道官は記者会見で、7.5%増という今年の貿易総額の目標を達成するには、抜本的な手を打つ必要があると指摘。 この報道官は記者会見で、下期の貿易の伸び率が、上期と比べて大幅に改善するとの見方を示した。

申銀万国証券(上海)のエコノミスト、李慧勇氏は2014年の貿易総額の目標が未達に終わる可能性があると指摘。「輸出と輸入を合わせた貿易総額が2014年は前年比5%増になる」との予想を示した。

6月の輸出の内訳は、米国向けが7.5%増と5月の6.3%から加速。欧州連合(EU)向けは13.1%増と、前月の13.4%増からやや鈍化した。

米中対話開幕、長年の対立終結を呼び掛け (AFP通信)

2014年07月10日 | 東アジアニュース
米中対話開幕、長年の対立終結を呼び掛け
(AFP通信 2014年07月09日 17:31 発信地:北京/中国)

 【7月9日 AFP】米中閣僚らが出席し年に1回行われ、今回で6回目となる米中戦略経済対話(Strategic and Economic Dialogue)が9日、中国・北京(Beijing)で始まり、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は米中の長年の対立関係の打破を呼び掛けた。

 習主席は、2日間の日程で北京で始まった協議の冒頭で、両国の歴史と文化の違いを考慮に入れれば「中国と米国が異なる意見を持っていることや、特定の問題について衝突さえすることは自然」と語った上で、対話と協力の必要性を強調した。

 第6回米中戦略経済対話は、中国と近隣諸国の海洋の権利などをめぐる対立がこの数か月激化し、米国がサイバーセキュリティーや中国によるハッキングに懸念を高める中で始まった。

 「われわれの利害はかつてないほど相互連結している」と習主席は述べ、「(米中両国は)協力によって得をし、対立によって損をする」と主張。「われわれが対立すれば、両国そして世界が災いに見舞われる」と続け、「避けられない対立という古い型を打破するべきだ」と呼び掛けた。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は協議の開幕にあわせて声明を寄せ、「米国と中国はあらゆる問題で意見が一致するとは限らない」と同意した上で、それゆえに「両国の違いを率直に表明する一方で、共通の課題、相互責任、一致する利害をめぐり、関係を構築する必要がある」と呼び掛けた。

 米側のジョン・ケリー(John Kerry)国務長官とジャック・ルー(Jack Lew)財務長官は、中国との関係を強化する「新しい型」を構築する意思が米国にはあると表明した。


 米国、中国の台頭を歓迎

 ケリー国務長官は、中国側の懸念に触れ「米国は中国の封じ込めを狙ってはいない。われわれは、地域の安定と発展に貢献し、国際問題に責任ある役割を果たす平和で安定して繁栄する中国を歓迎する」と述べた。

 さらに同長官は、「個別の問題では相違があるかもしれないが、その相違を全体の戦略と解釈してはならない」と、強調した。

 習主席は領有権問題について直接は言及しなかったが、中国が「近隣諸国およびその外側の国々と友好的な関係」を樹立することに取り組んでいると繰り返し述べた。

 ケリー国務長官は、インターネットの利用と保護に関するルール策定のため、中国にサイバーセキュリティー作業部会の復活を呼び掛ける方針。(c)AFP/Jo Biddle